2020/07/28スタッフブログ

カミュの買取について | かんてい局つくば店

カミュの買取について｜質屋かんてい局つくば店

こんにちは、かんてい局つくば店です。

今回は、世界5大コニャックの一つに数えられ、世界的なブランデーブランドとして名をとどろかせているカミュについてお話させていただきます。

カミュが辿ってきたれ歴史とカミュが作り上げてきたブランデーーをご紹介いたしますので、興味を持っていただければ幸いです。

そんな魅力あふれるカミュのブランデーを、かんてい局つくば店では積極的に買取を行っております。

お手元のカミュのブランデーを買取してもらおうか悩んでいるお客様がいらっしゃれば、是非かんてい局つくば店までご来店ください。

↓↓お店の場所はココ↓↓

茨城県最大の質屋かんてい局つくば店

※つくば市松代の交差点からすぐ！ステーキのあさくまさんのすぐ近くに御座います☆

カミュの歴史

まずは、カミュの創業から順にお話させていただきます

カミュの創業

カミュを創業したのは、ジャン＝パチスト・カミュという人物で、1835年に誕生しました。ブドウ栽培とワイン醸造業者であったこの人物は、コニャックの蒸留と販売を手掛けるようになると、熟成コニャックの生産と供給を安定させるためには、品質基準を保証するための共同事業体を組織する必要があると判断し、1863年に同業の業者達と「ラ・グランド・マルク（偉大なる商標）」を創業します

その後、イングランドをはじめとした国に輸出を開始しましたが、ジャン＝パチストは、「カミュ一族が原料のブドウの栽培からのすべての工程を統括しコントロールする必要がある」という原則を作るためにパートナーから共有権を買い取って、改めて「カミュ・ラ・グランド・マルク」を創設しました

ここからカミュというブランドがはじまります。ちなみにカミュは創業から150年以上のブランドになりますが、家族経営を続けている数少ないブランドになります。その歴史もここから始まりました

息子の事業参加と発展

1894年になると、ジャン＝パチストの長男であるエドモン・カミュが事業に参加するようになりました。エドモンは生産に関して全面的に父親のサポートを行い、樽ではなくラベルを施されたボトルでコニャックを販売する最初のコニャックブランドになりましたこれにより、カミュは世間に高い品質が広く認められ、ブランドの確立につながっていくことになります

続いて、1896年には事業に次男のガストン・カミュが参加しました。ガストンは輸出販売に力を発揮し、カミュが帝室御用達のコニャックを務めることになるロシアへの販路を開発したりしました。

二人の息子の活躍により、カミュは品質の面と販路の面両方で飛躍的に発展することができ、「カミュ」というブランドがより確固たるものになっていきました

次世代の活躍

1932年、今度はガストンの息子であるミッシェルが21歳の若さでカミュに入社します。ミッシェルは前代からのロシアとの関係を継続して構築し、1959年にはフランスとロシア間の独占的なスピリッツの輸出入契約を獲得するまでに至りました長く時間をかけて関係を構築した結果がこのような大きな契約につながったということなんですね。

その後、1960年代、ミッシェルは免税市場が持っている可能性に注目し、世界各国の免税店に事業を広めていきます。それに加え、様々なボトルやバカラクリスタルを使ったギフトアイテムを含めた、旅行中のビジネスマンや収集家に向けたいろいろな贈答用のパッケージを導入しました。今現在においても、カミュは免税市場ではリーディングカンパニーとしての地位を不動のものとしています

まだ海外旅行が一般的でないこの時代に、いち早く免税店に注目したその先見性にはただただ驚くばかりです

継続する発展

ミッシェルの息子であるジャン・ポール・カミュがマスターブレンダーとしてカミュに入社したのは1977年でした。父親のミッシェルを支えながら、アジア太平洋地域の空港や航空路線での免税販売の開発を念頭において行動しました。具体的には日本と韓国でリーディングカンパニーとしての地位を確立することに成功しています。

そして、1980年代にはカミュナポレオンが最も販売数の多いコニャックとなり、日本でも最も人気のコニャックにもなりました

今日のカミュ

現在、カミュの当主は2003年からシリル・カミュという方が務めています。シリルは、伝統を重視しながら革新的、かつ高品質のコニャックを送り出したいと考え、エレガンスシリーズ、シンプル・クリュのボルドリーXO、至極のマスターピース・コレクション等のコニャックを世に送り出してきました。

また、他社の高級メーカーとのパートナーシップを構築することで、販売網を拡大させようと画策しています。

これからも新しい考えと伝統、両方を大切にしながらカミュは邁進していくことでしょう

カミュのブランデー

ここからは、カミュのブランデーの特徴についてお話していきます。

カミュのブランデーの特徴

ブランデーメーカーとしてのカミュは、他所から原酒そのものを買い付けてブレンドしたり独自に熟成させて生産するブランドですが、一方で、自社でも畑を所有しており、自分で一から栽培、醸造、蒸留、熟成した原酒も使用しているのが特徴です

特にコニャック地方では最良と評価されないボルドリに180ヘクタールもの畑を持ち、お酒作りに利用している点がカミュの特徴にもなっています。このボルドリから生まれるブランデーはフローラルで複雑、それでいて優しい味わいになるので、カミュのコニャックの中に豊富に使用されており、味の形成に大きな役割を担っているのです

ここから生み出されるブランデーとしての味わいは、総じて柔らかな味や香りをしております。非常にまろやかで飲みやすく、日本人の舌に最もよく合うブランデーであると言われています。カミュが長年にわたって培ってきた味わいが、結果的に日本人好みのブランデーになったんですね。

以上、簡単ではありますが、カミュのブランデーの特徴についてお話させていただきました