航空系優待券の相場が下がり気味？

コロナウイルスによる渡航の規制も解け、国内に限らず海外へ旅行する人も増えたというお話も最近よく耳にするようになりました。

 

一時期は渡航の制限から、航空会社の株主優待券の相場はぐっと下がりました。

制限が解除されてからはやっと旅行へ行ける！ということから優待券でお得に飛行機を利用したいという需要も高まり、相場も徐々に上がっていっていたのですが…。

ここ最近、航空会社の株主優待券の相場がちょっと下がり気味になってきているんです。

 

個人的な見解も入ってしまいますが、恐らくコロナ明けの「旅行バブル」が少しづつ落ち着き始めたのと、原油価格の高騰から国内線であっても飛行機代が高くなっていることが原因なのではないかと思います。

 

今は物価も電気代も高くなり、今までよりも生活費がかかるようになってしまいました。

ゴールデンウイークあたりのニュースでも「節約するために遠出はしないで近場で過ごす」なんて意見も多かったようです。

規制が解除された頃は旅行への熱が高い人もたくさんいたのかもしれませんが、それが落ち着いてきてしまっているのかもしれませんね。

 

加えて、原油価格の高騰から国際線のみならず国内線も飛行機代が高いのが続いています。

優待券が使えるのは国内線のみですが、行く場所によっては優待券を利用したとしても高く感じてしまう人もいらっしゃるのかなとも思います。

後は私自身の体験談として、行くことが前から決まっているなら優待券を利用するよりも早割などで予約したほうが安くなるパターンもありました。

 

株主優待券は有効期限ももちろんですが、需要の面も相場に影響してくることが多いです。

特にこの先も使う予定がないのであれば、これ以上安くならないうちに売ってしまうのも一つの手かもしれませんよ。

 

JAL株主優待券の査定ポイント

①売る時期

今回買取させていただいたのはJALの株主優待券。

航空会社の株主優待券はANAかJALをお持ちいただくことがいちばん多いです。

どちらの優待券にも有効期限がありますが、その期限の長さに違いがあります。

 

ANAの優待券の有効期限が約1年なのに対して、JALは約1年半とちょっとだけ長めなんです。

売るかどうか考える時間の猶予はANAより長くなりますが、期限がギリギリになってしまうと相場もぐっと下がってしまうので注意が必要です。

 

今回お持ちいただいたJAL株主優待券は、2023年12月1日～2025年の5月31日までが有効期限でした。

 

 

2025年の5月までなら期限はまだまだ長いと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、実は今年の5月中旬に最新の優待券が発行されています。

その優待券の有効期限は2024年の6月1日～2025年の11月30日まで。今はこの有効期限のものが最新券となっています。

 

そのため、今はいちばん買取金額が高くなるのは2025年の11月30日が有効期限の優待券。

ですが、まだ発行されたばかりということもあり、幸いにも2025年5月31日までの優待券との相場の差はそこまで大きく開いていません。

これが今年の年末など手放すのが先になると、買取金額が今よりももっと安くなってしまう可能性もあると思います。

 

今回のJAL株主優待券は最新券ではありませんでしたが、まだ相場が大きく下がってしまう前にお持ちいただけたことが最大のポイントとなりました。

 

②状態

金券にも状態って関係あるの？と不思議に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は大事なポイントのひとつなんです。

 

使うのが困難なレベルで汚れていたり破損していたりすると、買取金額が安くなってしまったり、場合によっては買取不可となってしまうこともあるんですよ。

金券は買取した後、店頭に並ぶものも多いです。

次に使う人が安心して使ってもらえる状態かどうかというのも、査定では重要なんです。

 

優待券は発見用コードがスクラッチ状になっているものが多いので、この部分が既に剥がれていたりするものは買取できない場合もありますのでご注意ください。

 

今回は折れや汚れなどもなく、状態が良かったこともプラスの評価に繋がりました。

 

※買取り金額はお品物の状態、付属品、相場、在庫状況により日々変動します。上記はあくまで目安としてお考え下さい※