シャネルの相次ぐ値上げ…その理由は？

去年だけでも4回の値上げを行ったシャネル。

そのうちの1回は時計やジュエリーのみが対象でしたが、頻繁に値上がりするなぁ…という印象は否めません。

 

この度重なる値上げは、原材料費や人件費などの生産コストの増加や円安の影響が主な理由だと言われています。

特に円安になると円の価値が下がり海外から商品を輸入する際に多くの円が必要となります。そうなると、日本国内の価格を上げざるを得ない状況になってくるということですね。

円安がもう少し落ち着けば値上げする回数が減っていく可能性もありますが、一度価格が上がったものが下がるというのはほとんどないと思っていいでしょう。

 

この値上げで、中古市場でもシャネルの需要が高まってきています。

急激な価格の上昇というよりは、少しづつ価格にも影響が出てきているなという印象です。

 

新品価格ではなかなか手が出せないけど、中古だったら買えるかもしれない…という方も中にはいますよね。

また、シャネルもロレックスやエルメスなどと同様に「欲しい商品が店舗に売っていない・見せてもらえない」ということがまだまだ多いと聞きます。

店舗に行っても買えないなら中古市場で探すしかない、という方が今現在でも一定数いるというのも大きいのかもしれませんね。

 

さらに、円安の影響で日本でブランドバッグなどを買ったほうが安く買える！と海外からの需要も高まってきているとの話も。

海外からの需要が高まると、日本でもあまり好まれないような派手なカラーのものでも売りやすくなることもあります。

色やデザインによっては、今売ったほうがよりお得になるものもあるかもしれません。ぜひ検討してみてくださいね。

 

査定ポイント

①状態

今回お持ちいただいたシャネルのクラシックフラップ ロングウォレットは、何年がご愛用していたとのことで全体的に使用感のあるお品物でした。

 

では実際はどんな状態だったのか。写真で見ていきましょう。

まずはお財布の縁や角の部分。

 

 

 

スレによって一部に毛羽立ちのようなものも見られますね。

使用されているレザーも比較的柔らかめだった為、スレが目立ちやすかったのかなとも思います。

 

 

内側の一部にもキズや汚れがありました。

長く使うとフラップにも折れ跡のようなへこみが出てきたりもしますよね。

 

 

ポケット内も汚れている箇所がありました。

特に小銭入れはいちばん汚れやす場所でもあるので、ここの使用感は査定時にもしっかりチェックしています。

 

キズや汚れはありましたが、幸いどこか壊れている箇所は見当たらなかったので、その点はプラスの評価に繋がりました。

例えば、これでファスナーの引き手が壊れていたりすると買取金額にも影響が出てきてしまったと思います。

 

お財布として使用するのが困難な状態だと、どんなブランドでも買取金額ががくっと下がってしまうことが多いです。

しばらく使わずに保管していたお財布は、お持ちいただく前に壊れている箇所が無いか確認するのがオススメです。

 

②付属品

2021年ごろからシャネルはギャランティーカードが廃止となりました。

代わりにメタルプレートにアルファベットと数字がランダムに刻印されるようになっています。

 

今回お持ちいただいたのはシリアルから推測すると2018年～2019年ごろに製造されたもの。

そうなると、ギャランティーカードが付属していた時代に作られたものということですね。

 

今回のクラシックフラップ ロングウォレットの付属品はというと…。

 

 

ギャランティーカードはもちろん、箱や袋も一緒にお持ちいただきました。

特にこのギャランティーカードがあるかどうかで買取金額が変わることも多いので、これをお持ちいただけたことは大きかったです。

 

このカードの上部に記載されている数字は、お財布やバッグに付いているシリアルシールと同じ数字になっています。

たまに商品とギャランティーカード、それぞれ別のものを持ってきてしまって数字が合っていない！なんて方もいらっしゃいます。

数字が合っていないと、お持ちいただいてもその商品のギャランティ－カードとしては認められません。シャネルの商品を複数点お持ちの方は特に注意してくださいね。

 

※買取り金額はお品物の状態、付属品、相場、在庫状況により日々変動します。上記はあくまで目安としてお考え下さい※