なぜプラスとマイナスのネジがあるのか|高級時計がマイナスネジを選ぶ理由
ネジには「プラスネジ」と「マイナスネジ」の2種類あり、それぞれにメリットやデメリットが存在します。
しかしながら現在多くの物に使われているのはプラスネジなのです。
皆さんが見える範囲に置いてある物のほとんどはプラスネジを使用しているはずです。
使いやすさで比較してもプラスネジを回すほうが明らかに簡単ですよね。
そんな中「高級時計」や「ハイブランド品」など、多くの高級品はマイナスネジを使用しているのです。
使いやすいプラスネジが普及している中、何故あえてマイナスネジを使用する必要があるのか疑問に思いませんか?
そこでこの記事では
について解説したいと思います。
プラスネジとマイナスネジが存在する理由、そしてなぜ高級品はマイナスネジを使うのか、興味がある方は是非参考にして下さい。
目次
「プラスネジ」と「マイナスネジ」について
ネジにはプラスネジとマイナスネジが存在しますが、実際に使われているネジの9割近くがプラスネジです。
一般家庭にある物はもちろん、建設現場や機械類なども基本的にはプラスネジを使用していますので、世の中にあるほとんどの物はプラスネジを使用していると言っても過言でありません。
皆様のご家庭にもプラスネジを回すためのドライバーはあるのではないでしょうか?
または何本かのドライバーが1セットになっている物であれば、マイナスドライバーも入っていると思いますが、マイナスドライバーは使用した事がないという方が多いでしょう。
それではなぜ2種類のネジがあるのでしょうか、ここではそれぞれのネジが持つ特徴についてご紹介します。
①プラスネジの特徴
ネジの使用率は9割近くがプラスネジですが、その理由としてはプラスネジのほうが「力を加えやすい」からです。
一般的なネジの役割は「何かと何かを締結」するために取り付けますので、力を加えやすいプラスネジを使用します。
また、現代では電動工具を用いてネジをしめる事も一般的ですので、その際にもプラスネジのほうが扱いやすいという理由もあります。
余談ですが、プラスネジを日本に持ち込んだのはHONDA(ホンダ)の創業者である本田宗一郎氏とされています。
しかしながら、詳しく調べたところ本田宗一郎氏が持ち込んだというのではなく、プラスネジの時代がくる事にいち早く気づいたのだそうです。
当時の日本にもプラスネジは存在しましたが、あまり使用されていませんでした。
そこで本田宗一郎氏がヨーロッパ視察から帰国後に、「今後はプラスネジの時代だ」と思い、ドイツ製の電動ドライバーとプラスネジを工場で使用する事で、大幅に生産効率を上げる事に成功したそうです。
今ではプラスネジも電動ドライバーも当たり前の存在ですので、本田宗一郎氏の先見の目は間違いなかったという事になります。
②マイナスネジの特徴
実はプラスネジよりも先に誕生していたのがマイナスネジなのです。
プラスネジは1935年にアメリカの技術者により開発されました。
つまり1935年よりも歴史が古いものはマイネスネジで作られていたのです。
しかし現代においては力を加えやすいプラスネジが主流であるならば、マイナスネジはなぜ必要なのでしょうか。
実はマイナスネジにも優れている部分があるんです。
1つはプラスネジよりも「ネジ穴が潰れにくい」もう1つは汚れなどが詰まっても「汚れを除去しやすい」という点です。
プラスネジは汚れや錆びが詰まると二度と抜けなくなる可能性があるため、水回りなどの汚れやすい場所ではマイナスネジが多く使われているのです。
・高級時計やハイブランドはなぜマイナスネジなのか
多くの高級時計はもちろんシャネルやルイヴィトンのバッグに至るまで、高級品にはマイナスネジが多く使われています。
プラスネジの使用率が9割近くを占める中で、あえてマイナスネジを使用する理由はどこにあるのか、その理由は大きく分けて3つあります。
1つめは「マイナスネジのほうが歴史が長い」という理由で、2つめは「取り外す回数が多いため」そして3つめは「見た目がオシャレ」といった理由です。
それぞれについて解説致します。
①当初はマイナスネジしかなかった
当初はマイナスネジしかありませんでした。
プラスネジよりもマイナスネジのほうが歴史が長いのです。
プラスネジが登場したのは1935年ですので、それ以前からある腕時計やハイブランドはマイナスネジを使用して作っていた事になります。
ちなみに世界初の腕時計として最も有力なのはカルティエの「サントス」という腕時計ですが、サントスは1904年に作られていますので、当然マイナスネジを使用して作られています。
高級品は職人が手作業で作る事にこだわっているメーカーが多いため、当時から変わらずにマイナスネジを使用しているようです。
いわば伝統技法のようなものではないでしょうか。
②何度も取り外す可能性があるから
マイナスネジにはネジ穴が潰れにくいという最大の特徴があります。
そのため、何度も取り外す可能性がある場所での使用に適しています。
腕時計は4~5年に一度オーバーホールと呼ばれる分解掃除が必要であり、その度に裏蓋を外す必要があるためネジを何度も外す必要があるのです。
つまりマイナスネジを使用するのに最も適していると言えます。
また、腕時計は屋外で使用される事が前提となっているため雨や汗に濡れる事を想定されています。
汚れや錆により蓋が開かなくなる事や、パーツが外せないといった事態を防止する意味でも腕時計にはマイナスネジが使用されているのです。
③見た目がオシャレ
プラスネジを使用するよりもマイナスネジを使用したほうがオシャレに見えます。
時計はもちろんバッグなども高級感が増し、見た目の差は明らかとなります。
時計はマイナスネジを必要としますが、バッグなどはオシャレであるという理由が一番大きいのではないでしょうか。
安価な商品との差別化を図るためにもマイナスネジが使用されています。
大量生産できる商品は、職人が手作業で仕事をする工程を少しでも少なくするためプラスネジを使用せざるを得ません。
つまりマイナスネジを使用する事で「職人が関わっている高級品」である証となり、大量生産品との差別化を図ることができます。
・まとめ
プラスネジとマイナスネジにはそれぞれ特徴がありますが、高級時計やハイブランドがあえてマイナスネジを使用するのは、
・当初はマイナスネジしかなかった
・何度も取り外す可能性があるから
・見た目に高級感があるから
といった事が主な理由となっています。
マイナスネジを使用する理由がしっかりとあったのです。
腕時計やハイブランド品をお持ちの方は是非確認してみて下さい。
おそらくマイナスネジや星型のネジなど、プラスネジ以外のネジが使用されているでしょう。
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