円安の時は金相場が高い！？

 

金の相場は、需要と供給のバランスによってその価格が決定されています。

商品が豊富にあったり、求める人が少なかったりする状況では価格は下落していきます。

一方で需要が高いにも関わらず供給が追い付かない商品に対しては「高い値段でも手に入れたい」と思う方が増え、自然と価格が上昇していきます。

 

金相場の価格を左右する要因はいくつかありますが、その中でも今は「円安」の影響も大きいのではないでしょうか。

 

日本で金の売買をする際には、一旦米ドルから日本円に換金されて取引します。

世界の金市場では米ドル建ての取引が基本となるためです。

そのため円安が進むと、日本での金価格が上昇する傾向になるという訳ですね。

 

2022年以降、アメリカは利上げに転じています。日本も金融緩和を継続していることから円安ドル高となりました。

その結果、円建ての金価格はここ最近で最高値を更新しました。

 

アメリカは今年中に、あと数回は利上げを実施する予定との報道もあります。

その時にドルや円がどう変動するかによって、金相場にも影響が出てくるかもしれませんね。

 

今後金相場が上がるかどうかをチェックしたいときには「今後のドル円為替相場が円安に傾きそうかどうか」を見ておくといいかもしれません。

 

査定ポイント

①金の純度

お持ちいただいた金製品の純度によっても買取金額は変わってきます。

純度とは「金製品に含まれる純金の割合」を指します。

純度が高ければ高いほど、純金を含む量も多くなるので1gあたりの金額も高くなっていくということですね。

 

ではどうやって純度を確認することができるのかと言うと…。

当店のような買取店では貴金属の純度を確認できる比重計などの専門の機械がありますが、お家にある方はほとんどいないと思います。

 

そんな時に見ていただきたいのが「ジュエリーの内側」や「パーツの部分」。

今回お持ちいただいたのは指輪だったので、その内側の部分に純度を表す刻印が打ってあることが多いです。

 

早速写真で見てみましょう。

まずひとつめの指輪はと言うと…。

 

 

「K18」の刻印があるのが分かりますね。

さらにこの指輪には、こんな刻印もありました。

 

 

通称ホールマークと呼ばれる造幣局検定マークです。

これは造幣局の品位検査に合格したもののみに打刻されます。

 

国のお墨付きの金製品であると言うことも、「この製品は安心して買取できるものだ」と言う信頼にも繋がります。

現に比重計でもしっかりとK18の反応を確認することができました。

 

もうひとつの指輪はどうでしょうか。

 

 

こちらにも「K18」の刻印が入っていますね。

 

指輪のようなジュエリー系はK24(純金)を使用することは非常に珍しいです。

純金は柔らかい為、加工や強度が製品にする上で向かないと言うのが主な理由です。

その為、純度が高いものはK18のジュエリーが多くなっています。

 

今回はジュエリーの中でも純度の高いものをお持ちいただけたことが大きなポイントになりました。

 

②相場が高い時期にお持ちいただけたこと

ニュースでも度々話題にあがり、今は金相場が高いと知っている方も増えてきています。

 

金相場は日々変動するので、明日の相場が上がるのか下がるのかは正直誰にもはっきりとしたことは分かりません。

数グラムのものなら大きな差にはなりませんが、今回のようにふたつ合わせて数十グラムを超えるようなものはその差が金額を左右することも。

 

いつ下がるのかどうか分からないからこそ、手離すタイミングを悩んでしまう方もいると思います。

日によってのちょっとした上がり下がりも大事ですが、月単位などで大きな数字の流れを確認するのもオススメですよ。

 

現在はがくっと下がってしまうことは少なく、高めを維持しながら日によって少しずつ相場が上下しているように思います。

相場がまだまだ高めの時期にお持ちいただけたからこそ、今回のような買取金額をご案内できたと言うのは大きいです。

 

ちなみにこの指輪2点を質に預けた場合、合計で115,000円前後までご融資が可能です。

 

正直まだ売るのを悩んでいる…なんて方は売らずに一旦預けて現金化することができる質預かりもオススメです。ぜひご検討ください。

 

※買取り金額はお品物の状態、付属品、相場、在庫状況により日々変動します。上記はあくまで目安としてお考え下さい※