高くなりやすいケリーバッグは？

エルメスを代表するケリーバッグは、素材・サイズ・色・縫い方の組み合わせによって様々な種類があります。

買取りでは欲しい人が多いアイテムほど金額がつきやすくなりますが、ケリーの場合よく言われるのがサイズ。

見た目にも分かりやすく使い勝手に直結するところなので、気にする人が多いんですね。

そのサイズは「25」「28」「32」「35」の4種類。

今のトレンドもあって、人気なのは「25」「28」の小さめサイズになります。

 

そして、ケリーならではの質問で「内縫いと外縫いどちらが高いですか？」というのも耳にしますが、結果としてはそれほど大きく変わらない感じがします。

内縫いは曲線的で柔らかい印象になり、普段からカジュアルに使いやすいタイプ。

口が大きく開いて物を出し入れしやすいのはメリットですが、だらんと開きすぎてキレイに見えない場合もあります。

対して外縫いは直線的でカッチリしたイメージ。

フォーマルな場やお仕事で使うのにも向いています。

開け閉めがちょっと大変なようですが、凛として優雅な佇まいが魅力的。

どちらもメリット・デメリットがありそれぞれに需要があるため、サイズや状態など他の要素の方が金額への影響は大きいように思われます。

 

査定ポイント

①仕様

今回のお品物の仕様は、

・サイズは「35」

・色はブラック系

・素材はボックスカーフ（推定）

・内縫い

・年代は2000年頃

・ショルダーストラップ付き

・布袋あり

・鍵あり（カデナ無し）

という形でした。

前述したようにサイズの人気は「25」「28」なので大きめでしたが、使いやすい色と付属品のショルダーストラップもしっかり付いていたことがプラス評価になりました。

 

②状態

今回のケリーは、購入から約20年以上のあいだ愛用されてきただけあって使用感はかなり見られる状態でした。

表面のレザー部分にシワやキズが入り、ブラックカラーの一部が剥がれて白っぽくなっていますね。

これはかなり使用感や中古感を感じてしまいやすい見た目の状況と言えます。

もし、店頭販売するとしてこの状態のケリーバッグに数十万円を払ってくれる人がいるのかというと少数だと思います。

今回のケリーで特にダメージが目立った部分はこちらの金具周りとバッグの角・四隅部分です。

ケリーといえば、バッグのフラップ部分にベルトが付いていてゴールドやシルバーカラーの金具が付いているのが印象的ですよね！

しかし、この金具ベルト部分は気をつけて使わないとレザーにぶつかって傷めてしまうんです。

また、バッグの角はスレやすく持ち運んでいるときにぶつけたり擦りやすい部分なので大きなダメージが見えやすいです。

ご自分が使われるときはご注意いただいて、中古品を購入する時はチェックしてみて頂きたいポイントです！

では、続きまして内側はどうなっていたのか見てみましょう。

やはり、物を出し入れする時にぶつかりやすいフラップ部分にキズが多い印象ですね。

ただし、大きなダメージやレザー品に多いカビが生えた痕跡などは無く、比較的キレイな状態だったといえます。

 

また、箱はすでに紛失されていたようですがエルメスの象徴であるオレンジカラーが特徴的な正規の保存袋を付属していただけました！

こういった付属品も高級バッグになると買取金額を左右する大事なポイントです。

もし、査定に出すのであれば付属品が残っていないか確認してみてください！！

今回は、ダメージが多い状態だったのでやむなく店頭販売はしないと判断した査定金額となりましたが、お客様自身はこんなに高くなると思ってなかった！と喜んでくださったので良かったです。

店頭販売が可能と判断すれば、今回のモデルの場合は10万円以上プラスでお買取りできたと思います。

 

これから売却を検討される方は、ぜひ上記で説明したポイントをチェックしてみてくださいね！

 

ちなみにこのケリー35を質預かりした場合には350,000円前後までご融資が可能です。

 

一度手離してしまうとなかなか手に入らなかったり大切な記念のお品物は、売らずに現金化できる質預かりもオススメ！ぜひ合わせてご検討ください。

 

※買取り金額はお品物の状態、付属品、相場、在庫状況により日々変動します。上記はあくまで目安としてお考え下さい※