2020/06/10スタッフブログ

ロジェデュブイの買取について | かんてい局つくば店

ロジェ・デュブイの買取について｜質屋かんてい局つくば店

こんにちは、かんてい局つくば店です。

本日は、他の高級時計に比べ創業からあまり時間が経過しておりませんが、自社製ムーブメントを製造しマニュファクチュールを名乗っている、新興ブランドのひとつであるロジェ・デュブイについてお話してまいります。

ロジェ・デュブイのたどってきた歴史や魅力あふれる時計を紹介してまいります。

そんな魅力あふれるロジェ・デュブイの時計を、かんてい局つくば店では買取強化しております。

もしお手元のロジェ・デュブイの時計を買取してもらおうか悩んでいるお客様がいらっしゃれば、是非かんてい局つくば店までご来店ください。

↓↓お店の場所はココ↓↓

茨城県最大の質屋かんてい局つくば店

※つくば市松代の交差点からすぐ！ステーキのあさくまさんのすぐ近くに御座います☆

ロジェ・デュブイの歴史

まずはじめに、ロジェ・デュブイの歴史をお話ししてまいります。

ロジェ・デュブイの創業

ロジェ・デュブイの創業者は、繊維業界で大成功したカルロス・ディアスと天才時計師と言われていたロジェ・デュブイの二人です。大の時計愛好家でもあったカルロス・ディアスは、自分の理想とする時計を生み出すために優秀な時計師とパートナーを組みたがっていました。そこに現れたのが、パテックフィリップでコンプリケーション時計を担当し独立していた天才時計師のロジェ・デュブイでした。二人は1980年代に出会い、1995年に創業するに至りました。

ロジェ・デュブイの時計の発展

1995年の創業後、ロジェ・デュブイは、1999年には初の完全自社設計で、かつ製造した機械式ムーブメントを実現させました。ロジェ・デュブイが他のブランドと一線を画しているところは、初代の時計のモデルから一貫して、最高級の時計であることを示すジュネーブ州認定の「ジュネーブシール」を自社の全てのムーブメントに取得しているという点です。すべてのムーブメントでジュネーブシールを取得したブランドは、当時はロジェ・デュブイだけでした。

ジュネーブ・シールの紹介

ジュネーブシールがどんなものかと言いますと、スイスのジュネーブ州、ジュネーブ市が定めた法律と基準に則して腕時計のムーブメントを品質検定し、合格したムーブメントに与えられる称号です。

歴史は非常に古く、1886年から続いております。今現在においても、スイス時計の伝統的な製造技術を駆使した、最高級の腕時計にしか与えられない称号の為、非常に価値があります。

また、この称号の基準の中に、「組み立て、最終検査、調整はジュネーブ州の職人が行われなくてはいけない」という条項が入っているため、ジュネーブシールを有しているムーブメントは、ジュネーブにて製造されたという原産地の確認をすることが出来るのです。

ジュネーブシールには検査が通った日付の記載もありますので、だれが見てもわかりやすいものになっております。

最高級の時計の証でもあるジュネーブシールを全部のモデルにつけるという、それまでの時計業界にはなかったことをやってのけたロジェ・デュブイは、ここから更に様々な時計を生み出していきます。

現在までにロジェ・デュブイは、創立以降33種類の機械式ムーブメントを開発・製造してきましたが、それら全て1品番につき最大でも28本しか製作してきませんでした。その点が正にロジェ・ブデュイのこだわりであり、ロジェ・デュブイにとっては、全ての時計がコレクターアイテムであり、限定製作の時計であるということがお分かりしていただけることでしょう。

リシュモン・グループへの参入

他のブランドを大きく突き放すような圧巻の時計技術を強みにして時計業界に衝撃を巻き起こしたロジェ・デュブイは、創業してから10年以上もの間独立した資本を続けてきました。

しかし、これまでのような非常にレベルの高い品質を保ちながら、顧客からの多くのリクエストに応え続けることはロジェ・デュブイにとっても困難な作業となりました。

そこでロジェ・デュブイが2008年にとった選択は、ジュエリー、時計、ファッションブランドの運営会社を傘下に保有し、ラグジュアリーブランド市場では世界第2位のグループである「リシュモン・グループ」の傘下に入るというものでした。

これを行ったことにより、時計の製造体制を更に進化させて、品質のブラッシュアップをすることに成功いたしました。ロジェ・デュブイにとって新しい時代に突入した瞬間でもあります。

その後のロジェ・デュブイ

2008年のリシュモン・グループへの加入を果たした後も、ロジェ・デュブイの開発の熱は収まることなく続きます。2011年から2015年にかけては様々なムーブメントやコレクションを発表しました。その中でも特に注目されたのが、4つのテンプと5つのディファレンシャルを用いるという新たなアプローチを実現させた最初のキャリバー、Quatuor RD101でした。また、ロジェ・デュブイにとってのアイコンであるエクスカリバーコレクションには、エクスカリバー36、エクスカリバー42、画期的なスケルトンウォッチであるエクスカリバースパイダーが展開されました。

この後、ロジェ・デュブイは二つのコレクションをメインにするようになります。1つは上記でも記しましたが、力強いデザインと優れたメカニズムで伝統的な時計製造と画期的なデザインを結び付けたエクスカリバーコレクションです。もう一つは、魅力的なデザインと洗練されたメカニズムに富み、それによるカリスマ性とお洒落な芸術的アプローチを特徴としたベルベットコレクションです。

2017年には、ムーブメントの地板やブリッジ、トゥールビヨンのアッパーキャリッジに至るまで全てカーボンにて製作されたタイムピースであるワールドプレミア、エクスカリバースパイダーカーボンや、ビレリやランボルギーニといったモータースポーツのメーカーの協力によって創り上げられた新しいタイムピース、エクスカリバーアヴェンタドールSとエクスカリバースパイダービレリの、合計3種類のタイムピースを発表いたしました。

一方で、創業者の一人で、ロジェ・デュブイの革新的な時計製作を支えてきたロジェ・デュブイ氏が10月に逝去しました。

それでもロジェ・デュブイは、2018年以降も革新的なタイムピースを発表し続けており、創業者の意思をこれからも引き継いでいくことでしょう