女性は腕時計を何本持っているの？｜一般的な所有本数と複数持ちの注意点
今回は女性の腕時計事情に関する記事となります。
男性に比べると腕時計を趣味としている方が少ない印象がありませんか？
しかし、実は腕時計の所有本数は女性のほうが多いとも言われているのです。
そこで今回は
というテーマで解説していきたいと思います。
複数本所有する場合の注意点などもお教えしますので、腕時計に悩まれている女性の方は是非参考にして頂ければ嬉しいです。
目次
女性は時計をたくさん持ってる？
私は鑑定士として日頃から腕時計の査定をしています。
時計の査定にお越し頂くお客様は圧倒的に男性のほうが多いため、女性に比べて男性は多くの時計を持っているものだと思っていました。
しかし、実はイメージと反対で男性よりも女性のほうが時計の所有本数が多いようです。
その理由について考察したところ、女性は時計に対して「アクセサリーのような感覚」をお持ちなのだと思います。
男性は時計をメインに考える方が多い中、女性は「この服装に合う」といったようにファッションがメインであり、それに似合う時計を選ばれる傾向にあります。
そのため同じ予算内であれば、男性は高い時計を1本購入するのに対し、女性は複数本の時計を購入する方が多いため、結果的に多くの時計を持っている事に繋がっています。
時計は何本持つのが正しいのか
一般的に女性の腕時計所有本数は2本～6本くらいまでです。
お仕事用とその他数本のプライベート用を使い分ける方が多いです
趣味によって防水性能を重視したり、登山用やキャンプ用に丈夫な腕時計を購入する方もいらっしゃいます。
しかしながらあくまでも腕時計の所有本数は人それぞれです。
1本の腕時計を大切に使っているという方も多く、同じ時計を使い続ける事がダサいなんて事も全くありません。
複数持ちの注意点
デザインの好みだけで時計を購入すると、実際には使い勝手が良くなかったり、ご自身のライフスタイルと機能が合わない場合があります。
また、時計は種類によってメンテナンス費用なども大きく違うのです。
特に複数持ちをされる場合はその後のメンテナンス費用なども考えて購入する必要があります。
何も知らずに購入するとメンテナンスが面倒になり、最終的には使わずに放置してしまう事にも繋がります。
ここでは時計の種類や特長について解説致しますので参考にして下さい。
①機械式時計
ロレックスなど高級時計のほとんどは機械式時計です。
機械式時計の中には「自動巻き」「手巻き」といった2種類があります。
どちらもゼンマイを巻く事で時計が動く仕組みですので電池交換などの必要はありません。
自動巻きはリューズを回してゼンマイを巻く事もできますが、腕に付けて生活するだけで自動的にゼンマイが巻かれるため、毎日着用している方はリューズを回す機会は少ないです。
手巻き式時計の場合は必ずご自身でゼンマイを巻く必要があります。
いずれも手間がかかるため「時計が好き」という気持ちがないと扱うのは難しいかもしれません。
メンテナンスの問題も大きいです。
4年に一度を目安として「オーバーホール」と呼ばれる分解掃除を必要とし、その費用は時計によりますが3万円～10万円程度かかります。
そして必ず理解して頂きたいのは、機械式時計は時間のずれが大きいという事です。
高精度な時計でも1日で5秒程度ずれてしまうため、きっちりと正確な時間を知る必要がある方には適しておりません。
②クォーツ時計
クォーツ時計はいわゆる電池式の時計の事です。
先ほど説明した機械式時計と比較すると、手間がかかる事はほとんどありません。
1年～2年に1度は電池交換の必要がありますが、その費用は500円～1,500円程の場合がほとんどです。
機械式時計に比べると時間のずれも僅かですので、正確な時間を知る事ができます。
値段も比較的リーズナブルなのでクォーツ時計を購入する女性は多いです。
ただし機械式時計に比べてトルクが弱いため、パーツや部品の1つ1つを軽い物で作られている事が多く、高級感といった点ではどうしても劣ってしまいます。
③電波ソーラー時計
太陽光をエネルギーに変えて動くのがソーラー時計で、時刻を電波で合わせてくれるのが電波時計です。
最近ではその両方を合わせた電波ソーラー時計が多くなっています。
とても画期的な仕組みとなっており、電池交換の必要もなく時間を合わせる必要もないのです。
便利な時計でありながら比較的リーズナブルな価格で購入できる事もオススメポイントです。
しかしながら高精度な電波ソーラー時計は種類が限られてしまいます。
機械氏時計やクォーツ時計に比べると選ぶ楽しみ制限されてしまう事が欠点です。
④注意点まとめ
・機械式時計は値段が高くメンテナンス費用も高い
・クォーツ時計は比較的安いが電池交換の必要がある
・電波ソーラーは扱いは楽だが種類が少ない
このような特性をしっかりと理解した上で、ご自身にとって本当に合う腕時計を所有されるのがオススメです。
時計の使い分け方
オススメの使い分け方をご紹介します。
まずは一本だけ絶対に必要な腕時計を購入して下さい。
長く使うつもりなのであれば、ある程度は高額な時計から選ぶのが良いと思います。
高級時計でも中古なら比較的安く購入できる物もあります。
例えばこちらの写真はオメガのコンステレーションです。
定価は40万円以上ですが中古市場では状態の良い物が20万円以下で購入できます。
腕時計は新品で購入しても中古で購入しても売却時は中古として査定されるので、中古購入はリセール率を上げてくれるお得な買い方だと言えます。
新品にこだわりが無ければ中古でも良いと思います。
・ご自身のファッションに合う物
・飽きのこないシンプルな物
・作りがしっかりしている物
という事をしっかりと考慮した上で、まずは一本普段使いできる良い時計を選んで下さい。
もう一本はビジネスシーンに適した腕時計を選ぶのがオススメです。
電池交換の必要が無い「ソーラー時計」を使われている方は多いようです。
一昔前はデザインの良いソーラー時計が少なかったのですが、現在はシチズンのクロスシーなど女性に大人気のシリーズがあります。
見た目も凄く可愛いのでオススメです。
あともう一本選ぶとしたら、本当にお好きな物を購入するのがオススメです。
派手な物でも地味な物でもご自身が満足できる一本を是非選んで下さい。
例えば私生活をカジュアルに過ごしたい方はG-SHOCKなどがオススメです。
G-SHOCKなら新品でも2万円程の予算で選ぶ幅も広く、なぜか人々を魅了する不思議な腕時計です。
このようにタイプや使い勝手の違う腕時計を使い分けて必要最低限の腕時計を厳選する事がオススメです。
そのためにはまず、いつでも着用できる一本を見つける事が重要です。
腕時計の資産価値について
鑑定士として腕時計の資産価値についてもお話ししたいと思います。
腕時計の資産価値というのは「中古でいくらで売れるのか」という事です。
今現在資産価値が高い時計が今後永久的に高いとは限りません。
しかしながら腕時計の資産価値はかなり注目されており、ロレックスなど一部のブランドでは定価よりも高く売れる時計も存在します。
売却時に少しでも高く売れたら嬉しいですよね。
一般的には機械式時計の資産価値が高いとされており、その理由はメンテナンスをする事で半永久的に使用できるからです
もちろん機械式時計なら何でも良い訳ではありません。
ロレックスやオメガ、ブライトリングなどの有名腕時計メーカーや、宝飾品で有名なカルティエなども女性にオススメです。
あまり知られていないメーカーの時計は資産価値が低い可能性が高いです。
腕時計の資産価値を重要視したい方は有名メーカーの機械式時計がオススメです。
まとめ
今回は「女性は腕時計を何本持つのが一般的なのか」についてお話しさせて頂きました。
2本～6本程持っている方が多いですが、1本を大切に使われている方もいます
ご自身のライフスタイルに合わせて頂ければ何本でも良いと思います。
多く持っている事がオシャレなのではなく、反対に1本しかない事が恥ずかしい事ではありません。
お持ちの腕時計をしっかりとメンテナンスしながら大切にお使い頂く事が一番重要です。
是非ご自身に合った腕時計を見つけて下さい。
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