A13356　クロノマットエボリューション43をお買取りしましたのでご紹介します。

今回お越しいただいたお客様は、時計の中でも最近はクロノマットに目がないというお話をしてくださり、他のクロノマットも数本所有されているとのことでした。

今回は店頭に展示されていたこちらのAB0115”クロノマット44　日本限定500本”をご購入いただき、買い替えという形で表題のA13356を買取に出していただきました。

2つとも、そっくりな見た目ですが、インデックスが2本線だったり、クロノグラフが縦配置だったりと少しづつ違います。ケースサイズも1mmアップしてます。

周りの人たちにはなかなか気づかれなさそうな小さな変化ですが、クロノマットに対するあくなきこだわり、素敵です。

査定のポイント

状態

オーナー様曰く、昨年オーバーホールに出されているとのことで、日差も少なく外装もきれいなお品物でした。

付属品の欠品

今回のお品物は、ワンオーナー品ではないそうで、買取にお持ちいただいたお客様も中古でご購入されたとのことでした。購入時よりギャランティカードがなかったとのことで、本体のみでの査定額算出となりました。

ギャランティカードがないと査定額が下がる

ブライトリングの時計は、ギャランティカードをなくしてしまうと、残念ながら査定額が下がってしまいます。理由はいくつかありますが、1つはエンドユーザーに売りづらくなってしまうことが挙げられます。

我々業者は、ギャランティカードがついていなくても容易に正規品・基準外品の見分けをすることが可能ですし、業者間の取引ではカードがないものの方が多く取引されているくらいです。

しかし、一般のお客様に販売をする際は、カードの有無が品物の信憑性に直結するため、売るためのハードルが1段上がってしまいます。

また、ギャランティカードがないとオーバーホールが受けづらくなってしまうこともあります。

少し前まで、ブライトリングはギャランティなしの時計のメンテナンスを受け付けていませんでした。最近は、ギャランティカードなしでも受けてもらえるようにはなりましたが、カードがないと国内正規品としての割引が受けられないため、オーバーホールには通常の倍の料金がかかることが懸念されます。

ギャランティカードがなくても、品物の良さに変わりはないのですが、これらの事情もあって本体のみの持ち込みでは査定額を下げざるを得ないのです。