2024/12/09スタッフブログ

【金相場高騰中！】お家に眠っている「金杯」は本物の金？見分け方を紹介します！

こんにちは、質屋かんてい局名取店です！

金相場が高騰している今、当店には多くのお客様が金製品をお持ち込みくださっています！

その中で、家の片付けをしていて出てきたものに入っている割合が多いのが「金杯（きんぱい）」です。

本物なのか、メッキ製品なのか、ご自身では判断できずご相談に来ていただくケースが多い「金杯」

金杯は本物の金であれば高額査定が期待できます！

ただし、中にはメッキなど「金ではない」場合もあり、その場合は雑貨としての評価にとどまることがあります。

かんてい局名取店では、本物かどうかわからなくても、お店できちんと1点1点確認しますので、気になるものはぜひ一度お持ち下さい。

ただ、いくつかのポイントを押さえれば、ご自身でもある程度見分けることも可能です。

今回はそのコツについて詳しくお伝えします！

金杯とは？
金杯の多くはメッキ製品
メッキ製品と金製品の見分け方
金杯の買取査定ポイント
最後に

金杯とは？

一般的に中央がくぼんだ皿状または円筒状をしているものを「杯」と呼び、その中で金で作られているものを「金杯（きんぱい）」と言います。

結婚式などのお祝いの席や神事でお酒を飲む時に使われるイメージですが、それだけでなく、舞踊の道具・優勝のトロフィー・記念品として使われることも多くあります。

素材

純金製：24金や18金などの高純度の金を使用したものは、重さがあり非常に高価です。
金メッキ：外側だけ金を薄くコーティングしたものも多く、価値は純金製品に比べると低くなります。

また、陶器やガラス、銀などの素材で作られる場合もあります。

形状とデザイン

丸みを帯びた形が一般的で、内側や外側に装飾が施されているものもあります。
柄や模様は縁起の良いものが多く、松竹梅や鶴亀などが描かれていることがあります。

サイズ

小ぶりのものから大きなものまでさまざま。重さがそのまま金の価値に影響するため、大きいものほど高額になる可能性があります。

金杯の多くはメッキ製品

記念品や縁起物として使われる場合、ほとんどが金ではなくメッキでできています。

金杯にメッキが多いのは、コストを抑えながらも見た目の豪華さを保ち、実用性や手に取りやすさを向上させるためです。

メッキの金杯にも金は含まれていますが、金杯の重量1gあたり0.01g程度と、かなり少量。

表面に金を貼り付けていたり塗っていたりするだけで、すべてが金ではありません。

そのため、一般的に金としての価値は無いとされています。

メッキ製品と金製品の見分け方

見分けるポイントは4つ！

——————————-

重さ
色合いを見る
磁石で確認する
刻印

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です。

重さ

金とメッキでは、重量にかなりの差があります。

アクセサリーのように小さく軽いものだと分かりにくいですが、金杯など大きいものだと明確に判別できます。

金は重く、メッキは軽いのが特徴なので、見た目より軽いと感じればメッキ製品の可能性が高くなります。

逆に、金…特に純金は見た目よりもかなりずっしりと重くなります。

金杯は平均すると30～50gはあるものが多いので、もし純金製だったら今の相場でおおよそ約30～55万円もするんですよ！（2024年12月現在）

色合いを見る

金製品とメッキ製品では、色合いに微妙な違いがあります。

金製品：均一な輝きと深みのある金色を持っています。時間が経っても色褪せしにくいです。

メッキ製品：金属表面のみに金をコーティングしているため、部分的に色が薄かったり、摩耗した部分が下地の金属色（銀色や銅色）を露出することがあります。

磁石で確認する

精巧なメッキ製品だと、金に近い重量で仕上がっていることがあります。

重さで判断できない場合は、磁石を使ってみましょう。

金は非磁性体（磁石に反応しない）ですが、メッキ製品のベース素材には磁性体（金属）を使用していることが多いので磁石にくっつきます。

「反応しなければ確実に金」というわけではありませんが、分かりやすい見分けけ方の一つとなります。

刻印

一番確実性が高いのは「刻印」です。

金杯だと裏側の底部分に入っていることが多く、ここにしっかり金製品の刻印が入っていれば本物の可能性がかなり高まります。

純金であれば「K24」「純金」「Au999」

K18であれば「K18」「Au750」

などと表記されているはずです。

また、ホールマークと呼ばれる、造幣局が製品の品位試験に合格したものだけに刻印する証明印があります。

日本の国旗と、ひし形の中に「999」「750」と金の純度が表記された刻印となります。

メッキ製品にも刻印が入っているものは多いですが、やはり表記が違っています。

下記刻印の場合はメッキとなりますので、よく確かめてみましょう。

K24やK18のあとにアルファベットが付いている（K24GP、K18GFなど）

＜金メッキ＞

GP（GOLD PLATED）

GE、GEP（GOLD ELECTRO PLATED）

HE、HGE（HARD GOLD ELECTRO PLATED)

1M、３M、５M（1ミクロン、3ミクロン、5ミクロンの厚さのメッキ）

＜金張り＞

GF（GOLD FILLED）

GR（GOLD ROLLED）

GS（GOLD SHELLED）

RGP（ROLLED GOLD PLATE）

また、通常数字の前にきている「K」が数字の後にある「アトK」というケースもあります。

24K、18Kといった表記です。

この場合は、含有量は少ないかもしれませんが金の可能性があります。

これ以上はご家庭での判断が難しくなりますので、お店へ査定に持って行くのがおすすめ。

当店では上記ポイントのチェックに加え、比重計などご家庭ではできない、より専門的な機器でお調べ致します。

金杯の買取査定ポイント

さて、実際にお店に査定依頼をする場合にどんなことに気をつければよいか、査定額がアップする可能性があるポイントをご紹介します。

状態の良さがプラス評価に

金杯に限らず、金製品は柔らかく傷が付きやすい特徴があります。そのため、保管や持ち運びの際には丁寧に取り扱うことが大切です。

傷が少なく、きれいな状態であるほど高額査定になる可能性があります。

付属品の有無が査定に影響

金杯は記念品として贈られることが多く、木箱や袋などの付属品がついている場合があります。
査定では、どのような記念品であるかが明確に分かる付属品があるとプラスになりますので、もし、お持ちであれば一緒にお持ちください。

金相場が査定額の大きなポイント！

査定額は、金杯の重さ（g）にその日の金相場を掛け合わせた金額が基準になります。

金相場は日々変動しますが、現在（2024年12月）は高い水準をキープしています。

今年の1月と比べると、K18の金価格が1gあたり、2,500円程度もアップしているんですよ！

【金製品を手放すか迷っている方へ】
現在、多くの方が金製品を手放している理由の一つが、この高い金相場です。もし「いつ売るべきか」と迷っているなら、このタイミングで思い切って査定に出してみるのもおすすめです。

最後に

お家を片付けていると、意外と知らなかった金製品が出てくるかもしれません。

お持ちの金杯（金製品）が本物かどうかを見分ける方法についてお話しましたが、刻印は専用のルーペがないと見えづらい場合があります。

色や重さについても、比較するものがないとなかなかご自身で判断するのは難しいことがあるかと思います。

本物かどうかわからなくても、当店ではきちんと1点1点確認しますので、気になるものはぜひ一度お持ち下さい♪

また、この記事を読んで、

金の資産価値に興味を持たれた方
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