時計と聞くと長針と短針を使い、現在時刻が何時何分なのか表している物を思い浮かべると思います。

 

答えは「NO」です。

実は、大まかな時刻であればたった1本の針でも時刻を表示する事ができるのです。

私も初めは「1本の針で何がわかるの？」と思いましたが、時刻の読み方が分かった時は嬉しい気持ちと同時に1針時計で十分ではないかとすら思いました。

写真の時計は針が重なっているのではなく実際に一本しかありません。

しかしながら【2時25分】であるという事が慣れれば容易にわかってしまいます。

それではどうやって時間を読むのかご紹介します。

 

1針時計でどうやって時間を読むのか

ご覧の通り針が一本しかありませんので、普段の時計をイメージすると時間の読み方はわかりませんよね。

しかし、実はとても簡単で小さな目盛りの1つが5分になっています。

12時からスタートして、5分、10分、15分と数えていけば自ずと指しているいる時間が分かります。

1周する頃にはしっかり12時間が経過している事になりますね。

写真の時計が指しているのはおよそ2時25分程が正解です。

針が2時～3時の間にある事で時間が2時である事は容易に判断でき、2時～3時の真ん中にある濃い目盛りが30分なので、

その1個前を指しているという事は25分という順番で見ていくと分かりやすいでしょうか。

慣れてしまうと時計の針は1本で良いのではないかと思えます。

毎回頭の体操にもなる気はしますが、完全に慣れると普通の時計の時間が分からなくなりそうですね。

 

珍しいほど高値で売れる訳ではない

写真の時計は当店で実際にお買取させて頂いた時計です。

しかしながらMONDAINE（モンディーン）というブランドも、1針時計も初めて取り扱いました。

そのくらい本当に珍しい時計なんです。

ただし買取価格という点においては、珍しければ珍しいほど高いという訳ではありません。

今回のモンディーンに関しては、過去の売買履歴などの相場が把握できたため、お値段をお付けすることができましたが、オーダーメイドの一点物なんかはこの世に同じものはないわけですから中古相場が存在しません。

一体いくらで売れるやら皆目見当が付かないということもあります。

そうなると珍しすぎて値段が付けられないなんてこともありえます。

その場合は実際に競りなどにかけてみて、市場に値段を決めてもらうという手もありますが、

いずれにせよその場では買取価格が決まらないという結果になってしまいます。

何事もほどほどが良いのかもしれませんね。

 

 

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