バーキンバッグの始まりは、1980年代のパリ-ロンドン間のフライト中の偶然の出会いがきっかけです。当時エルメスの会長だったジャンルイデュマは、女優のジェーンバーキンの隣に座っていました。彼女はカゴバッグいっぱいに娘の哺乳瓶など育児用品を詰め込み、子育て中の大量の手荷物が収納でき、哺乳瓶を直ぐに取り出せるバッグが見つからないことをこぼします。この会話からインスピレーションを得て、デュマは、既存の容量の大きいバッグであるオータクロアを元に、底を浅くし、金具を変え、二本持ち左右のマチをストラップで広げられる構造を考案します。少ない荷物にも荷物が増えても対応出来る調節機能が重視されています。
こうして毎日の使用に十分な大きさでありながらスタイリッシュな外観を持つ、錠と鍵が付いた大きめのトートスタイルのレザーバッグをデザインしました。

エレガントながら、収納力と機能性を備えたバーキンは、マザーズバッグとしての役割を超えて、広く愛され、バーキンを代表するバッグとしての地位を確立しました。

ケリー

もともと「サック・ア・クロア」と呼ばれていたケリーは、1930 年代にエルメス家の一員であるロベールデュマによって作成されました。 1950 年代に、モナコ公妃グレースケリーが妊娠をパパラッチから守るためにこのバッグを使用している写真が撮られたことで、そのバッグには一気に注目が集まる。その後、バッグは彼女に敬意を表して非公式に名前変更され、1977 年に正式に「ケリーバッグ」と呼ばれるようになりました。ケリーはシングルハンドルのデザインで有名で、エレガントなパーティーバッグとして有名です。

バーキンとケリーの違いは?

ケリーバッグは、シングルハンドルを備えたよりフォーマルで構築的な外観で知られており、フォーマルな機会に最適な選択肢となります。ストラップ付きのフラップトップとターンロッククロージャーが特徴で、スタイリッシュで洗練された外観を提供します。バッグとしてはの容量は少ないので、収納性や機能性ではなく、ステータスを象徴するものです。

一方、バーキンは、よりカジュアルなオープントートスタイルでデザインされており、容量が大きく、取り出しやすく、日常使いに最適です。 2つのハンドルとハンドルに押し込むフラップトップが付属しており、持ち物を固定するためのオプションのロックとキーが付いています。バーキンの実用性はその高級感を損なうものではありません。むしろ、多用途のアクセサリーとしての魅力を高めています。

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