お品物の詳細

ブランド：ROLEX（ロレックス）

型番：279171※現行モデル

商品名：レディ デイトジャスト

ムーブメント：自動巻き

キャリバー：cal.2236（ロレックスによる完全自社製造）

ケース：オイスタースチール＆エバーローズゴールド

ブレス：ジュビリー 3列リンク

　　　　エバーローズロレゾール/オイスタースチール＆エバーローズゴールド

ケースサイズ：28mm

ダイアル：10Pダイヤ入りチョコレート

付属品：内外箱、ギャランティーカード、冊子、タグ

製造期間：2016年～現在

参考定価：￥1,590,600（2023年12月9日現在）

こちらのレディ デイトジャストは現在、ロレックスの公式サイトにも掲載されている現行モデルです。

公式サイトでもシュミレーションで確認できるとおり『レディ デイトジャスト』と一口に言っても、文字盤に使用されている素材やカラー、インデックスやブレス、ベゼルの仕様によって定価は大きく異なります。

今回お持ちいただいたお品物は、インデックスに10個のダイヤモンドが据えられたチョコレートの文字盤にベゼルはフルーテッド、ブレスは3列リンクのオイスターという組み合わせです。

外観でなによりも目を引くのは、やはりインデックスのダイヤモンド。

全体的にシックな印象を与えるカラーリングの中で眩く輝いている10個のダイヤは、時計の存在感をグッと上げてくれています。

大人の女性にピッタリの、素敵な一品ですね。

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査定ポイント

お持ちくださったお客様に伺うと、「デザインは好きなんだけれど、もっと好みの時計が見つかったから、それを買う資金にできたらと思って持ってきました」とお話ししてくださいました。

査定額への期待値も相応に高いと予測できましたので、気合いを入れてお査定させていただきました。

実は今回のお査定ではほとんどマイナスポイントは無い、という結果となりました。ではどんなところがプラスポイントとなったのか、ご紹介させていただきます。

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①ほぼ使用していない『美品』だったこと

まずプラスポイントとして挙げるのが、お時計の状態が大変良い『美品』であったことです。

買取のお査定の際、買取スタッフはお品物の状態をざっくりと『新品・未使用』『美品』『並み程度の使用感あり』『目立つキズや支障あり』『壊れ物（ジャンク）』の中のどれに当てはまるのかを確認します。

そして査定額としては前者に近い状態であるほど高額になる可能性が高くなります。

今回のお時計は未使用品ではないものの、お客様の着用回数が数回だったということもあり、外観に使用感をほとんど感じないこと。

また日差測定をした結果も全く問題がなく、オーバーホールを必要としない動作良好な状態だったことがプラスポイントとなりました。

ちなみに、普段時計を身に着けない方、もしくはApple Watchなどのスマートウォッチ派の方だと『オーバーホール』というのは耳慣れないワードかもしれません。

オーバーホールとは、時計が正確に動作するように、専門の方が時計すべてのパーツを分解、修復、洗浄、調整したりするメンテナンス作業のことを指します。

ムーブメントの自動巻き、手巻き、クオーツ式(電池式)を問わず、正確に永く時計を使用するために必要なことで、オーバーホールをしないまま長期間使用していると、次第にパーツが摩耗したりして動きが鈍くなることで、示す時間が遅れてきてしまったり、最悪動かなくなることもあります。

そのような支障を避けるために、定期的に時計をオーバーホールに出す必要があるのです。

特にロレックスは高級時計なので、モデルによって金額に違いはありますが、一回のオーバーホールで平均約6万円から11万円ほど費用が掛かります。

どの買取店でも査定の際、買取スタッフは動作に支障を感じられるものなどには、買取後の状態回復のためにこのオーバーホールにどれくらい費用が掛かるかを予測し、その分査定金額を抑えて買い取るのが基本かと思います。

そのため使用時の時計の精度だけではなく、売却時の状態ランクをより良いものにし、より高く買い取ってもらうためにも定期的にオーバーホールに出すことは大切なポイントと言えます。

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②インデックスが『10Pダイヤ』だったこと

レディ デイトジャストの文字盤には、インデックスにダイヤが据えられていない普通のデザインのものもあります。

種類としては金属製のシンプルな棒が据えられているものと、ローマ数字が据えられているものの2種類があり、こちらの定価はそろって1,329,900円（2023年12月9日現在）となっています。

同じベゼル、同じブレスでも文字盤のデザインが違うだけで10万円単位で定価が変わってくるんですね。

今回のお時計は文字盤に10個のダイヤが据えられた、いわゆる『10Pダイヤ(テンポイント ダイヤ)』のもの。定価がダイヤの価値の分高くなっているように、中古買取の際もダイヤが無いものよりもお買取り金額は高くなる可能性が高いです。

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③付属品が全て揃っていたこと

お時計をとても大切にされていたお客様は、ご購入時に付属していたギャランティーカードや箱なども一緒に、全て購入時のままの状態で保管されていました。

そして今回のお査定の際も付属品を全て一緒にお持ちくださり、これはとても大きなプラスポイントとなりました！

ロレックスの時計を売ろうとした時、付属品で一番重要なものはギャランティーカードというのはご存じの方も多いと思います。

ギャランティーカードとは、その製品が本物であるということを証明する大切なアイテムです。

市場に偽物も多く出回っているロレックスの中古市場では、どんなに時計本体の状態が良いものでも、ギャランティーカードが無いというだけで査定額が万単位で減額されるのも珍しくありません。

ロレックス正規店で購入した場合は必ず付属されるものなので、ロレックスの時計をお持ちの方はいつか売却するかどうかが未定であっても、箱などと一緒に大切に保管しておくことを強くおすすめします。

また、ギャランティーカード以外で意外にもポイントとなる付属品が『余りコマ』です。

『コマ』とはブレスを構成しているパーツのことを指します。メタルブレスの場合コマは小さな筒状の金属パーツでできており、このコマを何個も繋ぎ合わせて作ることで、時計のブレスは人の手首の形に沿って曲げることができるようになっています。

コマは多ければ多いほどブレスが長くなり、逆に少なくなればその分ブレスは短くなります。

女性の場合、手首が男性の方と比べて細いため、新品で購入した付属のコマすべてを用いた状態の時計を腕にはめると、余裕があり過ぎてブレスがユルユルな状態になってしまうことがよくあります。革ベルトのものであれば金具を詰めて留めれば済む話ですが、このような形のメタルブレスはそうはいきません。

メタルブレスを自身の手首のサイズに合わせるためには、一度ブレスを分解して余分なコマを外すことで長さを短くする必要があります。

こうしてサイズ調整のために本体から外されて不要となったコマを『余りコマ』と私たちは呼んでいます。

ブレスを“短く”する際に余ったコマなので、この余りコマを保管途中で無くしてしまった場合、その時計は“現状よりもブレスを長くすることができないもの”になります。それはつまり、売却した後にその時計を着用できるのが“短くなったブレスを手首にはめられる人だけ”に限定されてしまうということ。

例えロレックスの時計でも、余りコマが無い状態で平均的なサイズよりもベルトが短くなってしまっているものはメンズ・レディースを問わず中古市場で売れにくいため、その分買取店でのお買取り金額も多少下がってしまいます。

もし、お手元に時計を購入した時に貰った余りコマがまだ残っているという方、またはこれから時計の購入を考えていらっしゃる方は、ギャランティーカードと同じように余りコマも大切に保管しておくことをおすすめします。

今回のお時計は内外箱、ギャランティーカード、タグが全て揃っており、ベルトはコマを全て使用している状態で製品として欠品ゼロの状態でしたので、お買取り金額も目一杯がんばることができました。

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