リセール率が良い事で知られるルイヴィトンですが、

驚きなのは廃盤になってから10年経過したものでも、再度価値が上がる事があります。

そこで今回の記事では

 

ルイヴィトン製品はなぜ廃番後も価値が上がるのか

 

について解説したいと思います。

ルイヴィトンはブランド品の中でも高く売れる

というのはご存知の方も多いと思います。

他の多くのブランドに比べてリセール率が明らかに良いブランドと言えます。

しかし驚きなのは廃盤後の価値です。再度価値が上がる可能性があります。

ファッション界のトレンドは驚くような早さで移り変わっています。

日々新しいデザインが誕生し、これまで飛ぶように売れていた商品でも翌年は誰も使っていない。

そんな事が多いファッション業界において、廃盤になった物の価値が上がり始めるというのは異例です。

どうしてこのような事が起きるのかお話し致します。

 

 

トレンドに流されない圧倒的ブランド力

ファッションのトレンドはすぐに移り変わりますが、ルイヴィトンの定番柄にはとても長い歴史があります。

例えば写真のバッグに使われているモノグラム柄は1959年から今までずっと人気です。

この長い期間の中でどれだけのデザインが誕生し、そして過去の物とされてきたでしょう。

そんな中で全く変わっていないモノグラム柄が現在でも売れ続けるのはファッション業界としては異例と言えます。

古くからある同じ柄を見ているはずなのに、それでも新作が出ると「欲しい」と思わせるだけのブランド力がルイヴィトンにはあります。

つまりルイヴィトンには柄やデザインを超えた、ブランド自体に購買意欲がそそられているのではないでしょうか。

そんな根強いファンを多く持っている事が、ルイヴィトンが他社を圧倒する人気者でいられる大きな要因ではないかと思います。

ルイヴィトンのバッグが欲しいのであればあえてブランドロゴがわからない物を購入するよりも、一目でルイヴィトンと特定できるモノグラム柄が売れやすいのも頷けます。

他にも市松模様のダミエ柄などはもっと歴史が長く、同じく今でもルイヴィトンのシンボルとして売れ続けています。

この普遍的なデザインを作り上げた事が廃盤品の価値を高める要因にもなっています。

 

セールをしない事が中古相場に影響！？

多くのブランドは売れ残った物を処分しようとセールをしたり、またはアウトレットに売れ残りを並べたり、アウトレット専用の低価格品を製造したりもしています。

これに対しルイヴィトンは安売りがありませんので欲しい方は定価で購入するしかないのです。

そのため、数が少ないお品は購入する事ができなかったり、お財布と相談して諦めたという方も多くいらっしゃいます。

しかしながら中古であれば限定品を購入する事ができたり、定価に比べて少し安く購入できるため中古需要がとても高いブランドになります。

ルイヴィトンがセールをするブランドであれば廃番品はもとよりリセール率は大幅に下がります。

 

廃番後も人気が再燃する事が多い

通常であれば廃番品は「売れなくなった」「時代に合わなくなった」という理由で廃番となりますが、

ルイヴィトンの場合は新しいデザインに挑戦するという意味で廃番になる事が多いです

そのため本当は欲しい人がいるけれど、惜しまれながらの廃番となっています。

その後しばらくは価値が下がりますが、

再度人気が再燃する可能性があります

例として写真のデニム素材のお財布をご紹介します。

形は通常のジッピーウォレットで、モノグラムデニムというラインです。

ちなみにこちらのお財布は2007年に製造されたものです。

未使用品という事もありましたが買取価格は100,000円を超えました。

何故このような高値が付いたのか、それはルイヴィトンのデニムのジャケットなどアパレル品が流行した事が原因です。

主にシュプリームとのコラボ商品のGジャンの影響が大きいと思われます。

ルイヴィトンは予測不能なところから人気が再燃する事があるため、廃番品であっても価値が上がる事があります。

 

旧モデルでもクオリティが高い

ブランド品にあまり興味がない方は、「ブランド品は名前だけで値段が高い」

と思われている方が多いように思います。

これに関して鑑定士として多くの製品を見てきた経験から申し上げますが、

高い物はクオリティも高いです

もちろん一概に値段だけでは言いきれませんし、ブランド品はその名前にも価値が付く事も否定致しません。

しかしながらハイブランドは作りがしっかりしており、あきらかに長持ちする物が多いのは本当です。

すぐに壊れてしまうような物は誰も欲しがりません。

ルイヴィトンの廃番品に価値があるのは、しっかり作りこまれていて長く使えるからです。

 

定価の値上がりによる相場の高騰

ファッション業界に限らず、ほとんどの物の値段が上がっています。

ルイヴィトンも同じで素材の価格があがっている事や、思うように品物が売れていかない時代の煽りを受けて商品の値上げを実施しています。

写真のネヴァーフルというバッグは、

10万円程の安いバッグ

というイメージがある方も多い事でしょう。

それはすでに過去の話しです。

現在はその2倍近くの価格となっています。

定価の値上げも廃番品の価値を上げる大きな要因です。

 

まとめ

最後までご覧頂き誠に有難うございます。

結論としてルイヴィトンの廃番品は

・今でも使える普遍的なデザイン

・トレンドで人気が再燃する

・古くても使える丈夫な造り

といった様々な要因から価値が上がる場合があります。

お持ちの廃番品が今なら高く売れるという事もあるでしょう。

是非一度査定に出してみてはいかがでしょうか。

 

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