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【2026年土浦】ウルバン・ユルゲンセン徹底解説|かすみがうら・土浦の質屋 かんてい局土浦

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ウルバン・ユルゲンセン徹底解説

【2026年土浦】ウルバン・ユルゲンセン徹底解説~デンマークとスイスが育んだ250年の時計づくり~かすみがうら・土浦の質屋 かんてい局土浦

URBAN JÜRGENSEN SINCE 1773 デンマークとスイスが育んだ250年の時計づくり
この記事の執筆・監修:ウミノ(副店長)
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公開日:2026年10月17日/最終更新:2026年10月17日

ウルバン・ユルゲンセンとは

ウルバン・ユルゲンセン(Urban Jürgensen)は、1773年にデンマーク・コペンハーゲンで生まれた高級時計ブランドです。「ウルバン・ヤーゲンセン」とも表記されます。創業者一家の時代、1970年代後半からの復興期を経て、2021年からは名時計師カリ・ヴティライネンが製造を率い、スイス・ビエンヌで時計をつくっています。

【結論・まとめ】30秒でわかるウルバン・ユルゲンセン

  1. 1773年創業。デンマークとスイスを結ぶ、250年の歴史を持つ時計ブランドです。
  2. 1970年代後半からの復興期には、腕時計用のデテント脱進機「P8」など、技術力で名を上げました。
  3. 2025年、ヴティライネン主導の新コレクション(UJ-1・UJ-2・UJ-3)で本格的に再出発しました。

ウルバン・ユルゲンセンとは

ウルバン・ユルゲンセンは、パテック フィリップやブレゲのような大手メゾンとは違い、ごく少量を職人の手で丁寧につくり続けてきたブランドです。一般の方には聞き慣れない名前かもしれませんが、時計愛好家のあいだでは「知る人ぞ知る名門」として語られてきました(著者ウミノも個人的にここ数年きになってます)。

大きな特徴は、デンマークとスイス、2つの国の時計文化が交わっていることです。創業の地はコペンハーゲン。一方で、創業者一家は早くからスイスの時計師と深く結びつき、現在の工房もスイスのビエンヌにあります[1][4]。

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250年の歴史と3つの時代

ウルバン・ユルゲンセンの歩みは、大きく3つの時代に分けてみるとその変遷を理解しやすくなります[1][2]。

ウルバン・ユルゲンセンの3つの時代(創業者の時代・第二の黄金期・新生)を示すアニメーション図解

ウルバン・ユルゲンセンの3つの時代(図解:かんてい局土浦店作成)

 第1の時代:創業者一家とコペンハーゲン(1773年〜)

1773年、ウルバンの父がコペンハーゲンで工房を開いたのが始まりです。息子のウルバン・ユルゲンセン(1776〜1830年)は、若いころパリやロンドンへ渡り、当時の一流の時計師たちのもとで腕を磨きました[1]。帰国後は精密な時計やマリンクロノメーター(航海用の高精度時計)を手がけ、1815年には時計師として初めて王立デンマーク科学アカデミーの会員に迎えられたとされます[1]。ウルバンの没後は、息子たちが工房を受け継ぎました。

 第2の時代:バウムバーガーとプラットによる復興(1970年代後半〜)

長い時を経て、ブランドに再び光を当てたのがペーター・バウムバーガーです。1970年代後半に名称と会社の権利を取得し、1982年には英国の名時計師デレク・プラットが技術責任者に就きました[2]。この時代、ウルバン・ユルゲンセンは技術で勝負するブランドとして存在感を高めます。2011年に発表されたP8キャリバーは、腕時計で量産された初めてのピボット式デテント脱進機として話題になりました[3]。手彫りのギョーシェ文字盤や、しずく形の「ティアドロップラグ」も、この時代を象徴する意匠です。

 第3の時代:ヴティライネンによる新生(2021年〜)

2021年、米国のローゼンフィールド家と少数の投資家がブランドを引き継ぎ、フィンランド出身の名時計師カリ・ヴティライネンが共同CEOとして製造を率いることになりました[1][4]。ヴティライネンは、かつてこのブランドで文字盤の仕上げや組み立てを担っていた人物です[4]。

当店では、この人選こそが新生ウルバン・ユルゲンセンの最大の価値の源泉だと考えています。名前だけを買い取って別物にしてしまうのではなく、ブランドの技術を内側から知る職人が、伝統を受け継いでいる。歴史あるブランドの復活として実にスマートではないでしょうか。

ウルバン・ユルゲンセンの歴史年表

1773年の創業から2025年の新コレクションまでを、時系列でまとめました。

1773年

コペンハーゲンで創業

ウルバンの父ヨーエン・ヨーエンセンが、時計の工房を開きます。[1]

百科事典

1776年

ウルバン・ユルゲンセン誕生

のちにパリやロンドンの名工のもとで学び、精密時計の道を究めます。[1]

百科事典

1815年

王立デンマーク科学アカデミーの会員に

時計師として初めて迎えられたとされます。[1]

百科事典

1830年

ウルバン死去、息子たちが継承

工房は「Urban Jürgensen & Sønner(ウルバン・ユルゲンセンと息子たち)」として続きます。[1]

百科事典

1970年代後半

ペーター・バウムバーガーがブランドを再興

名称と会社の権利を取得し、第二の黄金期が始まります。[2]

オークションハウス

1982年

デレク・プラットが技術責任者に

英国の名時計師が加わり、作品づくりの中核を担います。[2]

オークションハウス

1990年

Ref.2 パーペチュアルカレンダー

第二の黄金期を代表する腕時計のひとつです。[2]

オークションハウス

2011年

P8 デテント脱進機キャリバーを発表

腕時計で量産された初のピボット式デテント脱進機として注目を集めました。[3]

専門メディア

2021年

ローゼンフィールド家とヴティライネンの新体制

カリ・ヴティライネンが共同CEOとして製造を率います。[1][4]

百科事典専門メディア

2025年6月

新コレクション UJ-1・UJ-2・UJ-3 を発表

すべてスイス・ビエンヌの工房で製造されます。[4]

専門メディア

※年代は資料によって表記に幅があるものがあります。複数の資料で確認できる内容を中心に掲載しています。

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新コレクション UJ-1・UJ-2・UJ-3

2025年6月、新体制のもとで3つのモデルが発表されました[4]。いずれもプラチナか18Kローズゴールドのケースで、スイス・ビエンヌの工房でつくられます[4]。

UJ-1

トゥールビヨン

ケース Pt950/18KRG・39.5×12.2mm
脱進機 スイスレバー+1分トゥールビヨン、ルモントワール・デガリテ
振動数 18,000振動/時
パワーリザーブ 約47時間
表示 時・分・スモールセコンド・パワーリザーブ
発表価格 CHF 368,000(税抜)

各エディション25本限定(3エディション)

UJ-2

タイムオンリー

ケース Pt950/18KRG・39×10.9mm
脱進機 ダブルホイール・ナチュラル脱進機
振動数 18,000振動/時
パワーリザーブ 約52時間
表示 時・分・スモールセコンド・パワーリザーブ
発表価格 CHF 105,000(税抜)

限定なし(4リファレンス)

UJ-3

パーペチュアルカレンダー

ケース Pt950/18KRG・39×13.9mm
脱進機 ダブルホイール・ナチュラル脱進機
振動数 18,000振動/時
パワーリザーブ 約52時間
表示 時・分・スモールセコンド・日付・ムーンフェイズ・うるう年
発表価格 CHF 168,000(税抜)

限定なし(2リファレンス)

※2025年6月の発表時点の情報です[4]。日本での販売価格・取り扱いは、正規販売店にてご確認ください。

ウルバン・ユルゲンセン新コレクションの発表価格を比べたアニメーション棒グラフ

新コレクションの発表価格の比較(図解:かんてい局土浦店作成/出典:Monochrome Watches)

3モデルとも、時計愛好家が「最高峰」と呼ぶ価格帯です。なかでもUJ-1は、デレク・プラットが着手した懐中時計の構想を、腕時計として現代によみがえらせたモデルとして注目されています[4]。当店でも積極的にお買取り・お預かりご融資させていただきます。

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技術解説:脱進機と振動数

 ダブルホイール・ナチュラル脱進機

UJ-2とUJ-3には、ダブルホイール・ナチュラル脱進機が使われています。2つのガンギ車が、テンプに直接力を伝える仕組みです。一般的なスイスレバー脱進機に比べてエネルギーの無駄が少なく、力を伝える面にほとんど注油がいらないとされます[5]。

この方式の原型を考えたのは、かのブレゲです。のちにデレク・プラットやヴティライネンらが改良を重ねてきました[5]。つまりこの脱進機は、ウルバン・ユルゲンセンの歴史そのものを受け継ぐ技術でもあるのです。

スイスレバー脱進機とダブルホイール・ナチュラル脱進機の伝達効率を比べたアニメーション図解

伝達効率の比較イメージ。ブランドは約30%の効率向上と説明しています(図解:かんてい局土浦店作成)

※つくるのも組み立てるのも調整するのも難しく、手間のかかる方式です[5]。それでもあえて採用するところに、このブランドの姿勢が表れています。

 デテント脱進機「P8」

デテント脱進機は、もともとマリンクロノメーターに使われてきた、精度に優れた脱進機です。ただし衝撃に弱いため、腕時計には向かないと長く考えられてきました。P8は、この難題に正面から取り組んだキャリバーです[3]。

なお、2025年の新コレクションには、P8のデテント脱進機は採用されていません[4]。そのため、P8を搭載した時計は第二の黄金期を代表する存在として、今後もその人気は維持されると見ています。

 毎時18,000振動という選択

新コレクションの3モデルはいずれも、テンプが毎時18,000回振動します[4]。現代の多くの機械式時計は毎時28,800振動が主流なので、あえてゆったりしたリズムを選んでいることになります。

毎時18,000振動で揺れるテンプのアニメーション図解

テンプが往復する様子のイメージ(図解:かんてい局土浦店作成)

振動数を抑えるメリットとしては部品の摩耗が少なくなることが挙げられます。懐中時計の時代から続くクラシックな設計思想を継承するというブランドの自社製品に対する想いも読み取れます。昨今のスペックやリセール主義とは一線を画した長く美しく動き続けることに設計思想の主眼が置かれたモデルです。

【中間まとめ】

ウルバン・ユルゲンセンは、1773年のコペンハーゲンに始まり、1970年代後半からのバウムバーガーとプラットによる復興、そして2021年からのヴティライネン体制へと続く名門です。デテント脱進機P8、ナチュラル脱進機、18,000振動など、効率と美しさを両立させる技術へのこだわりが、時代を超えて受け継がれています。

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鑑定士が見る査定のポイント

ウルバン・ユルゲンセンのような独立系ブランドの時計は、流通する数がとても少ない時計です。そのため、一般的な相場表のような目安がつけにくく、1本ずつ丁寧に確認することが欠かせません。当店では、次の点を中心に確認しています。

1. どの時代のモデルか

第二の黄金期(バウムバーガー・プラット期)か、2021年以降の新体制かで、背景も評価の考え方も変わります。

2. ムーブメントの種類

P8のようなデテント脱進機を積んだモデルかどうかは、大切な確認点です。

3. 文字盤と仕上げ

手彫りギョーシェの文字盤や針の状態、後年の交換や補修の有無を確認します。

4. ケースの状態

ティアドロップラグなど特徴的な形が、研磨で崩れていないかを見ます。

5. 付属品と整備記録

箱・保証書・修理明細があると、来歴を確かめる手がかりになります。

鑑定士ウミノの見解

 新生ウルバン・ユルゲンセンの登場で、ブランドの名前を知る人は確実に増えています。実際に、普段のお買取りやお客様との会話の中でこの名を聞くことが増えました。これまで一部の愛好家のものだった第二の黄金期のモデルにも、改めて目が向くのではないかと私は見ています。特に新コレクションに引き継がれなかったP8のような技術を持つ時計は、その時代ならではの存在としてその希少性が年々高まっていくと考えています。

 一方で、こうした時計は扱える店が限られます。売却や質預かりを考える際は、独立系の時計ブランドの取り扱い経験が豊富なお店で現物を見てもらうことをおすすめします。

※査定士個人の見解であり、将来の相場を保証するものではありません。

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ウルバン・ユルゲンセンに関するよくある質問

質問をタップすると、回答が開きます。

Q1. ウルバン・ユルゲンセンとはどんなブランドですか?

A. 1773年にデンマークのコペンハーゲンで生まれた時計ブランドです。創業者一家の時代、1970年代後半からの復興期を経て、2021年からは時計師カリ・ヴティライネンが製造を率いる新体制になりました。

Q2. 「ウルバン・ヤーゲンセン」と同じブランドですか?

A. はい、同じブランドです。綴りは「Urban Jürgensen」で、日本では「ウルバン・ユルゲンセン」「ウルバン・ヤーゲンセン」など複数の読み方で表記されています。

Q3. 今はどこで作られていますか?

A. 現在の新コレクションは、スイスのビエンヌにある工房で製造されています。

Q4. 新しいコレクションには何がありますか?

A. 2025年6月に、トゥールビヨンのUJ-1、時・分・秒のシンプルなUJ-2、永久カレンダーのUJ-3の3モデルが発表されました。

Q5. ナチュラル脱進機とは何ですか?

A. 2つのガンギ車がテンプに直接力を伝える脱進機です。一般的なスイスレバー脱進機より効率がよく、注油も少なくて済むとされます。ブランドは、効率が約30%高いと説明しています。

Q6. P8のデテント脱進機は新しいモデルにも使われていますか?

A. 2025年に発表された新コレクションには、P8のデテント脱進機は採用されていません。

Q7. ウルバン・ユルゲンセンの時計も査定してもらえますか?

A. はい、査定のご相談を承っています。独立系ブランドの時計は流通量が少なく、モデルや状態によって評価が大きく変わるため、現物を拝見したうえで判断します。

Q8. 付属品がなくても相談できますか?

A. はい、ご相談いただけます。箱・保証書・修理明細などがあれば、あわせてお持ちください。

【結論・まとめ】

ウルバン・ユルゲンセンは、1773年創業、デンマークとスイスを結ぶ250年の名門です。バウムバーガーとプラットの時代にP8などの技術で名を上げ、2025年にはヴティライネン主導の新コレクションで再出発しました。流通量が少ない時計だからこそ、売却や質預かりの際は、現物を丁寧に見られるお店にご相談ください。

参考文献

  1. Wikipedia「Urban Jürgensen」
    https://en.wikipedia.org/wiki/Urban_J%C3%BCrgensen
  2. Phillips「Urban Jürgensen: Pratt, Baumberger, Voutilainen」
    https://phillips.com/article/121550655/urban-jurgensen-pratt-baumberger-voutilainen
  3. WorldTempus「Watch selection: P8 by Urban Jürgensen」(2011年)
    https://en.worldtempus.com/article/watch-selection-p8-by-urban-jrgensen-11495.html
  4. Monochrome Watches「The Return of Urban Jürgensen, and the New UJ-1, UJ-2 and UJ-3」(2025年)
    https://monochrome-watches.com/2025-return-of-urban-jurgensen-and-the-new-collection-uj-1-tourbillon-uj-2-time-only-and-uj-3-perpetual-kari-voutilainen-review-price
  5. Monochrome Watches「Hands-On: The Urban Jürgensen UJ-2」
    https://monochrome-watches.com/urban-jurgensen-uj-2-time-only-watch-double-wheel-natural-escapement-review-price/
  6. A Collected Man「A Brief History of Urban Jürgensen」
    https://www.acollectedman.com/blogs/journal/brief-history-urban-jurgensen

※本文中の[n]をタップすると、該当する参考文献へ移動します。本記事の文章と図解は、上記資料の事実をもとに、かんてい局土浦店が独自の構成・表現でまとめたものです。

この記事の執筆・監修

質屋かんてい局土浦店

ウミノ

副店長

査定歴12年以上
時計鑑定 1万本以上
時計修理 2万本以上

都内の老舗質屋、全国チェーン質屋をはじめ12年以上の査定歴を持つ。12年を超えるキャリアで鑑定してきた時計は1万本以上、時計修理は2万本以上。

かんてい局土浦店では時計に関する記事の執筆・監修を担当している。最近ハマっている時計はツェペリンでドイツ沼に魅せられている。

特に好きなのはポケモンとご飯。

本人からの一言:

一度裏蓋を開けてお客様に見せてもらったP8デデント脱新機の美しさが忘れられません。

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店舗名 質屋かんてい局土浦店
住所 〒300-0051 茨城県土浦市真鍋6丁目2177-3
電話 029-846-2646
営業時間 10:00〜20:00(受付は19:30まで)
定休日 毎週木曜日
公式SNS Instagram(@kanteikyokututiura)/TikTok
対応エリア 土浦市・かすみがうら市・つくば市・石岡市・阿見町ほか

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