サンロードの買取について
SUNLORDというマイナーブランドを知っている人は少ないと思います。なぜなら現在はブランドが存在していないからです。【SUNLORD】は、日本国内のマイナーメーカーでそのプロダクトは国内大手セイコー【SEIKO】社を筆頭に海外ブランドの有名モデルをインスパイヤしたものが殆どでした。
【SUNLORD】は、恐らく1970年代から1980年代まで存在していました。
1970年代は、1977年に森下愛子氏(吉田拓郎氏の妻)が【SUNLORD】のCMに出演していたとの記録が森下愛子氏のwikiに見られます。1980年代は、その数少ない中古市場から見かけるものがありました。
余談ですが、アンティークウォッチは、業界の慣例として1960年代までのモデルを指します。それ以降の時代となると、これまであまり注目されてこなかったこともあって、ひと言で括るキーワードがないことが現状です。そこでアンティークウオッチの次に注目される存在として、1970年代から90年代までの30年間に生産されたモデルに対して、記者の間で独自に定義しています。それが、「ポストヴィンテージ時代」です。ポストヴィンテージ時代が誕生し、その最初の70年代を語るうえで、外せないモデルであり、近年再び注目されているラグジュアリースポーツのルーツとも言える傑作モデルについて簡単に触れたいと思います。
1950〜1960年代は機械式時計の黄金期と言われるほど技術を極めていたスイスの時計産業でしたが、1970年代に入ると一転して、高精度で生産性の高いクォーツ時計を台頭に、時計産業自体の工業化の立ち後れも重なり衰退を迎えました。しかし、新たな市場を見据えて老舗メゾン各社によって投入されたのが、オーデマ ピゲのロイヤル オークを筆頭とする高級スポーツ時計でした。
当時、【ロイヤル オーク】のデザインを手がけたジェラルド・ジェンタ氏が、この1970年代の時代のなか未来を見据えて目指したものとは、ダイバーズウオッチでもクロノグラフでもない、薄型ながら防水性能をもつシンプルなスポーツウオッチでした。それを具現化するためにジェラルド・ジェンタ氏がとった手法が裏ブタとケースを一体化させた2ピース構造でした。そして素材にステンレススチールを使い、高級時計に匹敵するほどの仕上げが施されました。
つまり、薄型でスポーティな外装に、高級時計に匹敵する徹底した仕上げを施す事で、汎用素材を使った高級時計という新たな価値感を生み出しました。
その間に日本の時計ブランドセイコーは、クオーツ化技術を更に押し進め、1973年には機械部品を一切持たない全電子化技術の6桁表示液晶デジタルウオッチを世界で初めて発売します。これは、秒表示可能な低消費電流の画期的な商品でした。
このらの情報で推察すると、セイコー【SEIKO】の技術と似た方法で、当時のSUNLORDが生み出す時計があったと思われます。
M4721クオーツ時計の特徴
このSUNLORD PLAYTHは、ラグが無いのでスリムな外装となっております。そしてこの時計が作られたのがクオーツショック辺りと思われるので時代を感じさせる時計だと思います。
セイコーとはまた違った時計なので、コレクションの一つにいかがでしょうか?
SUNLORD PLAYTHクオーツ時計査定のポイント
かんてい局つくば店では、まず時計が作動しているかどうかです。時計が動いていないとジャンク品となってしまいます。なので定期メンテナンスのOH(オーバーホール)を行い内部清掃を行うことで長く時計を愛用する事が出来ます。注意して欲しい事が、SUNLORD PLAYTH(M4721)の防水性能は生活用防水という事です。なので水に触れる場所は避けて保管するのがおすすめです。
もし水入りになってしまいますと、時計内部でサビが発生してしまいクオーツの場合修理が出来ない事が多いので注意が必要です。
スタッフから最後に
ここまで、SUNLORDがどのようなブランドなのかお話ししてまいりましたがいかがだったでしょうか?今までSUNLORDというブランドがあったとは知らなかったという方に少しでも覚えていただければ幸いです。
もちろんかんてい局つくば店ではSUNLORDの時計を買取させていただきます!
興味があるお客様はぜひかんてい局つくば店まで足をお運びくださいませ!
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げております!!