2023/04/24スタッフブログ

ラリック(Lalique)の買取について | かんてい局つくば店

ラリック(Lalique)の買取について｜つくばや土浦の買取なら質屋かんてい局つくば店

皆さんこんにちは、かんてい局つくば店です。
本日はフランスのガラス工芸や宝飾デザイナーとして国内・国外問わず人気の高いラリック(Lalique)の買取についてご紹介させていただきます。

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＜目次＞

2.【ラリック(Lalique)のかんてい局つくば店でのお買取】

４．最後に

1．ラリック(Lalique)とは？

アール・ヌーヴォー、アール・デコ期を代表する宝飾デザイナー、ルネ・ラリック(René Lalique)によって創設された、光と影の芸術をハンドメイドクリスタルで表現するフランスのブランドです。ラリックは金細工師・宝飾デザイナーとして活躍し、その分野で名声を得ていましたが、金細工師・宝飾デザイナー時代からガラスをパーツに用いていたことより、1920年頃からガラス工芸の製造に専念するようになり、ガラス作家としての地位を獲得していきました。

宝飾デザイナー時代

1885年頃、パリのヴァンドーム広場に工房を構え、主に女性向けの高級アクセサリーのデザインを手掛けていました。なかにはカルティエやブシュロンなどの著名な宝石店にもデザインや作品を提供しています。宝飾品のデザインの一部としてガラスを使用しており、宝石だけではなく自由に表現できるガラスの可能性に惹かれていきました。

ガラス作家としてのはじまり

転機となった出来事は1907年に香水商のフランソワ・コティの依頼で、コティ社の香水瓶のデザインを手掛けたのがきっかけでした。香水のコンセプトに合わせた美しいデザインの瓶に香水を入れて販売するというのは、当時これまでにない斬新な試みであったため、大きな注目を集め人気を博しました。ここからラリックは新たにガラス作家として活動していくことを決めたのでした。

ガラス工芸品

ラリックのガラス工芸品には、動物、女性像、花などアール・ヌーヴォー時代に好まれたモチーフが多く見られます。素材としては、乳白色で半透明のオパルセントガラスを好んで用いていました。オパルセントガラスはアメリカの有名な宝石商ティファニー家のルイス・コンフォート・ティファニーによって19世紀末に開発されたガラスで、光の当たり方によって色合いが微妙に変化する表情豊かな作品が多くみられます。1920年代中頃からは色ガラスの作品も増えますが、色ガラスを使う場合も単色で用いることが多々ありました。

ラリック作品の特徴は、花や樹木、昆虫、動物、神秘的な女性像などを題材とし、フロステッドといわれる艶消し技法を使ったレリーフによる装飾表現が使われていることです。フランス語でサティナージュと呼ばれるこのテクニックにより、光は単純に透過することなく内部にこもってから柔らかに反射されるため、赴きあふれる陰影が生まれます。深い白色のトーンから透明に近い仕上げまで、多彩なフロステッド加工においてラリックは世界最高の技術を誇ります

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