廃盤モデルは人気がないのか？

毎年数多くの新作を発表している一方で、廃盤になってしまったモデルもやはり多くあります。

長い歴史があるブランドならなおのこと。

ヴィトンも1854年の創業以来、常に商品ラインナップは変化し続けています。

 

廃盤になる理由はブランド側からはっきりと明言されていませんが

・人気がない

・生産上の問題

・ブランドの方向性の変化

・デザイナーの変更

などが考えられます。

 

気になるのは「人気がない」という理由ですが、だからといって売る時に安くなってしまうとは限りません。

当時は人気がなかったとしても、廃盤後に人気が再燃している場合もあるからです。

特にヴィトンはブランド力が強く、今では定価も高いことや近年のヴィンテージブームもあり、昔の廃盤モデルがまた注目されています。

発売時と同じくらいや、それ以上の値段で取引されていることも珍しくありません。

 

ただし、高額になるためには「きれいな状態であること」が条件となります。

廃盤から年月が経てば経つほど良いコンディションのものは減っていくため、きれいなものは貴重になります。

理想的な状態で保管し続けるのは難しい部分もあるので、廃盤品に限らず使わないようであれば早めに手放してしまうのも一つの方法です。

 

査定ポイント

①状態

今回のダヌーブは、ヌメ革に変色やシミは見られましたが、一見するとそれほど悪くないように思えます。

ですが、最大のポイントは外ポケット。

内側を見てみると…

 

ベタつきや大きな剥がれがありました。

これではポケットが使えず、ただの飾りになってしまいます。

さらに、このままにしておくとダメージが大きくなることも考えられます。

ダヌーブの外ポケットは使いやすく好まれる理由の一つだったので、ちょっと残念な結果になってしまいました。

 

もう一つ、ショルダーバッグと言えば注目する箇所がありますよね。

以前にも何度か紹介しましたが、ストラップの根元部分です。

 

 

負荷が掛かって千切れたりしやすい箇所なので、特にしっかりチェックします。

ショルダーが切れてしまっては、本当に使えなくなってしまいますからね。

今回は小さいヒビ割れと少し柔らかくなっているような感触がありましたが、まだちゃんと使えそうと判断し、大きなマイナスにはなりませんでした。

切れてしまっても買取は可能ですが、金額はガクッと下がってしまいますのでお気を付け下さい。

 

②サイズ

ダヌーブには実はサイズが3種類あります。

・PM（約W 15cm×H 21cm×D 5cm）

・MM（約W 20cm×H 28cm×D 6cm）

・GM（約W 28cm×H 35cm×D 6cm）

かなり差がありますよね。

 

定番かつ人気のサイズは、一番小さいPM。

今回お持ち込み頂いたのも、このPMでした。

長財布も入り、他にスマホ・キーケース・ハンドクリーム程度は一緒に入れられるので、非常に「ちょうどいい」サイズ感です。

適度な収納力もありつつ今のトレンドにもあったモデルでしたので、他の2サイズより金額もつきやすかったのがポイントでした。

 

今回はポケットの剥がれが査定に響いてしまい高額とはいきませんでしたが、モノグラムのダヌーブは2014年に廃番となっているため、状態が良ければもっと高値が見込めます。

お持ちの方は、今が売るチャンスかもしれませんよ！

 

ちなみにこのダヌーブを質に預けた場合には13,000円前後までご融資が可能です。

 

もう販売していないデザインのものは一度手離してしまうと同じものを手に入れるのが難しいこともあります。そんな時にも質預かりはおすすめです。ぜひご検討ください。

 

※買取り金額はお品物の状態、付属品、相場、在庫状況により日々変動します。上記はあくまで目安としてお考え下さい※