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CHANELの歴史 【ガブリエル・シャネルという革命(1883〜1930年代)】

こんにちはかんてい局南高江店です。

今回は満を持してCHANELの歴史についてまとめていきます。

 

孤児院育ちの少女が持った強さ

1883年、フランスで生まれた ガブリエル・ボヌール・シャネル。母は早くに亡くなり、父は家を出てしまい、幼い頃は孤児院で育ちました。

ここで学んだのが 裁縫。そして、厳粛な修道院の制服から影響を受けたと言われる白と黒の配色やシンプルな美学は、後のシャネルの原点になります。

なぜ「ココ」?

シャネルが「ココ」と呼ばれるようになったのは、若い頃にキャバレーで歌っていた頃の愛称から。

Qui qu’a vu Coco ?(ココを見た?) という曲がきっかけでした。

この頃まだ彼女は「歌手」でした。けれど本領は、舞台の上ではなく 衣装のデザインやスタイル作り にあったのです。

帽子店からすべてが始まった(1909)

ココ・シャネルがファッションの世界に踏み出したのは 帽子店 から。1909年、パリの小さなアパルトマンに シャネル・モード という帽子店をオープン。

当時の帽子は「豪華装飾が当たり前」でしたが、シャネルは 羽根やリボンを控え、シンプルで洗練された帽子 を提案。

これが貴族や女優たちの心を掴み、一気に人気店になりました。

コルセットから女性を解放

20世紀初頭、女性のファッションは締め付けの強い コルセット が当たり前。
それをシャネルはキッパリ否定。

「自由に動ける服こそ、美しいのよ」

そう言って ジャージー素材(当時は男性の下着用生地) で動きやすくシンプルなドレスを作りました。これが“女性の服の革命”の始まりです。

 

キルティングとチェーンの誕生前夜

この頃、シャネルはすでに乗馬・スポーツ・旅・自立した女性像 をデザインに落とし込んでいました。

のちのキルティング・チェーンバッグへと繋がる思想はここから生まれています。