十四代はなぜ高い？

「十四代」というと、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

日本酒の中でも知名度があり、なかなか手に入らない高いお酒というイメージが強いと思います。

そのイメージ通り定価で手に入れることは非常に難しく、買えるとしてもプレミア価格になっているものがほとんど。

その理由は、そもそもの生産量が少ないこと・購入ルートを探すのも困難なことが特に大きいと言われています。

 

手間をかけて丁寧に美味しく作られているからこそ人気になっているため、今後生産量が大幅に増えることはほぼ考えられません。

購入ルートについても、通常は製造元の公式HPなどで購入できるチャンスがありますが、十四代を製造している高木酒造にはその公式HPがありません。

そのため、特約店という酒造と直接取引を行っている酒屋を探し出し、さらにそこでの抽選販売や予約販売で運よく手に入れられるかどうか…という形になってきます。

 

稀にスーパーなどで十四代があった！とお話を聞くこともありますが、プレミア価格となり非常に高額。

もともとの定価は2,000円ぐらいでも、30,000円以上で流通している場合もあります。

10倍以上のプレミアがつくものは、お酒に限らず、そうあるものではありません。

「幻の日本酒」と呼ばれるのも納得ですね。

 

査定ポイント

① 製造年月と状態

日本酒は製造年月から6か月以内のもののみお買取りをしています。

製造年月とは、お酒を絞った日ではなく瓶に詰めた日のこと。

香りや味わいが命のお酒にとっては、未開封でも年月が経ちすぎると風味が落ちて本来の美味しさが存分に感じられなくなってしまいます。

一般的に日本酒の未開封品は9～12カ月の間に飲むのが理想的。

お買取りしてから当店で販売するまでの期間・お客様が購入してから飲むまでの期間を考えると、「製造年月6か月以内のもののみ買取可能」となってくるんですね。

 

今回のお酒を確認してみると…

 

 

2023.９でしたので、6か月以内となり問題なくお買取りすることができました。

期限内であっても、あまりにギリギリだったりすると金額が下がってしまう可能性もあります。

早ければ早いほどいいポイントでもあるので、売る時は早めに決断してしまいましょう。

 

また、栓や巻かれているフィルムの状態もきれいでしたので、マイナスすることなく金額をおつけできました。

 

 

栓・ラベルなども「安心して飲めるかどうか」「どのように保管されていたか」の目安になるチェックポイント。

汚れや剥がれがあると評価が下がってしまう恐れがあります。

埃がついている場合は、軽く拭いて持っていくだけでも良い印象になりますよ！

 

② 付属品

時計など他のアイテムもそうですが、いい物になればなるほど付属品も大事になってきます。

日本酒の場合は箱。

今回は箱もしっかりお持ち下さいました。

 

 

多少凹んでいる箇所はありますが、汚れや破れもなくきれいな状態。

お酒そのものも付属品も理想的な形でお持ち頂けたのがとても良かったです。

 

お酒によっては冊子や替え栓などが付いている場合もあります。

自分では「別に無くても…」と思っても、あるに越したことはありません。

付いていた物はできるだけ一緒にお持ちください！

 

※買取り金額はお品物の状態、付属品、相場、在庫状況により日々変動します。上記はあくまで目安としてお考え下さい※