2020/05/12スタッフブログ

オリエントの買取について | かんてい局つくば店

オリエントの買取について｜質屋かんてい局つくば店

こんにちは、かんてい局つくば店です。

今回は、日本の機械式時計の魅力を世界にいち早く伝えたオリエントについてお話してまいります。

オリエントがどのような歴史をもって海外に進出していったのか、を伝えられれば幸いです。

そんな魅力のあるオリエントの時計を、かんてい局つくば店では積極的に買取中です！

オリエントの時計を買取してもらおうか悩んでいるお客様がいらっしゃれば、是非かんてい局つくば店までご来店下さい！

高価買取させていただきます！

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オリエントの歴史

オリエントの前身である多摩計器株式会社が設立されたのは1950年で、翌1951年にはオリエント時計株式会社と名前を変更しました。これだけを見ると、他の時計ブランドに比べ設立からあまり時間が経っていないように感じられますが、会社のそもそものはじまりは、1901年に吉田庄五郎という時計職人が上野に吉田時計店を創業したことからはじまります。

海外時計の輸入や修理を行っていた吉田氏は、1920年に東洋時計製作所を設立し、置き時計の製造を始めました。この後、1934年には腕時計の製造を開始し、1936年には今の東京都日野市に大規模な時計工場を新設しました。

しかし、日本が太平洋戦争に突入すると、商号を変更して東洋兵器工業株式会社となり、時計の開発や製造はすべてストップすることになりました。

太平洋戦争終結後すぐに東洋時計株式会社と商号変更し、再出発を図りましたが、1946年、東洋時計上尾争議と呼ばれる労働争議が起こり、1名が死亡、100名以上が負傷する事態となりました。

これにより東洋時計株式会社は事業停止に陥り、解散に追い込まれることになります。

このときのスタッフが集まり、多摩計器株式会社が設立されたのでした。

多摩計器がオリエント時計に名称を変更した1950年代は、日本で時計製造が本格的に始まった年代でもありました。オリエント時計もその波に乗ろうと、1952年に看板モデルとなる「オリエントスター」を発表し、月間の生産台数を5万個まで増産する目標を立て事業を展開していきました。

オリエント時計にとって転機となったのは1958年、通産省が時計の輸出促進を促したところです。

先立って1955年に中国と輸出に関する契約を交わしていたオリエント時計は、通産省の促しによって次々と海外進出への足場を作っていくことになります。1958年にはイランへの完成品の輸出契約、翌年にはアメリカとの大量の製品の輸出契約を取り交わしました。特にアメリカへの進出は、他の時計会社に先んじた非常に画期的な出来事で、これがきっかけとなり本格的に海外進出をしていくようになります。

この時代に海外進出するということは、海外市場を席巻していたスイスの時計と競合することに他なりませんでした。オリエント時計は、「高品質で低価格、スイスの時計にはないデザイン」を目標にして時計作りを行っていくようになります。実際に、低価格の時計であっても、スイスの時計より修理回数が圧倒的に少なかったそうで、オリエントの時計は海外市場における信頼を徐々に獲得していくのでした。

また、このときのオリエントの特徴として、女性用の時計の開発に力を入れた点にあります。1961年には、「ニューファンシー」と命名された女性用の腕時計を発表しましたが、それまで女性用の腕時計と言えば、昔からの南京虫スタイルぐらいしかありませんでした。そこにオリエント時計は初めて角型のお洒落なデザインを採用し大成功。この時計の登場以降、角型デザインが女性の中で大流行していきます。

1970年代に入るとセイコーが開発に成功したクォーツウォッチが全盛期になります。オリエント時計もその流れに乗り、一旦機械式時計からクォーツ式時計の開発や製造に力を入れました。

一方で、1971年にオリエント時計を象徴する機械式時計のムーブメントが生まれました。その名前は、「46系」といい、この「46」とは昭和46年のことを指しています。初期型のCal46940では、それまでの男性用時計のムーブメントがテンプの振動数が5振動だったところを6振動まで増やし、精度と耐久性の向上を図っています、また、オリエント時計は世界中に顧客がいっらっしゃるので、曜日の２ヵ国切り替え機能も搭載しました。

この「46系」というムーブメントを一言で言い表すと、「底力があり、対応力があるムーブメント」となります。パワーリザーブ等の様々な機構を搭載しても、スケルトン仕様のために磨き上げを行っても安定した精度が出るからです。

この「46系」ムーブメントは誕生以来、実に46年以上生産され続けているムーブメントで、累計生産数は実に1億個を超えており、まさにロングランムーブメントと言えます。上記でも書きましたが、1970年～1980年代はクォーツ時計が最盛期で、他のブランドと同様にオリエントもクォーツ時計の開発・製造を重点に置きましたが、このムーブメントを作っていることからも分かる通り、オリエントは機械式時計の研究・開発を完全に止めることはしませんでした。

この歩みは、機械式時計の価値が見直されてきた1990年代に生かされ、1990年代末には機械式時計モデルの「オリエントスター」を復活へとつながっていき、2000年代前半には、普及モデルから高級モデルまで機械式時計のラインナップをそろえました。2007年時点では、比較的単価の高い機械式時計が主力商品になっていて、クォーツの比率は落ちつつあります。

現在、46ムーブメントは40時間以上のパワーリザーブに加えて、故障や誤差の少ない安定した精度を持っています。スケルトン仕様のモデルも増えている為美しく見える仕上げが施し、各パーツに軸の摩耗軽減に人工ルビーを使用するなど細かい部分もアップデートをかけているので、このムーブメントそのものが腕時計の顔となっております。

2017年には、販売部門はエプソン販売、その他はエプソンに統合される形となり、会社としてのオリエント時計は業務停止中となっています。

以上、簡単ではありますが、オリエントの歴史についてお話させていただきました。

オリエントの時計の種類

ここからは、オリエントが発表してきた時計の種類についてお話してまいります。

・オリエント　オリエントスター　セミスケルトン　RK-AT0004S　メンズ

かんてい局つくば店　買取金額　26,000円

※2020年5月12日時点の買取金額です。市場の上下によって金額は変わります。

オリエントを代表する時計である、「オリエントスター」の紹介となります。パワーリザーブ機能、スケルトン仕様などオリエントの技術が詰まっている逸品となります。

・オリエント　スポーツコレクション・ダイバー　RK-AU0304L　自動巻　200ｍ防水

かんてい局つくば店　買取金額　35,000円

※2020年5月12日時点の買取金額です。市場の上下によって金額は変わります。

全世界で1200本限定（日本国内500本、海外700本）で発売された機械式ダイバーズウォッチになります。パワーリザーブ機能により駆動時間が50時間以上と長く、他にも逆回転防止ベゼルなどダイバーズウォッチに求められている機能はきちんとついています。風防にはサファイアクリスタルガラスを使用。200ｍ防水です。

・オリエント　オリエントスター　クラシック　WZ0011DD　手巻き