1964年にパリの労働者階級地区に生まれたクリスチャンルブタンは十代の頃からナイトクラブに出入りする環境にありショーのダンサーが身につけるファッション。

とくにシューズに興味を持ちショーのシューズを作りたいという思いからシューズのデザインを始めます。

その後シャルルジョルダン、シャネル、イヴサンローランなどで靴の製作に携わり1992年に自身の名を冠にしたブランド「クリスチャンルブタン」を創設します。

なんとたった30年ほどで世界的ブランドへと発展しているんです。

開業時からルブタンの斬新かつフェニミンなスタイルは多くのセレブリティの心をつかみモナコ王国のカロリーナ妃が一番最初の顧客だったと言われています。

彼女が愛用していたことからルブタンの名が世界的に知れ渡ったそうです。

そこから歌手のマドンナやフランスの女優カトリーヌ・ドヌーブなど名だたるクライアントが続きますそして1993年ルブタンの代名詞である「レッドソール」が誕生します。

靴の裏側が真っ赤に塗られているこのデザインその由来はなんと偶然だったんです。

当時60年代のポップアートをコンセプトにした靴をデザインしていたルブタンは手元に届いた靴のサンプルを見てなんだかしっくりこないと感じたそうです。

そこでアシスタントが塗っていた赤いマニキュアを手に取り靴の裏側を真っ赤に塗り上げたことで誕生したと言われています現在でも販売されている全ての靴の裏側が赤くなっておりアメリカでは商標登録もされているんですねルブタンは「シューズとはアクセサリーではなくそれを履く女性の考え方や志向性を表すもの」だと語っています。

女性への敬意を尊重しデザインされているルブタンのシューズは今でも世界中の女性を虜にしています。

今回はクリスチャンルブタンの歴史についてご紹介させていただきました。