シャネルのマトラッセはなぜ高く売れるのか｜高価買取される理由とは
今回ご紹介させて頂くのは、多くの女性を虜にし続けているCHANEL（シャネル）についてです。
ブランド創業当初から現代に至るまで、ファッション業界はもちろん腕時計業界などにも多くの功績や革命をもたらしています。
そんなシャネルが生み出した名作が
この記事ではマトラッセがどのような物で、なぜ高く売れるのか解説致します。
目次
マトラッセについて
マトラッセとはシャネルを代表する柄（シリーズ）の名称で、ダイヤ型にステッチを入れてキルティング加工されています。
一般的にはチェーンショルダーバッグを指す場合が多いですが、お財布や小物など様々な商品にマトラッセが使用されています。
マトラッセという言葉はフランス語で「詰め物をする」「ふっくらしている」といった意味があり、日本語では「ふくれ織り」とも呼ばれます。
その名の通り、ダイヤ型のステッチは素材がふっくらしているように見えます。
マトラッセの歴史
1929年にシャネルのブティックで女性用ショルダーバッグが売り出されました。
なんと当時はショルダーバッグは男性が使う物であり、多くの女性はハンドバッグやクラッチバッグを使用していた中での出来事です。
シャネル創業者であるココ・シャネルは、バッグにより両手がふさがってしまう事を煩わしいと思っていたそうで自身のブティックで販売する事にしました。
その後、1955年の2月に「2.55」と名付けたショルダーバッグを発表し、女性達がショルダーバッグを使用する事が当たり前である時代となりました。
ここまではショルダーバッグの歴史についてでしたが、マトラッセが何故流行ったのか、それは1983年にシャネルのデザイナーに就任したカール・ラガーフェルドによるものです。
ドイツ出身のファッションデザイナーであり写真家でもあるラガーフェルドは、シャネルの1920年代のショルダーバッグを踏襲しながら、現代風に手を加える事で一躍女性の憧れのバッグを作り上げたのです。
その中でも特にマトラッセの人気が高く、今日に至るまで憧れのバッグであり続けています。
なぜマトラッセは高く売れるのか
高く売れるバッグというのは数多く存在しますが、その中でもシャネルのマトラッセはリセール率がとても高いバッグです。
リセール率とは、購入した価格に対しての売却時の価値ですが、このリセール率が非常に重要なのです。
購入したのが10年前や20年前といった古いバッグの場合、購入価格の10%程度でしか売れないといったケースもある中で、マトラッセは当時の価格より高く売却できる可能性があります。
このようにリセール率が100%を超えてしまうのは一部のハイブランドや限られたシリーズのみとなり、その内の1つがマトラッセなのです。
それではなぜマトラッセが高く売れるのかご紹介します。
①販売価格の高騰
シャネルのみならずハイブランドの定価は年々上昇しています。
理由の1つが材料費の高騰です。
ハイブランドは素材や製造工程に妥協する事が許されません。
そのためマトラッセに使用されている良質な革や金属が高騰している事から値上げせざるを得ないのです。
80年代90年代のバブル期に大流行していた頃の定価が20万円～30万円程だったバッグが、現在は80万円～100万円と高額商品になりました。
一般の方がそう簡単に購入できる物ではなくなったため、中古需要が増加している傾向にあります。
②職人による手作業
シャネルのようなハイブランドがなぜ高いのか、それは製造工程に職人が関わっているからです。
機械によって大量生産できる商品ではないため生産数に限りがあります。
つまりシャネル製品はどの商品であっても希少価値があると言えます。
どれだけでも手に入る物ではないといった希少性もシャネルの中古需要を増加させています。
③シャネルの人気
シャネルはこれまでファッション業界に様々な革命を起こしてきました。
洋服にジャージー素材を取り入れた事や、それまで喪服とされていた黒色をドレスに採用したといった有名な話しがあります。
ココ・シャネルは女性を一番美しく見えるのは黒色だという信念を貫き、最初の頃は「どなたのお葬式ですか？」など揶揄されながらも人々に浸透させていきました。
今では黒い服を着ている女性に違和感など全くないのはシャネルの功績です。
腕時計においてもJ12という一大シリーズを築き上げていますが、当時は難しいとされていたセラミック素材を使用する事で腕時計業界を震撼させました。
今ではセラミックを使用した時計も増えていますが、それでもオールセラミックは一部のみとなっています。
このように様々な功績があり、私達がファッションを楽しむ事ができるのもシャネルのおかげかもしれません。
そんなシャネルには絶大な人気があり、どれだけ不景気でもシャネル製品は売れ続けています。
また、シャネルはヴィンテージ品の人気も高いため、中古市場でしか入手できない物の価値も上がっていると言えます。
マトラッセを高く売る方法
「飽きてしまって使わなくなった」「タンスの肥やしになっている」などなど古いマトラッセを眠らせている方は多いのではないでしょうか。
綺麗な状態の物もあれば、経年劣化でボロボロになっている物もあるでしょう。
シャネルのマトラッセはそれら全て売れます！
せっかく購入したマトラッセはいかなる状態でも高く売りたいですよね。
ここでは少しでも高く買い取ってもらうためのコツをご紹介します。
①掃除する
実は少し掃除するだけでも査定額が上がる可能性があります。
お店は買い取った後に掃除や修理をして販売しますが、査定時点では買取後にどれだけ綺麗になるか予測を立てながら査定するしかありません。
つまり鑑定士は少しでも綺麗に見える物に高値を付けがちなのです。
ただし、掃除しすぎて傷を付けてしまったり、薬剤によって変色したりさせてしまっては逆効果です。
あくまでも柔らかい布で拭く程度の簡単な掃除がオススメです。
②付属品を揃える
シャネル製品には「ギャランティーカード」という物が付属されます。
シャネルが厳しい品質管理のもとに販売している事を証明するためのカードとなっており、シリアル番号が割り振られていますので世界に1枚しか存在しません。
もちろん無くしても再発行などできるはずもありません。
ギャランティーカードの有無で数万円程度査定額が変わる事もあります。
本体のみでもバッグは売れますが、カードをお持ち頂くと更に高値で売る事ができます。
③早めに売却する
シャネルのバッグでありがちなのですが、経年劣化によりレザーの質感が悪くなったり、バッグの内側や特にポケットがベタベタになる事があります。
湿気が多い日本の気候では仕方ないのですが、上手く保管するにはコツがいります。
直射日光の当たらない場所で尚且つ風通しが良い事が条件です。
しかしながらそのような場所を確保する事は一般的に難しいため現実的ではありません。
そのため使わないのであれば早めに売却する事で、より高く売却する事が可能となります。
最後に
今回ご紹介したようにシャネルのマトラッセは高く売れるバッグです。
販売価格が高騰しているにも関わらず売れ続けおり、ハイブランドの中でも絶大な人気を誇っています。
ヴィンテージブームなども相まって古いシャネル製品が高値で取引されていますので、眠らせていたお品物は是非査定だけでもされる事をオススメ致します。
最後になりましたが、金沢バイパス店ではシャネル製品を高価買取しています。
新作はもちろん使い込んだ物まで喜んで査定致しますのでまずはお気軽にお越しください。
また、質預かりもしていますので「大切な物」「希少な物」は無理に売らずに是非質預かりをご利用下さい。
それでは本日も皆様のお越しを心よりお待ちしております。
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