お品物の詳細

ブランド：LOUIS VUITTON(ルイヴィトン)

品名：ゴブラン

型番：M52293

サイズ：W 31cm × H 34cm × D 14cm

ライン：エピ

カラー：ケニアブラウン

付属品：布袋、パドロック(鍵なし)

「エピ」とはフランス語で「麦の穂」のことを言い、横に流れるようなラインが麦の穂に見えることからその名がつけられました。

この風になびく麦の穂のような、ランダムな型押しが個性的で人気の高いエピラインですが、見た目に美しいだけでなく、丈夫で型崩れしにくく比較的水にも強いため、普段使いにも適しています。

ゴブランはカジュアルですっきりしたシルエットが印象的なリュックサックです。ファスナーがサイドまで大きく開くため、底の方まで見やすく、中のものが取り出しやすい造りになっています。

また、シンプルでユニセックスなデザインに加えて、カラー展開が多いエピの中でも落ち着きのある濃いブラウンですので、年代や性別を問わずどなたでもお使いいただけるアイテムです。

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査定ポイント

今回お買取りさせていただいたものは、お客様の方で長くご愛用されていたとのことで、その分使用感も目立つ状態のものになります。

ダメージの入りやすいストラップ周りの状態は使い勝手に直結します。また、塗装のハゲやひび割れなどのダメージはお品物の見た目にも影響が出るため、お査定の結果に反映させていただく重要なポイントです。

他にも、材質や保管状況によっては汚れやベタ付きなどが出る内側の状態もしっかり確認する必要がありますし、付属品の有無や状態チェックも忘れてはいけません。

では、これらの注目ポイントを実際に確認していきましょう。

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①本体の状態

エピ自体が元々丈夫な素材だけあって、全体のフォルムに関わるような大きな型崩れはありません。折れによるシワもごく小さなものがある程度で、大きな傷やへこみ、汚れはありません。

実際、中に荷物を入れて使っていれば、多少の歪みがでるのは避けられないことではあります。ですが大きく型崩れしていたり、折れやシワができてしまうと、どうしてもお査定ではマイナスになってしまいます。

使うときは荷物を詰め込みすぎないようにし、しばらく使わないときは荷物を取り出して中に詰め物をしたり、まっすぐ立てた状態で保管すると、型崩れの防止になりますのでぜひお試しください。

では、続けて本体の細部を見ていきましょう。

まず気になるのはフチの塗装ハゲです。本体上部や前面のポケット部分、下部のベルト状になっている部分は塗装のハゲが目立ち、場所によっては擦れて毛羽立っています。

バッグの機能面からみれば直接的な問題はありませんが、見た目の面からすると、これはマイナスポイントになってしまいます。

また、前面ポケット脇に小さいですが縫い目から裂けてしまった部分があるのも、残念なポイントです。

一方ファスナーですが、使用に伴う傷や変色などが多少見られるものの、錆や引っ掛かりはなく開閉もスムーズで、使用には全く問題ない状態でした。

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②ストラップの状態

ストラップとその周辺は背負ったりおろしたりで手が触れたり、服や本体と擦れ合うことが多く、構造上荷物の重さで負荷のかかる部分でもあるので、この部分のダメージはご愛用の証とも言えます。

ですが、ストラップのダメージはこの先のご使用に関わる部分ということで、お買取りの際には慎重に確認させていただくポイントになります。

実際今回のゴブランでも一番ダメージが大きかったのが、このストラップと周辺部分になります。

まず気になるのが、ストラップの付け根部分です。シワとひび割れに加えてフチがこすれて弱っており、縫い目から外側に向かって亀裂もあります。ダメージの状況としては決して軽いものではありません。

また、ストラップと本体をつないでいるD環の周辺を見ると、こちらも擦れや負荷によるダメージが見られます。

幸いにしてどちらもちぎれるまでには至っていないため、壊れ物＝ジャンク品の判定にはなりませんが、残念ながらお査定としてはマイナスの評価です。

ちなみに、革のひび割れというと経年劣化で起こる以外に、お手入れ不足でも起こるイメージがありますが、実はお手入れのし過ぎが原因で起きてしまうこともあります。

オイルやクリームを使ったお手入れは、やりすぎると革が本来持っている柔らかさや丈夫さを損なってしまうことがあります。ですので、基本的にはオイルやクリームは革の乾燥が気になったタイミングで使うようにして、日ごろのお手入れはは柔らかいブラシや乾いたタオルで汚れを落としてあげる程度にするのがおすすめです。

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③内部の状態

さて、次に内部の状態を見てみましょう。

まず本体内部は使用感は見られますが、内部の汚れでありがちな筆記用具のインク汚れや水濡れのシミ、カビやベタつきなどの大きなダメージは見られず、きれいな状態です。

背側にあるポケットも、ごく小さなほつれや毛羽はあるものの、内部のベタつきや汚れはありませんでした。ポケットにものを大量に入れると、内張に伸びや歪みが出てしまうのですが、気になるほどの目立つ崩れはなく、こちらも良い状態といえます。

外側にある前面のポケット内も、先ほど触れた切れはあるものの、内部はきれいな状態で問題はありません。

また、実は気にされる方の多いたばこや香水によるにおい移りですが、こちらも特に気になるにおいはありませんでした。

全体的にみて、内部の状態は良好といえるもので、大切に使われていたことがよくわかる状態でした。

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④付属品の有無と状態

こちらは付属品として布袋とパドロックがついた状態でお持ちいただきました。

本来パドロックは鍵も付属しているのですが、鍵の方は無くしてしまった、とのことで、今回は錠のみの付属でした。

当然の話ではあるのですが、本来ついている付属品がないよりもあった方がお査定としては良い判定になります。

ですが、今回のパドロックのような小さな部品やタグ、あまり使わない付け替え用のストラップなど、ふと気づいたら「あれ、付属品ってどこにいったんだっけ？」ということも多くあります。

今回の場合、パドロックはファスナーの片側のみにつけてあり、開閉自体には問題ない状態でしたので、お査定としてはプラスにはならないけれど、マイナスにもならない、という判断をさせていただきました。

実際に、「パドロックを開ける鍵を失くしちゃったんだけど、両方揃っていないとダメなんだよね？」というご質問をいただくこともあるのですが、結論としては、「鍵がなくても、ファスナーの開閉など、使用に問題がなければ大丈夫」となります。

ただし、パドロックが両方のファスナーに通った状態で鍵を紛失してしまったていると、ファスナーの開閉ができなくなってしまいます。こうなるとお査定の方も難しくなってしまうので、ご注意ください。

今回は付属品がないことで使用に問題が出るようなものではありませんでしたので、お査定には影響がありませんでした。

もちろん先ほどもお話しした通り、鍵に限らずどんな付属品でも揃っている場合はお査定プラスになる場合もあるのですが、付属品を無くしてしまったものでも喜んでお査定させていただきますので、安心してお持ちください。

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