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シャネルの魅力をさらに深く!アクセサリー刻印の歴史と進化について

シャネルのアクセサリーは100年以上もの歴史を背景に持ち、その魅力は長い年月を経ても色褪せません。

その中でも特にヴィンテージスタイルのアクセサリーは、今なお大変な人気を誇っています。
しかし、シャネルのアクセサリーを単にデザインだけで正確に評価するのは非常に難しいことかもしれません。

この記事では、シャネルのアクセサリーの年代を正確に判別する方法や、刻印の読み方について詳しく解説します。
これにより、あなた自身のコレクションをより深く理解し、愛着を持って楽しむことができるでしょう。
シャネルのアクセサリーの魅力を最大限に引き出すために、ぜひこの記事をご覧ください。

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アクセサリーの刻印

アクセサリーは一般的に、特定の情報を伝えるために『刻印』が施されています。

これには素材を示す『品位』やブランド独自の『ロゴやマーク』などが含まれます。

しかしシャネルのアクセサリーは、その多様性において際立っており、直接アイテムに刻まれるものから、プレートに刻印されるものまで、さまざまなスタイルが存在します。

さらに刻印は数字やアルファベットを使用して『年式』や『コレクション名』を示すことがあり、年代によって異なる仕様となっています。

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刻印プレートの種類

刻印されたプレートには種類があります。

プレート自体の大きさは小さく、丸型のプレートから始まり、1980年代~2000年以前には楕円形が特徴の通称『豆』とも呼ばれているプレートが主流となっていました。

また2000年以降ではレーザーで直接刻印されている事も多く、名称は『シーズンプレート』と呼ばれ現在の主流するプレートの一つとなっています。

・丸型プレート 

出典:https://amorevintagejapan.com

 

・豆プレート

出典:https://amorevintagejapan.com

 

・シーズンプレート

シャネルの刻印の変化

100年以上と長い歴史のあるシャネルのアクセサリーですが、そもそも1920年頃の登場した当初には刻印は存在しませんでした。

その後1939年の第二次世界大戦が勃発した事によって、香水とアクセサリーのブティック以外を閉鎖し、1954年に閉鎖店舗の復活を遂げています。

そして再開した後に製作されたアクセサリーでは徐々に刻印が入るようになりましたが、1971年にココ・シャネルが亡くなった事で刻印が更に変化していきます。

見慣れたCCが特徴のココマークに、シンプルな刻印から見た目で製造自体が分かる刻印など、様々な仕様で登場していきます。

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1971~1980年代

出典:https://amorevintagejapan.com

CHANELのみのシンプルな刻印

出典:https://barnesbags.myshopify.com/products/chanel

CHANEL +3桁の数字 (174)

著作権であるシーマークの登場

 

1980年代

出典:https://www.chairish.com

丸型プレートに ®+MADE IN FRANCE (製造国)

プレートを仕様し、登録商標®マーク(アールマーク)が登場

 

1982年

出典:https://amorevintagejapan.com

豆プレート+製造年数(1982)

通称『豆プレート』と呼ばれる楕円形のプレートに変化を遂げ、製造年数が入るようになる

1982年

出典:https://dsfantiquejewelry.com

左:ⒸCHANEL+4桁の数字(2103)

右:製造年数(1982)の入った豆プレート

1985年

出典:https://amorevintagejapan.com

ⒸCHANEL +4桁の数字(3632)

出典:https://amorevintagejapan.com

製造年数(1985)の入った豆プレート

翌年の1986年になると、シャネルに新たなデザイナーが製作した作品が加わります。

そのデザイナーによるアクセサリーには特徴のある刻印が記されています。

ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌの刻印

ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌは、1984年から1998年までの14年間にわたり、シャネルのジュエリーデザイナーとしての経歴を誇り、さらに1986年にはヘッドデザイナーとして就任していました。

この期間中に彼女が手掛けた特徴的なデザインの一つに、ココマークを挟むように配置された二桁の数字があります。

これらの数字は21から29までの範囲で、左右に記されており、年式を示す刻印としての意味合いを持っています。

数字    年式

21・・・1986年

22・・・1987年

23・・・1988年

24・・・1989年

25・・・1990年

26・・・1991年

27・・・1992年

28・・・1993年

29・・・1994年

1988年

出典:https://amorevintagejapan.com

製造年数入り豆プレート

 

出典:https://amorevintagejapan.com

製造年数入り豆プレート+4桁の数字(4214)

1993年

出典:https://amorevintagejapan.com

製造年数入り豆プレート

出典:https://amorevintagejapan.com

製造年数入り豆プレート+4桁の数字(1252)

出典:https://amorevintagejapan.com

製造年数入り豆プレート

1994年

出典:https://amorevintagejapan.com

製造年数入り豆プレート+4桁の(1255)

この様に1986年~1994年までのアクセサリーにはヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌのデザインと、他のデザインという様に刻印での判別が可能になります。

また、1993年以降にはヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌのデザイン時期と重なる新たな刻印が登場します。

現在に続く刻印

1993年

出典:https://amorevintagejapan.com

製造年数入り豆プレート

この刻印はヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌが手がけたアクセサリー同様、年式も表しています。

新たなデザインとして、ココマークを挟み数字とアルファベットの文字で記されており、『年式』と『シーズン/コレクション』名を意味しています。

先ず左側にある2桁の数字ですが、こちらは『年式』を表しています。

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年式(西暦)

93・・・1993年

94・・・1994年

99・・・1999年

00・・・2000年

01・・・2001年

24・・・2024年

1999年/ A  

出典:https://barnesbags.myshopify.com/products/chanel

 

2000年/ T

出典:https://poshmark.com/listing/Chanel

次に右側のアルファベットの文字ですが、こちらは『シーズン・コレクション』名の表記となっています。

これで四季毎に発表されるアクセサリーが一目で分かるようになります。

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シーズン・コレクション名

V・・・春夏/秋冬コレクション

P・・・スプリングコレクション

T・・・春夏コレクション

S・・・ハイサマーコレクション

A・・・秋コレクション

B・・・秋冬コレクション

K・・・秋冬コレクション

W・・・ウィンターコレクション

C ・・・クルーズコレクション

N ・・・2023/24年秋冬ココネージュコレクション

※ 2024年2月現時点の情報になります

 

このデザインは現在まで使用されており、上記画像の様に左側の数字が『99』であれば1999年に製造されたことを示し、右側のアルファベットが『T』であれば、それは春夏コレクションという様に当てはめることが出来ます。

そして、2010年頃からは左側の『年式』を示す数字に微細な変化が見受けられています。

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刻印の仕様変化 2010年~

2010年/ V

出典:https://amorevintagejapan.com

B/2017年/ P

2010年から左側の数字にアルファベットの刻印が入るようになり、その刻印は数字と同じく『年式』を示しています。

この刻印は2010年から2023年、また2020年から2023年までと、長くとも13年間にわたって製造されていてるのですが、そのアルファベットの刻印は未だに法則性が解明されておりません。

ですが、2010年以降でもアルファベットの刻印がない、変化前のアクセサリーは存在します。

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アルファベットの年式

D ・・・2010年~2023年

B ・・・2010年~2023年

A ・・・2010年~2023年

E ・・・2011年~2021年

C ・・・2011年~2023年

P ・・・2012年~2022年

F ・・・2012年~2023年

G ・・・2015年~2023年

I ・・・2020年~2023年

L ・・・2020年~2023年

※現時点で把握している年式(西暦)ですが、その中には製造されていない年数も含まれています。

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判断基準

上記のプレートについて、あくまでも一つの判断基準としてお伝えいたします。

先ず、アルファベットの刻印で判断出来る例として、アクセサリーの刻印が『I』や『L』である場合は2020年以降に製造されたことを示していますが、数字を含む刻印が『L15』(2015年製造)だとしたら、これは存在しない刻印となります。

次に、刻印されている製造国に関してお伝え致します。

通常シャネルのアクセサリーは『MADE IN FRANCE』とフランス製が一般的ですが、『MADE IN ITALY』とイタリア製の刻印も見受けられます。

実は、このようなイタリア製の刻印は2000年の前半頃から徐々に増えておりますので、製品としての問題はなく、安心してお楽しみいただけます。

この様に、アクセサリーの製造年数は簡単に特定できる為、正確でない刻印が見られた場合は購入先が正規店以外である可能性があり、注意が必要です。

より安心して購入するためには、正規の販売店や公式ウェブサイトの利用が望ましいでしょう。

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まとめ

この記事ではシャネルのアクセサリーの刻印について解説しました。

シャネルのアクセサリーはその独自の魅力と高級感で知られており、年月を経てもその価値は衰えません。

もし古いシャネルのアクセサリーを持っていて、「これを買い取ってもらえるのか不安だな」と思っているなら、是非当店までご相談ください。

当店では、シャネルのアクセサリーに関わらず、古い商品から新しい商品まで幅広くお取り扱いしております!

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