シチズン独自の技術！エコドライブとは？｜その仕組みや魅力について解説します
当ブログをご覧頂き誠に有難うございます。
今回は腕時計のなかでもシチズンが独自の技術で開発した、
【エコドライブ】
というモデルについてご紹介させて頂きます。
腕時計を購入する際に重要視するポイントは人それぞれ、「デザイン性が高い」「資産性が高い」「機能が優れている」など様々な特徴を持った腕時計の中から選ぶ事ができます。
この記事では、数々の腕時計がある中でエコドライブを選ぶ理由とは何か、エコドライブとはどのような腕時計なのかについて解説致します。
シチズンの時計に興味がある方は是非参考にして下さい。
目次
シチズン エコドライブとは
エコドライブとは、シチズンが独自で開発した世界初のアナログ式光発電（ソーラー）時計です。
ソーラー時計と言えば、自然の太陽光ではしっかり充電されるのに室内の明かりでは充電されないといった物が多い中、エコドライブは室内の僅かな光でさえも充電する事ができます。
それだけではなく、余った電気を二次電池に蓄えるといった事もできるのがエコドライブと名付けられたシチズン独自の技術なんです。
エコドライブの中にも様々なモデルがありますが、一度フル充電をする事で暗闇の中でも長時間稼働する事ができ、モデルによっては暗闇で半年以上動き続ける物もあります。
腕時計初のエコマーク取得！
※出典：https://www.ecomark.jp/ecomarkdb/06134011.html※
CITIZENというのは日本語では「市民」です。
シチズンの企業理念でもある「市民に愛され市民に貢献する」といった事をまさに実現しているのがエコドライブだと言えます。
エコドライブは決して時計として愛される事だけを考えているのではありません。
市民に貢献するという事を実現するために、環境保護への取り組みもしっかりと考えられています。
エコドライブは電池交換の必要がないソーラーシステムを搭載しているため、不要になった電池を輩出して環境汚染をする心配がありません。
エコドライブは身に着けている人に環境意識を持つきっかけともなる腕時計であり、時計の新しい付加価値として「エコ」を取り入れています。
これらを世に広めるために、腕時計として初めて【エコマーク】を取得しました。
主な認定要件
エコマークの主な認定要件はコチラ
・製品の最終組立段階において溶剤として特定フロン、その他CFC、四塩化炭素、
トリクロロエタンの使用がなく、代替えフロンの排出がありません。
・製品、電池およびキャパシターは、水銀、カドミウム、鉛、六価クロム、およびそれらの化合物、
ポリ臭素化ビフェニル（PBB）、ポリ臭素化ジフェニルエーテル（PBDE）、
塩素化パラフィンを添加していません。
・修理などの対応体制が製品の製造中止後7年以上整っています。
・点検および修理の受託体制が整備され、利用者の依頼に応じて点検および修理を行っています。
・通常使用の場合、駆動システムの主要部品の保全寿命が7年間確保されています。
エコドライブの魅力について
※出典：https://citizen.jp/core-technology/eco-drive/index.html※
エコドライブの最大の魅力は、光に当て続ければ動き続ける事ができ、電池交換の必要がないところです。
環境にもエコであり、電池交換代が不要のためお財布にもエコであると言えます。
ちなみに自動巻時計は着用しなければ1～2日に1度ゼンマイを巻きあげないと止まります。
クォーツ式時計1～2年に一度は電池交換の必要があります。
その中で電池交換の必要もなく、太陽光どころか僅かな蛍光灯でも充電する事ができるのはとても優れた技術がないと作る事ができません。
特に省電力技術（パワーセーブ機能）はとても優秀で、モデルによりますがフル充電してあれば長いもので8年間も動き続けるようです。
ちなみに短いものでも暗闇で約半年間程動き続ける事が可能です。
エコドライブに込められた思い
エコドライブの開発が始まったのは1970年代、第一次オイルショックの後で新しいエネルギー源の開発が社会的にもテーマとして挙げられた時期です。
当時の腕時計はクォーツ（電池式）が最も主流でした。
今では環境保護への取り組みが一般的なものとなりましたが、当時の日本においてはそこまで根付いていませんでした。
そんな中、シチズンは使い終わった電池が廃棄物となってしまう事を問題視し、真っ先に光発電を腕時計の新たなエネルギー源として着目しました。
1976年には世界で初めてのアナログ式光発電時計「クリストロンソーラーセル」が誕生します。
※出典https://citizen.jp/core-technology/eco-drive/index.html※
発売時の価格は45,000円だったそうです。
文字盤に太陽電池が8枚装着されており、銀電池を二次電池として充電する仕組みになっています。
しかしこの時点では電池の耐久性などには限界があり、シチズンの開発はまだまだ途中です。
その後、1980年代に入るとフル充電で約200時間稼働する腕時計を発表しており、1990年代に現在のエコドライブへと繋がる６カ月稼働するモデルを発表しています。
改良は現在も終わる事なく進められており、エコドライブには環境への優しさ、そして使用する方に少しでも環境意識を高めて欲しいという思いが込められているそうです。
エコドライブ搭載モデルをご紹介
エコドライブは常に進化を続けています。
「電池交換不要で暗闇で動き続ける腕時計」というだけで終わる事はありません。
様々な付加価値がついた腕時計が発売されていますので、いくつかご紹介したいと思います。
世界26都市の時刻表示可能
型番：H820-T023070
商品名：アテッサ ダブルダイレクトフライト
素材：スーパーチタニウム
ケース幅：約43mm
参考価格：151,200円
リューズのみの操作で世界26都市の時刻とカレンダー表示が可能なダイレクトフライト機能、それだけではなくデュアルタイム機能も付けられたダブルダイレクトフライトです。
傷が付きにくく軽いスーパチタニウム素材で、日常の作業に没頭できる腕時計です。
「日付」「曜日」「クロノグラフ」付き
型番：E660-S119936
商品名：シチズンコレクション クロノグラフ
素材：ステンレス
ケース幅：約43mm
参考価格：55,000円
日付、曜日、そしてクロノグラフ機能が付いています。
防水性能は10気圧防水でアラームなど細かな機能も搭載、これだけの技術が盛り込まれていながら55,000円というリーズナブルな価格が魅力です。
デザイン抜群！レディースモデル
型番：EC1164-53W
商品名：XC（クロスシー）
素材：スーパーチタニウム
ケース幅：約27mm
参考価格：85,800円
エコドライブは女性モデルも作られています。
その魅力はなんと言ってもデザイン性、アクセサリーのようなキレイで滑らかななデザインが魅力。
女性は男性に比べてデザイン性を重視する方が多い傾向にあるので、しっかりと考えられています。
最後に
エコドライブの開発が始まってから40年以上経過し、機能性や利便性を追求するシチズンの終わりなき研究は、今後どのような時計を生み出してくれるのでしょうか。
エコドライブの更なる進化に期待したいと思います。
最後になりましたが今回ご紹介したエコドライブとは、機能性に優れており、電池交換の必要がない環境にも優しい腕時計です。
コスパの良い腕時計をお探しの方にもオススメできます。
種類やデザインも豊富で様々な年齢層に愛されていますので、是非ご自身のお好きな腕時計を探してみてください。
この記事は質屋かんてい局金沢バイパス店の鑑定士が担当しました。
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