16233の相場

たびたび相場高騰の話題が出るロレックスですが、このデイトジャスト/16233の中古相場もやはり上がっています。

スポーツモデルほどのプレミアや高騰は見られないかもしれませんが、20年ほど前と比べると買取金額は約3倍に！

コロナ前の2019年と比べても約2倍ほどの金額となっています。

他のモデルと同様コロナ時期に一気に高くなり、それが今も続いているといった状況です。

 

デイトジャスト/16233は2004年に廃番になっており、当時の定価は630,000円程度。

現在は状態の良いものだと約70万円以上で販売されているので、昔よりかなり価値が上がっていることが分かります。

「ロレックスといえばこの感じ！」と思う方も多い王道のデザインは、今もなお人気が高い証拠ですね！

 

査定ポイント

外側の状態

買取金額だけを見ると、「なんかちょっと安い…？」と思われた方もいると思います。

確かに16233の買取金額としては低めなのですが、これには理由が。

まず、一番大きな理由はフラッシュフィットと呼ばれてるパーツの破損です。

 

 

6時側のベゼルすぐ下、ゴールドのプレートが剥がれて無くなっていました。

時計を着けられないわけではないですが、見た目にもかなり「壊れている感」が出てしまいますよね。

当店でもこのままお客様に販売するのは難しい状態です。

 

また、ガラスにも大きなキズが入っていました。

 

ガラスのキズは、ケースやブレスレットのように磨いてとることができません。

このキズのまま使うか、新しいものにパーツ交換する必要があります。

 

かなり年代物ということもあり、その他にもダメージが見られ、付属品も一切なしという状態。そのため、残念ながら通常相場を下回る金額となってしまいました。

 

内部の状態

機械式時計（自動巻き時計）は、定期的にオーバーホールという分解掃除をすることが推奨されています。

ですが、長年使わずに仕舞いっぱなしになっていたものだと、いつオーバーホールしたのか分からなかったり、しないままだったりすることも。

そのままにしておくと内部に不具合が出て動かなくなってしまう可能性もあります。

時計が動かないとなると、それはやっぱりマイナスポイント。

メンテナンスするにしても、通常より料金が高額になる恐れがあるからです。

 

そして、今回の場合。

リューズを巻き上げてみると…動きました！

時間合わせやカレンダーの早送りもちゃんとできます。

もちろん精度までバッチリとはいきませんが、動作が確認できただけでもプラス評価。

全体的なコンディションはあまり良くなかったものの、きちんと動作確認ができたことで上記金額となりました。

 

このような状態でも数十万の金額がつくのはさすがロレックスですね。

普通の時計なら、こんな風にはいきません。

ガラスが粉々に割れていたりブレスレットが切れていたりしても、ロレックスなら万単位で売れる可能性が十分にあります。

どんなにボロボロでも捨てたりせず、試しに査定にお持ちくださいね。

 

ちなみに、このロレックス 16233 を質預かりにすると約360,000円までご融資が可能です。

ロレックスの定価も高くなってきていることから、売ってしまった後に後悔しても買い直すのは大変です。

手放すか悩んでいるときは、一時的に現金化して取り戻すことができる質預かりも便利ですよ。

 

※買取り金額はお品物の状態、付属品、相場、在庫状況により日々変動します。上記はあくまで目安としてお考え下さい※