鑑定書はあった方がいい？

 

鑑定書はダイヤモンドの品質が分かる証明書になります。

俗にいう「カラット・カット・カラー・クラリティ」の「４C」が記載されているんですね。

このグレードが分かると、買取りの際もプラスになることが多いです。

 

もし鑑定書がない場合は「おそらくこの程度のグレードだろう」と推定して評価しますが、本来のグレードより低評価になってしまうこともあります。

鑑定書がつくぐらいのダイヤだと高品質であることが多く、またそのグレードもはっきりするため、きちんと最大限の評価をすることができるんです。

 

さらに、買取り後販売する場合も、鑑定書という客観的で分かりやすい証明書があった方がお客様に安心して購入してもらえるため、販売しやすくなります。

高品質であることの証明＋販売のしやすさから鑑定書なしの商品より高く売れることが見込めるので、買取金額もプラスになるんですね！

 

ルビーやサファイヤなどのカラーストーンにも鑑別書がついているケースがあります。

こちらも同じようにプラス評価に繋がるので、証明書があった場合はぜひ一緒にお持ちください。

 

査定ポイント

①状態

指輪は1度でも着けると必ずキズはついてしまいます。

もちろんキレイであるに越したことはないですが、小傷であれば大きなマイナスにはなりません。

今回のお品物もキズや変色が見受けられましたが、一番ポイントだったのはこちら。

 

 

上の写真では、薄っすらサイズ直しをしたような跡が見られます。

下の写真には亀裂が入っているのが分かります。

 

サイズ直しは一度指輪を切って大きくしたり小さくしたりするので、どうしてもその部分の強度が落ちてしまいます。

亀裂の部分も同様に、使っているうちに広がっていき、割れてしまう可能性もゼロではありません。

金としての価値はこういった箇所があっても変わりませんが、指輪いう製品としての評価は残念ながらつきにくくなってしまいます。

デザインがとてもステキでしたので、「金相場×重さ」に＋αの評価があまりできなかったのが勿体ないお品物でした。

 

②鑑定書

最初に述べた通り、鑑定書があるとダイヤモンドの評価もアップしやすくなります。

今回の指輪に付いているのは約0.3ctのダイヤ。

そして、しっかり鑑定書もついていました！

 

 

グレードを見てみると、Fカラー・VVS1・VGとキレイな石！

カラーストーンや小粒のダイヤは宝石自体に金額がつくことはなかなかありませんが、今回はこの鑑定書があった点を考慮してプラスさせて頂きました。

 

ちなみにこの指輪を質預かりした場合には43,000円前後までご融資が可能です。

ジュエリーは同じものが2度と手に入らない可能性が高いもの。

手放すか悩んでいる場合は、一旦質預かりにするのもオススメですよ。

 

※買取り金額はお品物の状態、付属品、相場、在庫状況により日々変動します。上記はあくまで目安としてお考え下さい※