こんにちは
質屋かんてい局山形南店です
今回は日本を代表する高級時計ブランド「グランドセイコー」について解説していきたいと思います
グランドセイコーの歴史
グランドセイコーは2017年に「SEIKO」から独立したブランドです
独立からまだ4年ほどしか経っていないのは驚きですよね
しかし、商品として初めてグランドセイコーが発売されたのはSEIKO時代の話
1960年、スイス高級腕時計に対抗する国産最高級腕時計として初代「グランドセイコー」が発売されました。
ケースには14Kの金張りを施し、ムーブメントにはCal.3180を搭載
価格は2万5000円で、当時の大卒初任給の2倍近くもする超高額モデルだったそうです…
1967年には手巻き腕時計「44GS」とグランドセイコー初の自動巻き腕時計「62GS」をリリース。
さらに翌年にはマジックレバー方式を採用した36000振動の高精度自動巻きモデル「61GS」を発表するなど躍進を続けます
その後、ブランドはしばらく休眠状態となりましたが、1988年には年差±10秒という高精度を誇るグランドセイコー初のクォーツ式時計「95GS」で復活を果たします
画期的な駆動方式「スプリングドライブ」とは?
「スプリングドライブ」は世界で唯一、SEIKOだけが製造することのできる駆動方式を搭載したムーブメントのことです
スプリングドライブの動力源はゼンマイ、針を動かしているのは歯車になります
ここまでは完全に機械式時計ですよね
つまり、ほぼ機械式の構造の中で心臓部といってもいい調速機構のみクォーツ式にしたものが「スプリングドライブ」ということになります。
クォーツの精度を持つ機械式時計。テンプが無いので衝撃に強いetc…
グランドセイコーの魅力
◆完全国内生産◆
グランドセイコーの機械式時計は岩手県雫石町にある「雫石高級時計工房」、
クォーツ式時計とスプリングドライブ式時計は長野県塩尻市にある「信州 時の匠工房」で完全国内生産されています
雫石高級時計工房は「現代の名工」や「黄綬褒章」を受賞した技能士をはじめとする、日本を代表する時計師たちが卓越した技を振るうマニュファクチュール。
信州 時の匠工房内の「マイクロアーティスト工房」には精鋭の技術者が結集し、スプリングドライブの改良や研磨技術の洗練を行っているそうです
◆仕上げの美しさ◆
グランドセイコーの腕時計はケースや針、インデックスに精緻な多面カットを施した上で「ザラツ研磨」やポリッシュ加工で仕上げています
極限まで磨き上げることで生まれる複雑な輝きはグランドセイコーならでは。
日本人なら一本は持っておきたいグランドセイコー
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