2020/05/30スタッフブログ

スカイドゥエラーの買取について | かんてい局つくば店

スカイドゥエラーの買取について｜質屋かんてい局つくば店

こんにちは、かんてい局つくば店です。

今回はロレックスの数あるラインナップのラインナップの中から、スカイドゥエラーについてお話してまいります。

世界中を飛び回る旅客器のパイロットや旅行者の方にとって最適な時計となるスカイドゥエラーはいつ頃誕生したのか、生みの親のロレックスはどのような歴史をたどってきたのかについて詳しく見てまいります。

そんな魅力あふれるロレックスのスカイドゥエラーを、かんてい局つくば店では積極的に買取を行っております！

スカイドゥエラーを買取してもらおうか悩んでいるお客様がいらっしゃれば、是非かんてい局つくば店までご来店ください！

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ロレックスとスカイドゥエラーの歴史

でははじめに、ロレックスの歴史とスカイドゥエラーの誕生の経緯についてお話ししてまいります。これを読んでいただいて、少しでもロレックスやスカイドゥエラーに興味を持っていただければ幸いです。

ロレックスの歴史

ロレックスの歴史は、1905年に創業者のハンス・ウィルスドルフがロンドンに「ウィルスドルフ＆デイビス社」を設立させたことからはじまりました。当時は腕時計ではなく懐中時計が主流であったにも関わらず、利便性からいずれは腕時計が中心になると予想して、時計の関税が高額だったこともあり、1907年に事務所を時計の本場であるスイスに移転し、本格的に腕時計の製造を開始することになりました。

1908年にはブランドとして「ロレックス（ROLEX）」が誕生し、更に1910年には、腕時計として世界で初めてとなるスイス時計製造協会からのクロノメーター認定を受けました。当時は懐中時計に比べ腕時計は小ぶりであった為、精度に対してはまだ疑問視されていた時代にも関わらずクロノメーターの認定を受けた影響は非常に大きく、腕時計の精度を証明するとともに、「ロレックス」という名前を世界中に広めることになりました。

続いて1914年には世界的な天文台であるイギリスのキュー天文台にて、腕時計では史上初となるA級証明書を獲得致しました。この証明書は通常は航海用のマリンクロノメーターにしか与えられないものでした。

1919年に本社をジュネーブに移転し、ここからロレックスの腕時計開発は更に加速度を増していき、今の腕時計の基礎となる、いわゆる「ロレックスの3大発明」を成功させるに至りました。

ロレックスの時計の「3大革命」

１つ目の発明は、1926年に開発しました防水機構「オイスターケース」でした。腕時計の精密な機構を湿気やほこりから保護するために、金属の塊をくりぬいて堅牢なケースをつくり、ねじ込み式のリューズを組み合わせることで、今までとは比較にならないぐらいの画期的な防水性を発揮致しました。このオイスターケースが注目されるようになったのは1927年、ロンドンの速記記者であったメルセデス・グライツが、ロレックスのオイスターケース搭載の時計を装着しながらドーバー海峡横断遊泳に見事に成功してからでした。この成功により、オイスターケースの防水性は世界に広まるようになりました。

2つ目の発明は、自動巻上げ機構である「パーペチュアル機構」になります。この機構が求められた要因として、手巻き式の巻上げの手間を省く他に、リューズの締め忘れによる浸水を防ぐ点がございました。そして1931年に腕時計で初となる、ローターが360度回転をする全回転方式ローターでの自動巻上げ機能「パーペチュアル機構」が開発されました。この機構とオイスターケースが開発されたことで、ロレックスが追及している実用的な腕時計の元の形が完成いたしました。

3つ目の発明は、世界で初となる窓表示でのカレンダー機構である「デイトジャスト機構」です。初期のモデルは夜の12時近くで日付がゆっくり動き、最後に日付が変わる仕様でしたが、1955年には午前0時に瞬時に日付の切り替えを行えるように改良されました。

このロレックスの3大発明により、1945年に今のロレックスの顔でもあるデイトジャストが誕生し、これ以降は様々な場面に特化した時計が発表されていくことになります。今日まで人気が続いているロレックスのスポーツモデルは、1950年代から1960年代に立て続けに発表されていきました。1953年には初のダイバーズウォッチとなる「サブマリーナ」、同年に探検家用の「エクスプローラー」、1954年にはパイロット用の時計として「GMTマスター」、そして1961年に今でも大変な人気を誇る「オイスター・コスモグラフ・デイトナ」が発表されました。この後は、これらのモデルがリニューアルされたり、中のムーブメントも性能が良くなったりとしてまいりましたが、今回の「スカイドゥエラー」が誕生したのは、何と2012年とまだ最近のことでした。

スカイドゥエラーの誕生

上記でも書きましたが、スカイドゥエラーは2012年に誕生いたしました。この時計が今までのロレックスの時計と違う点は、これまでのロレックスの時計は、ロレックスの信念である「実用時計を製作する」ことに忠実な時計であったのに対し、スカイドゥエラーはロレックス史上最高の複雑機構が搭載された時計であった点です。

スカイドゥエラーは、大型の42ｍｍ径のケースの中に、2タイムゾーンと年次カレンダー機構搭載のムーブメントを使用しており、世界中を旅行する方やビジネスで世界中を行き来するビジネスマン向けのモデルとして作られました。

古代ギリシャの天文現象から着想を受けて開発された独自の年次カレンダーである、サロスシステムを搭載しております。このシステムの構造は非常にシンプルになっていますので、堅牢性やメンテナンス性が非常に優れております。

また、ヨットマスターⅡのベゼルとムーブメントが連動する機構がさらに進化し、ベゼルやリューズ、歯車が連動することで非常にシンプルに日付、ローカルタイム、ホームタイムの変更が、複雑時計であってもできるようになっております。

24時間表記は文字盤中央の赤い三角マークで表され、非常にスタイリッシュなデザインは、比較的新しいモデルではありますが非常に人気のある時計です。

ロレックスが、複雑時計であっても堅牢性やメンテナンス性を追求した一つの完成形が、このスカイドゥエラーであると言えるのです。