シャンパンの中古需要

シャンパンはお酒の買取で決して持ち込みが多いという訳ではありません。

当店の場合だとウイスキーやビールなどのほうがお持ちいただく機会が多いです。

それ故に店頭に並ぶことも少なくはなってしまいますが、あれば売れるタイプのお酒です。

 

そもそもシャンパンに明確な賞味期限はありません。

アルコールが一定以上入っている為、腐敗しにくくなっているからです。

ただし腐りにくいというのは未開封で適切な状態で保管した場合の話です。

ウイスキーやフランデーほどのアルコール度数ではないので、デリケートなお酒であることには変わりはありません。

 

すぐに飲んでしまえば別ですが、お家でも保管に気を付けなくてはいけないお酒はなかなか買取金額も上がりづらい傾向にあります。

その人がどんな状況で保管していたか分からない場合には、中のシャンパンの状態も何かしら変化している可能性もゼロではありません。

そういったある程度のリスクの伴う部分もあり、状態や銘柄によっては数千円くらいにしかならないものも。

 

売る時期に関しては、この時期に中古市場でも価格が上がる！というのは断言できませんが、パーティーや忘年会などでシャンパンを飲む機会が増えてくる頃に売るのもいいと思います。

店頭でも見に来る人が増える時期にもなりますし、クリスマスから年末にかけて自分へのご褒美としてお酒を買う人もいるかもしれません。

 

ある程度年数が経ったシャンパンは中の状態が悪くなる前に売ってしまうほうがいいと思いますが、最近買ったものであれば保管に気を付けつつ探す人が多くなる時期まで待つのもいいかもしれませんね。

 

アルマン・ド・ブリニャック グリーン マスターズエディションの査定ポイント

①状態

今回お持ちいただいたアルマン・ド・ブリニャック グリーン マスターズエディションは、全体的に状態の良いお品物でした。

 

まずは栓の部分。

 

 

剥がれなども無く、キレイな状態です。

安心して店頭にも出せる状態ですね。汚れもほとんど無かったのも良かったです。

 

 

ボトルの正面にあるシールもキレイでした。

このシールやラベルが剥がれていると、買取金額にも影響が出てくることもあります。

特に人気のお酒だと数千円程度のマイナスになることもあるのでご注意ください。

 

また、今回のアルマン・ド・ブリニャック グリーン マスターズエディションのようなタイプのボトルは中のシャンパンの状態を見ることができません。

そんな時にはどうすればいいのか。ここで重要になってくるのが「重さ」です。

 

 

シャンパンに限らず、中のお酒の状態が見えないボトルの場合には重さを量ります。

その重さを確認して、目減りしていないかどうかなどを判断して買取価格を決めていきます。

 

もし未開封であるにも関わらず、明らかに重さが減っているような場合には中のお酒が悪くなっていることも考えられます。

そうなると、場合によっては状態が良いものよりも10,000円以上の金額の差がついてしまうことも。

 

今回のアルマン・ド・ブリニャック グリーン マスターズエディションは重さを見ても中のシャンパンの状態は問題ないと判断できるものだったことが大きかったです。

 

②希少性

アルマンドはいくつか種類があるのはご存知ですか？

「ゴールド」「ピンク」「グリーン」「レッド」「シルバー」「ブラック」の全6種で、中古市場でもそれぞれ価格が異なってきます。

 

今回お持ちいただいたのはグリーンのボトルの「マスターズエディション」と呼ばれるタイプ。

 

実はこのシャンパンは世界最高峰のゴルフトーナメントである「マスターズゴルフトーナメント」の第75回大会を記念してリリースされた限定ボトルなんです。

優勝者に渡されるグリーンジャケットに合わせてグリーンカラーのボトルになったんだそうですよ。ちなみに中身はゴールドと同じなんだとか。

 

限定品なので、中古市場でも需要が高くなっているんですね。

中身が同じゴールドと比べるとグリーンのほうが高くなっていて、買取価格も20,000円～30,000円ほど差がついているようです。

 

今回の買取金額になったのは、より希少性の高いタイプをお持ちいただけたことが大きかったです。

 

また、専用のケースも一緒にお持ちいただけたこともプラスの評価に繋がりました！

 

 

 

このケースがあるかどうかでも、数千円ほど買取価格が変わることもあります。

お手間かもしれませんが、少しでも高く売りたい時には一緒にお持ちください。

 

※買取り金額はお品物の状態、付属品、相場、在庫状況により日々変動します。上記はあくまで目安としてお考え下さい※