本日は現在、当店が最も力を入れている買取ジャンル「貴金属」の査定について詳しくご説明したいと思います。
実際の査定の際に行っている手順と、普段よく買取させていただくお品を詳しく掘り下げてご紹介します！
この記事は
・貴金属を売りたい
・貴金属を売ろうか迷っている
方に向けての記事になります。よろしければ参考にしてみてください。
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素材の確認
まずお客様にお持ち込みいただいたお品を手に取って、私たちが最初に行うのは、「素材の確認」です。
刻印が入っているものはその刻印内容を確認します。
刻印はお持ちいただいたものの素材が何であるかを示すとても重要なものになります。
難しそうに思えますがコツさえ掴めば簡単に読み取ることができます。
刻印の数字は主にそのお品の純度を示しています。
金の場合
金の純度を示す刻印は「K」と「数字」で表されています。
「K」とは「Karat(カラット)」を省略したもので、金の純度を24分率の重量比率で表しています。
金は製品化する際に一定の分量の混ぜ物をすることが多いので、そのお品にどれだけの金を含んでいるのかを調べる必要があります。
例えば「K18」と刻印が入っていたら、そのお品は18/24で重量の75％が純金となります。
現在市場に出回っているものの多くは「K24」「K22」「K18」「K14」「K10」のどれかであることが多いです。
また、海外の製品には「750」など、1000分率の数字のみの刻印しか入っていないことも多数あります。
よく「750の刻印は、18金と何が違うの？」とご質問されることがありますが、基本的には同じ意味です。
貴金属の刻印は金という漢字ではなく「K」を使うのが一般的です。
流通地域や年代によっては「18K」という風に、数字の前ではなく後ろに「K」がついている刻印があります。
意味は変わらないのですが、海外製品に多く特に東南アジア諸国で作られた製品に多いようです。
これがすこし厄介で、18Kと入っていても実際の純度が低かったり、
ひどいときはほとんど金が含まれていないことも稀にあります。
プラチナの場合
プラチナの純度を表す刻印は一般的に「Pt」と1000分率の重量比率の数字で表しています。
日本やアジア圏では「Pt」ですがアメリカでは「PT」や「PLAT」なことが多いです。
流通年代によっては「Pm」という刻印のものもありますが、
こちらも古いお品ですので含有量がバラバラだったり、実際の純度は低かったり、
場合によってはほとんどプラチナが含まれていないこともあるので注意が必要です。
当店では比重計を利用したり、金属のテストをして正しい品位でお買取させていただきます！
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重量の確認
次に行うのは重量の確認です。
基本的に貴金属類の買取は、
「その日の素材の買取金額」×「重量」で計算します。
原材料費というような感じです。
ネックレスや指輪等のジュエリー類
ノーブランドジュエリーは基本的に上記のように重量で計算してのお買取になります。
「地金の金額」＋「ついていれば石の金額」が買取金額になります。
ダイヤモンドは別ですが、ルビーやサファイア等の所謂カラーストーンにはお値段がつくものが非常に少ないのが現状です。
購入金額には加工費やデザイン料等が含まれているので、買取金額は購入金額の1/10～1/20程の金額になると言われています。
買われた時の金額を考えると驚かれる方が多いのもわかります。
千切れていたり、歪んでいたりしても重さで計算するので買取金額が変わらないのはメリットです。
逆にティファニーやカルティエ等のハイブランドジュエリーは、
そのブランドの製品としての価値を見ることができるので、重さがそんなになくても製品としての価値があるので金相場の上下に左右されにくいのがメリットです。
しかし、壊れていたり歪んでいたりすると買取金額が下がってしまいます。
場合によっては重さで買取させて頂いたほうが高額になることもあります。
金縁メガネ
金縁のメガネに流行り廃りは基本的にはないので、こちらも重さでの買取になります。
レンズや鼻当て部分等の金以外の素材の重さも含まれますので、
お持ち込み前にお客様自身で金以外のパーツを取り除いていただくことをお勧めします。
金無垢の腕時計や懐中時計
ロレックス等の高級ブランドの金無垢時計以外は基本的には重さで買取させていただきます。
有名ブランドでも市場相場を見て重さで買取させていただいた方が高額になるケースもあるので、どちらも見て判断します。
海外の金貨や日本の記念硬貨
マン島キャットコインやクルーガーランドコインやメイプルリーフコイン等、様々な国から様々なコインが発行されており、銘柄によって金の品位も様々です。
パンダ金貨等のプレミアが付いたものもありますが、重さで買わせていただくことがほとんどです。
コインにはgでなくoz(オンス)という単位が書かれているものが多く、
24金の金貨の場合、1オンス＝31.1gなので、1/10オンス＝3.1g、1/20オンス＝1.5gという風に計算しています。
ちなみに22金の場合は1オンス＝33.9gとなります。
日本の天皇陛下御在位60年金貨や御即位金貨なども重さでのお買取になります。
調べたところ、昭和62年に販売された天皇陛下御在位60周年金貨は額面が10万円で、当時の販売金額が専用ケースに入った一番高いもので126,500円だったようなので、
2022年10月初旬現在の金相場で計算すると購入時の金額を上回ります！！
金歯
最近よくお持ち込みいただく金歯も、形はいびつですが間違いなく金です！
指輪やネックレスと違って刻印等も入っていないですが、専門の道具を使って調べた上で重さで買わせていただきます。
細々していますが、かき集めるとそれなりの金額になるかもしれません！
他にも以前お買取させていただいた金製の仏具や、万年筆のペン先など、
何か製品の一部に素材価値のある金属でしたら、どのような形状でも買取させていただきます！
金製の仏具についてはこちら！
22金 香炉の蓋をお買取りしました｜金の買取はお任せください【かんてい局金沢久安店】
金の売り時はいつ？
職業柄、お客様から「金の売り時はいつ？」や「これから上がると思う？」等のご質問を受けることが多いですが、
実際のところ世界規模での話になってくるので私にも売り時や今後の金相場の推移は判断できませんし、
お客様自身がご納得して頂けるタイミングで売っていただくしかありません。
一つの目安として、
30年前の1992年の10月の金相場が1500円前後で、
20年前の2002年10月の金相場も1500円前後で、
10年前の2012年10月の金相場が4200円前後であることから、
2022年10月現在の金相場が8500円前後で推移している今が一つの売り時であると言えるのではないでしょうか。
最後に…
かんてい局金沢久安店では現在貴金属の買取に力を入れております。
1点からでも喜んで査定させていただきます。
また、「素材が何かわからない」「これって金なの？」というようなお品でも、
1点1点お調べいたしますのでぜひ一度かんてい局金沢久安店にお持ちください。
それでは本日も皆様のご来店心よりお待ちしております。
最後までお付き合いありがとうございました。
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【住所】 石川県 金沢市 久安３丁目400
【営業時間】 OPEN 10:00 ～ CLOSE 19:00
※お昼12時頃は混み合う傾向にありますので、その他のお時間のほうがスムーズに査定に入れる可能性が高いです。
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