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セラミックのパイオニア!シャネル 「J12」の魅力や使い勝手について

高級ブランド品はどれだけ不景気でも売れるのではないか、いわゆるハイブランドは景気をものともしないほど売れています。

しかし、そんなハイブランドであっても腕時計業界で成功するのはとても困難です。

洋服やジュエリーはとても人気があるのに腕時計はまるで格安メーカーのような扱いを受けてしまっているブランドも少なくありません。

そんな中で大成功をしている人気シリーズといえば、

 

CHANEL(シャネル)J12

 

一体シャネルのJ12はなぜ売れるのでしょうか。

J12はハイブランドの腕時計の中でも大成功しており、時計業界に革命を起こす存在でもあるのです。

どこに魅力が詰まっているのか、この記事ではシャネルJ12の魅力や使い勝手について解説しますので是非参考にして下さい。

 

 

J12が持つ3つの魅力

たとえハイブランドであっても群雄割拠の時計業界で成功するのは困難です。

しかし、そんな中で大成功しているのがシャネルのJ12です。

J12の主な魅力は大きく分けて3つあります。

 

1.セラミック製である

2.シンプル且つ高級感がある

3.種類が豊富

 

これらが他社の時計とは一線を画すJ12の大きな魅力です。

J12は「既存の時計の真似をしてブランドロゴを付けるだけ」といったありがちな腕時計ではないのです。

ここではそれぞれ解説致します。

 

①セラミックのパイオニア

シャネルのJ12は2000年に発売されたシリーズで、当初はブラックのみでしたが3年後にホワイトも追加されます。

発売されると瞬く間に話題となり、セレブや芸能人などの使用者が増えた事で人気を押し上げていきます。

話題となった理由はJ12がセラミック製だからです。

2000年当時、高級時計はステンレスまたはゴールド、プラチナといった素材で作る事が一般的であったため、ケースからベルトまでセラミック製というのは誰もが驚く斬新な時計だったのです。

「ちなみに現代においても全てがセラミックという腕時計はほとんどありません」

J12の印象が強すぎて作りづらいというのもあるのかもしれませんが、セラミック製の時計が少ない理由はそれだけではありません。

セラミックを使う事でコストがかかる事はもちろん、加工技術に優れていないと作る事ができないのです。

ましてや高級時計を作るのであればよほどの技術と自信がないとできないでしょう。

それをやってのけてしまった革命戦士がJ12なのです。

ではセラミックを使うメリットはどこにあるのか、それはセラミックがダイヤモンドに次ぐ硬度をもっているため、傷が付く事は滅多になく錆びる事もありません。

また、アレルギー反応を起こさないという理由で「入れ歯」などにも使用される素材ですので、肌に優しいという利点もあります。

 

②シンプルなデザイン

時計業界に風穴をあけたJ12の見た目はいたってシンプルです。

シャネルの生みの親であるココ・シャネルが、喪服の色でしかなかった黒色の洋服を街中に溢れさせた時のように、斬新な事をしながらも商品自体は洗練された美しいものである、J12からはシャネルの精神が伝わってきます。

シンプルですがセラミック特有の輝きは他とは違います。

デザインもただ綺麗な訳ではなくスポーツウォッチ感も強いため、年齢性別問わず使いやすいものとなっているのです。

 

③種類が豊富

基本となるのは黒と白の2色ですが、ベゼルやインデックスにダイヤモンドや宝石があしらわれたものや、文字盤の種類も豊富であるためお好きなJ12を選ぶ事ができます。

もちろんデザインだけではなくサイズも豊富ですのでメンズ・レディース共に充実しています。

業界を驚かせたセラミック時計を誰もが使いやすいデザインで、誰もが選びやすいラインナップを揃えた事がJ12の勝利の秘訣ではないでしょうか。

 

ハイブランドの時計は売れにくい?

シャネルのJ12はとても売れていますが、ハイブランドであっても腕時計業界で成功できるのは一握りです。

なぜならハイブランドの時計は顧客が購入する事がほとんどで、時計ファンには響かないものが多いのです。

その理由にまずは「歴史」が挙げられます。

時計ファンの多くは古くから時計を作り続けている老舗時計メーカーが好きな傾向にあります。

例えばロレックスの始まりは1905年、オメガの始まりは1848年というように現在人気の時計メーカーを紐解くと、その多くは100年以上も時計を作り続けている長い歴史があります。

そんな中でシャネルが初めて時計業界へ参入したのはプルミエールという時計を発表した1987年です。

時計業界での歴史はまだ浅いにも関わらず一時代を作り上げているJ12は異例と言えるでしょう。

さらにシャネルの進化は止まらず、現在ではマニュファクチュールとして自社ムーブメントも制作しています。

あらためてマニュファクチュールについてですが、ムーブメントからケースの全てに至るまで自社で製造しているメーカーの事を言います。

実は時計業界でもマニュファクチュールは一部の限られた時計メーカーだけなのです。

そこにシャネルが加わる事になります。

このように、競合他社がひしめきあう時計業界においてシャネルは様々な観点から革命を起こしているメーカーなのです。

 

J12の使い勝手について

シンプルでラグジュアリーなJ12はいかなるシーンでもお使い頂ける使い勝手の良い腕時計です。

最大の特徴であるセラミックはとても硬い素材ですので、傷が付く事が滅多にありません。

ただし弱点があります。

セラミックは陶材の一種ですので、衝撃には強くありません。

陶器を落とせば割れてしまうようにセラミックも強い衝撃が加わると割れる可能性がありますのでご注意下さい。

しっかりと研磨されたセラミックですので付け心地はとても良いです。

ベルトのバックルは両側に開くので付け外しは非常に楽です。

腕時計というよりブレスレットを付けるかのような感覚で身に着ける事ができます。

J12の実用性はこれだけではなく、なんと200m防水を備えているのです。

ほとんどの方は200m潜水する機会自体ありませんが、しっかりと防水性を備えている事で雨の日でも安心してご使用頂けます。

以上の事からJ12は見た目とスペック共に実用的な腕時計だと断言できます。

 

まとめ

今回は時計業界の革命戦士シャネルJ12についてご紹介しました。

群雄割拠の時計業界に割って入れるメーカーはほとんどありません。

ハイブランドウォッチの中でも一線を画す存在である事はお分かり頂けたのではないでしょうか。

また、業界でも勢いのあるメーカーにシャネルは確実に入っていますので、今後も革命的なモデルが登場する事でしょう。

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