【LOUIS VUITTON(ルイヴィトン)】革のようで革じゃない!?意外と知らないルイヴィトンの素材の秘密に迫ります!
こんにちは!質屋かんてい局名取店です!
さて、本日は【ルイヴィトンの商品の素材】についてお話したいと思います!
定番であるモノグラムをはじめ、昔から今まで様々なラインを生み出してきたルイヴィトン。
そのラインごとに素材の違いがあるのはご存知ですか?
革だと思っていたものが実が革では無かったりするんです。今回は代表的なラインから抜粋してご紹介します!
目次
革以外の素材
モノグラム・ダミエ
まずはルイヴィトンでも人気を二分しているモノグラムとダミエの素材から。
よく革だと思っている方も多いですが、実は革じゃないんです。では、革じゃないなら何でしょうか?
モノグラムやダミエに使われている素材は「丈夫な綿素材にPVCという合成樹脂をコーティング加工された素材」で、正式名称を「トアル地」と言います。
シボと言ってシワ状の型押しがあるので、一見レザーのように思えてしまうのが間違う原因としては大きいかもしれません。
また、最近の合成皮革素材の製造技術はカーインテリアやファッションアイテムを見ても格段に良くなっており、見た目だけでは本革なのか合成皮革なのか判断が出来ないくらい進化しているというのもあります。
革では無く綿素材を加工したものだったんですね!ちょっと意外です。
メリット
モノグラムやダミエのいちばんのメリットはその耐久性です。
革の商品とは違い、キズに強いのが特徴で長持ちしやすいことが挙げられます。
そして耐久性が良いことで汚れなども付きにくく、頻繁にお手入れする手間が省けるということがメリットとしてあります。
デメリット
加水分解が起きてしまうということです。
加水分解とは水分と生地が化学反応で分解作用を起こしてしまい、ベタベタになったり生地が剥がれてしまう現象です。
そしてトアル地のような合成皮革素材は、簡単に言ってみればプラスチックを薄くしたような素材。
皆さんも経験があると思いますが、同じ場所を何度も繰り返し閉じたり開いたりすると亀裂や割れが生じてきます。
ちなみに、この王道のモノグラム・ダミエから派生した
■モノグラム・エクリプス
■モノグラム・マルチカラー
■モノグラム・リバース
■ダミエ・アズール
■ダミエ・グラフィット
■ダミエ・コバルト
などのシリーズも、同じトアル地。
ヴィトンの中でも中心となっている素材なのが分かりますね。
革素材
エピ
エピとはフランス語で「麦の穂」という意味があります。
エピという名称の由来は、線状に流れるような細かい型押しが麦の穂が風になびいて揺れているような風景を思わせることから「エピ」と名付けられました。
エピには「グレインレザー」という上質な素材が使われています。
グレインレザーとはいわゆる本革であり、耐久性に優れているのが特徴です。アメリカではドレスシューズなどにも使われており、その寿命はおよそ40年持つとも言われているほど。
また、細かい型押しでシワなどが目立ちづらいので長く美しい風合いを保ち続けてくれるのもポイントです。
光の当たり方によって光沢や色彩が変化することもこの素材の特徴のひとつです。
メリット
厚手の牛革を使っていることから普通のレザー商品より衝撃に強いこと、エピの型押しの加工によりシワなどが目立ちにくいことがメリットです。
デメリット
染色をしてあるので、過度な摩擦や水に濡れた場合には色落ちが目立ってしまうことです。
服などに色移りしてしまうこともあるので、雨の日などは注意して使用してください。
タイガ
控えめな上品さが特徴のタイガレザー。ロシア語で「針葉樹の森林地帯」を意味するんだとか。
1993年にルイヴィトン初の本格的なメンズラインとして登場しました。シャープかつシックでスタイリッシュな表情が目を引きます。
タイガもエピ同様で型押しが施されていて、エピよりきめ細かいのが特徴です。カーフレザーの質感を無くすことなく肌触りの良い質感になっています。
メリット
エピにはやや劣りますが、タイガも耐久性が良いのが特徴。使用状況にもよりますが、角スレやほつれなどが起きにくいのもメリットです。
デメリット
耐久性が良いものの、型崩れが起きやすい素材です。エピ同様に水にも弱いので色移りしやすいです。
マヒナ
マヒナは2007年に登場したルイヴィトン初のソフトレザーが使われたラインです。
パーフォレーションと呼ばれる技術を駆使して施されたパンチングのモノグラム柄と仔牛の皮を使用することで、なめらかできめ細やかなタッチを実現しています。
マヒナとはニュージーランド先住民のマリオ族の言葉で【月の女神】を意味する「マヒナ」に由来してつけられたそうですよ。
メリット
マヒナのソフトレザーの大半はカーフレザー(子牛の皮)を使用しています。
特徴は何と言ってもその「柔らかさ」。きめ細やかでしっとりとした質感を楽しむことができます。
また、比較的革が薄いのであまり重さを感じないというのもメリットのひとつです。
デメリット
マヒナもいわゆる本革なので、雨の日や湿気が強い時期などの使用には注意が必要です。
また柔らかい素材な分、クセやシワが付きやすい傾向にあります。
重たいものの下敷きになってしまうと、変形の恐れもあるかもしれません。上質なレザーな故の悩みかもしれませんね。
アンプラント
アンプラントは2010年に発表されたヴィトンの中でも比較的新しいラインです。
正式には「モノグラム・アンプラント」と言い、本革(レザー)を使用しています。
アンプラントとはフランス語で「刻印」という意味。
その名の通り、上質なカーフレザーにヴィトンのモノグラムを型押ししています。
また、モノグラムの型押しは遠目では良い意味でヴィトンだとわかりづらいので、ブランドアピールを控えめにしたい方にもおすすめです。
メリット
特徴は何といってもレザーならではの高級感のある柔らかさ。
モノグラムやダミエに使われているトアル地では出せない、レザーならではの柔らかい質感が特徴です。
使っていくうちに少し艶が出てきて風合いの変化を感じられるのもオールレザーのラインならでは。
使いこむほど手に馴染むような質感になり、その変化を楽しめる素材でもあります。
デメリット
風合いの変化を楽しめる分、新品の時の質感は保ちづらいです。
先述した通り、使いこんでいくと艶が出てくるので買った時から見た目の雰囲気が変わってしまうのが苦手な方は避けたほうがいいかもしれません。
また、アンプラントも柔らかいのでキズが付きやすい傾向にあると思います。
トリヨン
トリヨンレザーとは数種類に分類される牛革(カウレザー)の中の1種で、雄牛のキップスキンのことを指します。
キップスキンとは生後6カ月から1年までの中牛の革です。仔牛のため表面のキメが細かく、キズも少ない革だと言われています。
同じ牛革を使ったレザーの「カーフレザー」に比べて革が厚く強度がある素材なので、汎用性が高い高級素材となっています。
メリット
トリヨンはキズに強く耐久性が高いのが特徴。
いままで紹介してきた本革のものは柔らかいものが多かったので、そこは大きな違いですね。
その為、使用頻度の高い鞄や革小物には最適と言われています。
皮革の試験において耐久性、耐光性、色移りに関して、最高ランクを獲得しており堅牢性の高い革となっています。
デメリット
革に適度な厚みがあるので、キャンバス素材に比べると重量があります。
特にバッグなどの大きなものは、物を入れる前から結構ずっしりとくるものも…。
購入の際は一度手に持ってみて、重さを確かめてから購入するのがオススメです。
ヴェルニ
豊富なカラーバリエーションがあり、独特の光沢がゴージャス感を演出してくれるヴェルニ。
その誕生は1998年。ニューヨーク出身のマーク・ジェイコブスがアーティスティック・ディレクターに就任し、プレタポルテ・コレクションのために作ったラインでした。
ヴェルニに使用されている素材は「カーフスキン」です。
カーフは仔牛のことで、生まれてから6ヵ月以内の仔牛のなめし皮を「カーフスキン」と言います。キズなどが少なく、柔らかくて薄いという特徴があります。
牛革の中で最も高い価値があるカーフスキンにカラフルなエナメル加工を施し、モノグラムのモチーフを型押ししています。
上質で繊細な革を素材に使用することで、より上品な雰囲気を演出しています。
パッと見た感じはモノグラムやダミエよりもヴェルニのほうが革っぽく見えませんが、実はヴェルニのほうが革を使用しているタイプだったんですね~!
メリット
エナメル加工を施してあるので水に対しての耐久性が他の商品より比較的高く、キズが付きにくいことがメリットです。
デメリット
エナメル加工を施しているので耐久性が上がった反面、乾燥期になるとひび割れが発生してしまうことや、じめじめした場所に保管しておくとエナメルがベタつきを起こしてしまうことがあります。
また、変色や色移りをしてしまう場合も。
エナメル加工をしたことによって、良い点もあれば気を付けなくてはいけない点も出てくるんですね。
番外編:ヌメ革
ちょっと番外編として、今まで紹介してきたラインごとの素材とはまた違うお話もしたいと思います!
モノグラムと合わせて使われているベージュ色のレザー。あのレザーは何なのかも気になりませんか?
あのレザーは「ヌメ革」と呼ばれています。ヌメ革は革のことを指す言葉ではなく、その革を作る過程方法のことを言います。
植物の樹皮や葉などに含まれる「タンニン」を使ってなめす前の状態を「皮」と呼び、なめした後の状態を「革」と呼びます。
よく皮と革って何が違うんだろう…と思ったりもしましたが、こういう区別だったんですね…!
ヌメ革は別名「ナチュラルレザー」とも呼ばれていて上質な雰囲気を出しているのが特徴。最初は白に近いベージュのような色味をしています。
年数が経つと光沢感が出てきて、色味も飴色に変わっていきます。こういった変化も楽しめるのがヌメ革の魅力です。
素材別のオススメお手入れ方法は?
ルイヴィトンの素材のいろいろを知っていただいたことろで、それぞれのお手入れ方法も簡単にご紹介したいと思います。
せっかく買ったバッグやお財布、できる限り長く使いたいですよね。より長くキレイな状態を保つためにも、ぜひ挑戦してみてください。
モノグラム・ダミエなど革以外
①柔らかいブラシでゴミを取り除く
柔らかめの歯ブラシなどでも代用可能です。
表面に付着した汚れやゴミを取り除きます。強くしすぎると表面にキズが付く場合もあるのでご注意ください!
②洗剤で汚れを落とす
衣類用洗剤を薄めたぬるま湯にきれいな布を浸します。
その洗剤液がしみ込んだ布でお手入れしたい合皮製品に優しくパッティングするようにして汚れを落とします。
こすらないよう注意してくださいね。汚れを落としたら乾いた布で水分をふき取ります。
③影干しする
風通しの良い場所で陰干しして完全に乾かします。
本革
①ブラッシングでホコリを取り除く
ブラシ(馬毛が特におすすめ)で汚れを取り除きます。
ブラシがない場合には乾拭きでも大丈夫ですよ。
②革製品用のケアクリームを塗る
革製品用のケアクリームか、初心者の方はデリケートクリームを使用するのもオススメです。
塗りすぎによるシミや表面のドロドロを防ぐ為にも、まずは少量から目立たないところで試してみてくださいね。
お財布のケアであれば米粒ひとつ分くらいの量が目安だそうですよ。
また、塗料を使用している革は油分をすぐに吸収するので素早く塗り広げることもムラなく仕上げるポイントです。
③影干しする
クリームを塗った後、30分~1時間ほど陰干しをしてクリームを馴染ませます。
クリームを塗っていない状態でも、使った後は干して余分な水分を取るとカビの防止にも繋がります。
④乾拭きする
クリームが乾いたら、清潔な布やブラシで乾拭きをして余分な油分を取り除きます。
それでもダメージが出てしまったら
どれだけ丈夫な素材でも、キズ・変色・摩耗などのダメージは避けられないもの。
多少のダメージなら使い続けられますが、いつかは限界を迎える時も来るでしょう。
また、高温多湿の日本では保管しているだけでカビやベタ付きが発生しやすく、久しぶりに見たら大変なことになっていた!という事態も考えられます。
そんな時はどうしたらいいか…
おそらく大きく分けると「修理して使う」か「手放してしまう(売ってしまう)」かの2つかと思います。
では、それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。
修理をする
修理をするといっても、正規店(ルイヴィトンのお店)で直すか他の修理店で直すかでメリット・デメリットが変わってきます。
何を重視するかで自分に合った修理方法を選ぶようにしましょう。
正規店で修理する
正規店で修理する最大のメリットは、ブランドの価値が損なわれないことです。
交換パーツももちろん純正品ですし、修理の出来栄えも悪いことはないので安心感があります。
後々買取店で売る場合も、きちんと「ルイヴィトンの商品」として買い取ってもらえることがほとんど。
ただ、その分料金が高めだったり時間がかかったりもします。
ルイヴィトンの公式サイトにある修理案内を見ると、
・ファスナー引き手革の交換 5,170円
・スナップボタンの交換 ~10,340円
・ショルダーストラップの交換 41,800円
などとなっており、修理に出せる点数にも制限があるようです。
幸いヴィトンの正規店は仙台市内にありますので、当店がある名取市や岩沼市近郊の方は行きやすくて嬉しいですね。
安心して修理に出したい・ブランドの価値を保ちたいという方は、ちょっと高くても正規店で直してもらうのがオススメです。
ルイヴィトン以外のお店で修理する
ブランドバッグや財布を直せる修理専門店。
ショッピングモールなどでもよく見かけますよね。
そんな修理専門店で直す際のメリットは、なんといっても手軽さ。
いろいろな店舗がたくさんあるので、持ち込みやすいのは魅力的です。
また、費用も抑えられ、時間も早めに出来上がってくることが多いようです。
先ほどご紹介したスナップボタンの交換も、正規店なら1万円程度ですが修理専門店だと2,000円程度で直ることも。
かなり料金が違いますよね。
ですが、良いことばかりではありません。
お店によって修理の出来栄えに差が出る可能性もあるので、クオリティを求めるならお店選びも重要。
たくさんあるが故に迷ってしまうかもしれません。
そして、実際修理をすると交換されるパーツがヴィトンのものではなくなったり、仕様が変わってしまったりする場合がほとんど。
ヴィトン以外の人の手が加わったとなると買取店で売るときには「ルイヴィトンの商品」として見てもらえず、大幅に金額が下がったり買取してもらえなくなったりもします。
売ることはあまり考えず、安く早く直して最後まで使い倒したいという方に合った方法といえるでしょう。
買取店で売る
修理に出すのが面倒くさい…直してまで使おうと思っていない…
そんなこともあると思います。
また、ファスナーやボタンなど一部分の破損は修理もしやすいですが、全体的なカビ・キズ・変色などのダメージは、直すというより買い替えた方がいいかもしれません。
しかし、使えなくなったからといって捨ててしまうのはもったいない!
捨てるぐらいなら当店のような買取店に売るのがオススメです。
質屋かんてい局名取店では、カビ・ベタ付き・ショルダーストラップ切れ・キズ・変色などダメージがあるものでも積極的にお買取りしています。
もちろんキレイな状態に比べると金額は下がってしまいますが、ヴィトンのような人気ブランド品は、どんな状態でも最後まで値段が付きます。
たくさん使って「もういいいかな…」と思ったら、ぜひ査定にだけでもお持ち下さい。
取りあえず金額だけ知りたいといった場合でも大歓迎です!
最後に
いかがでしたか?本日はルイヴィトンの素材についてお話してみました。
素材ごとに良し悪しもありますし、お手入れ方法も違いがあります。
デザインもそうですが、自分の生活スタイルに合った素材を選んでいくのもブランド品を長く愛用できるコツかもしれませんね。
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定休日:火曜・水曜日