2022/01/22お知らせ

ルイヴィトン定番商品マイナーチェンジによる違いと価格差を徹底解説！～バッグ編スピーディとアルマ～

こんにちは！質屋かんてい局山形南店　新関です。

皆さまは「マイナーチェンジ」という言葉を聞いた事があると思います。

主に「全てを変えるのではなく、既存の商品の一部分を変更する」という意味合いで使用されます。

特にロレックスでは「型番（リファレンスナンバー）を変えずに年式で仕様が変更されていった変更内容」を、
ルイヴィトンでは「品名（モデル名）を変えずに変更されていった変更内容」の事を一般的に指すようですので、当ブログでも本日はこの定義に則って解説したいと思います！

ルイヴィトンマイナーチェンジモデル一覧

スピーディシリーズ

アルマシリーズ

スピーディシリーズ

ミニスピーディＭ41534→ナノスピーディ M61252
スピーディ25 Ｍ41528→Ｍ41109
スピーディ30 Ｍ41526→Ｍ41108
スピーディ35 Ｍ41524→Ｍ41107
スピーディ40 Ｍ41522→Ｍ41106

ミニスピーディＭ41534 とナノスピーディＭ61252 について

この2点は厳密に言ってしまえばマイナーチェンジでは無く異なるバッグですが、サイズ感的に準マイナーチェンジ商品として挙げます。異なる点は以下の2点です。

・ミニスピーディ M41534
規格：W15xH10xD7cm
仕様：内ポケット無し／ショルダーストラップ有り（脱着可）モノグラム→ヌメ革のマイナーチェンジ有り／ハンドル付け根のステッチ：リベット金具の下を通る

・ナノスピーディ M61252
規格：W16xH12.5xD10cm
仕様：内ポケット無し／ショルダーストラップ有り（脱着＆調整不可）
ハンドル付け根のステッチ：リベット金具の上を通る

スピーディ25～40までの4点には共通するマイナーチェンジが実施されました。

変更点① ハンドル付け根のヌメ革を固定するステッチ

・旧モデルではハンドル付け根のヌメ革を固定するステッチはリベット金具の下を通っていました。
・新モデルではハンドル付け根のヌメ革を固定するステッチはリベット金具を囲むように通っています。

この変更により負荷のかかりやすいリベット金具への負荷が軽減されるようになりました。

変更点②内ポケット

・旧モデルでは内側のポケットはオープンポケットで、内ポケットの内生地に撥水加工が施されたキャンバス地を使用していました。。
・新モデルでは内側のポケットにファスナーが付き、内ポケットの内生地は撥水加工の無いキャンバス地に変更されました。

撥水加工の部分に関しては一見退化したようにも見えてしまいますが、撥水加工のせいでべた付きや剥がれが多発していたことを考えるとルイヴィトンは品質保持を優先したのかもしれませんね。

スピーディでは旧モデルよりも以前のスピーディとして内ポケットがそもそも無いモデルも存在します。

スピーディの新旧での中古相場の価格差は約2～3万円ほどの価格差が生じています。

アルマシリーズ

アルマBB M53152
アルマ（旧） M51130 →アルマPM M53151
アルマMM M40878
アルマGM M53150

アルマヴォワヤージュMM M41446
アルマヴォワヤージュGM M41445

アルマ（旧） M51130 の年式による仕様変更が多い

アルマは1992年の発売から現在に至るまでちょうど30年間売れ続けているロングセラーモデルです。その長い歴史の中で様々なマイナーチェンジがありました。

変更点は基本的には内側のポケットですが、アルマ（旧）からアルマPMに変更される際に大幅な変更が実施されました。

・1990年代のアルマ…内側にオープンポケットが1つ
・2000年代半ばのアルマ…内側にオープンポケットが1つと反対側に携帯ポケットは1つ。
・2010年頃のアルマ…アルマPMへと大幅変更
　　　　　　　　　　・内側の携帯ポケットがオープンポケットの隣に移動
　　　　　　　　　　・底鋲の追加
　　　　　　　　　　・クロシェット（キーカバー）が付属する
　　　　　　　　　　・スピーディ同様ハンドル付け根のステッチが変更された

・2012年頃のアルマPM…内側の携帯ポケットが廃止され、オープンポケットが2つ並ぶ形に変更されました。