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ROLEX エアキングの歴史

皆さんこんにちは かんてい局南高江店です。

今回はロレックスさんのエアキングの歴史についてまとめていきます。

空を愛したロレックスの精神

ロレックスの「エアキング(Air-King)」が誕生したのは、第二次世界大戦直後の1945年。
その名が示す通り、「空(Air)」をテーマにした特別なモデルです。

当時、ロレックスの創業者ハンス・ウイルスドルフは、英国空軍のパイロットたちがロレックスの精密な時計を愛用していたことに深く感銘を受けました。

彼らは任務の際、信頼できる時計としてロレックスのオイスターを自ら購入していたのです。

そんな彼らの勇敢な姿に敬意を表して、ウイルスドルフが生み出したのが「Air-King」。

“空の王者”という名前には、空を翔けるパイロットたちへのオマージュが込められています。

変わらぬデザイン、進化する技術

「エアキング」は、ロレックスの中でも特に長い歴史を持つモデルのひとつです。

そのデザインは非常にシンプルで、パイロットが一瞬で時間を読み取れるよう、視認性の高い文字盤が特徴。

初期モデル「Ref.4925」「Ref.4499」から始まり、1950〜60年代には「Ref.5500」が登場します。

このRef.5500こそ、エアキングの象徴的なモデルとされ、約30年もの長い期間にわたり生産されました。

搭載されるムーブメントや防水性能なども時代とともに進化しつつ、エアキングは“実用時計の王道”として確かな地位を築いていきます。

華やかさよりも「信頼性と精度」を重視する姿勢は、まさにロレックスらしい哲学を体現しています。

伝統と冒険心の融合

2014年、一時ラインナップから姿を消したエアキングですが、2016年に待望の復活を遂げます。

この新生エアキング(Ref.116900)は、よりスポーティで冒険的なデザインへと進化。

航空計器を思わせるブラックダイヤルに、特徴的な「3・6・9」の大型アラビア数字。

イエローの王冠ロゴとグリーンの秒針が、ロレックスらしい個性を際立たせています。

そして2022年には新モデル「Ref.126900」が登場。

新たにクラウンガードを備え、ムーブメントには最新のCal.3230を搭載。

耐磁性・精度・耐久性のすべてが飛躍的に向上し、現代の空にも通じる“挑戦のスピリット”を表現しています。