TD173DとTD172D。売るべきはどっち？

TD173Dはマキタの代表的な充電式インパクトドライバの最新モデルです。

TD172D、TD171Dと数字が小さくなると1～2世代前のモデルになります。

今回は、1世代前のTD172Dと最新のTD173Dを比べて見てどちらが売るに相応しいのかを解説していきます。

 

まず、TD172Dと比べてTD173Dの変わった点はこちらです。

①本体の長さが約2mm小さくなった。

②LEDライトが左右（2灯）付いていたのがリングライト（12灯）になった。

③バッテリの位置が後方にオフセットされ重心のバランスが改善された。

④操作パネルが前方配置から後方配置になった。

⑤トリガスイッチ（引き代）が微調整可能になったのでより細やかな回転数調整が可能に。

それぞれが作業中の「ちょっと不便」という意見を元に改善されているように感じられます。

このTD173Dにおけるピンポイントの改良が「痒い所に手が届く」といった感じでしょうか？

ただ、バッテリや重量などの大きな変更点はありませんでしたのでTD172Dでも十分という方も多いのではないかと思います。

 

気になる中古買取相場として見ましても、TD172DとTD173Dでは大きな相場の違いは見られません。

イメージとしては、同じ条件・状態でお持ち込みだったときにTD172Dの方が数千円だけお安くなるかな～といった感じです。

例えば、どちらの型番も新品未使用でお持ちだった場合・・・

TD172Dで作業が問題なくできるのであればTD173Dをキレイなうちに手放すというのがオススメかもしれません。

 

査定ポイント

①状態

今回お持ちいただいたインパクトドライバは、未使用品という状態でした。

充電器にもビニールがかけられたままですし、砂埃やキズも見当たらない状態です！

お客様が1度も使っていないとおっしゃっても、私たち鑑定士は一応ビニールを外して見たり、バッテリも使用感が無いかを確認します。

また、意外と「ビット」が付属していないことが多いので「ビット」があるかどうかもチェックします！

使っていなくても外ケースは汚れたりキズがつく場合がありますが、あまりにも酷い状態でなければケースはそこまで厳しくは見ません。

やはり、内容物（とくに本体）と付属品が１番のポイントです。

電動工具は年々、中古需要が高まっていることもあり未使用品ともなるとブランド品顔負けの高額買取りや高額融資が可能なアイテムです。

例えば、１度お試しで使った物と１度も使っていない物では数千円から数万円の差が出るかもしれませんので、売るものと使うものは分けて考えるのが１番です！

 

②需要

お持ちいただいた当時、当店でもマキタのインパクトドライバは品薄という状況でした。

電動工具は店頭販売でも人気商品のひとつ。

入荷してもすぐに売れてしまう…と言うのも珍しいことではありません。

加えて、マキタの最新型番のインパクトドライバと言うことで、当店としてもぜひ買取させていただきたい商品。

状態としても未使用品だったこともあり、精一杯のお値段を付けさせていただきました。

しかし、もしお店に同じ型番のインパクトドライバが在庫として数点あるような状況だったら、また買取金額は変わってきたと思います。

ものの状態も大事ですが、どんなタイミングでお持ちいただくかというのも意外と大切なポイントになってくると言えますね。

 

ちなみにこのインパクトドライバを質に預けた場合は25,000円前後までご融資が可能です。

 

まだ仕事で使う予定がある…なんて時には売らずに一時的に預けて現金化できる質預かりもオススメです。ぜひご検討ください。

 

※買取り金額はお品物の状態、付属品、相場、在庫状況により日々変動します。上記はあくまで目安としてお考え下さい※