当ブログをご覧頂き誠に有難うございます。

このブログでは、金沢バイパス店が実際にお買取させて頂いたお品物についてご紹介しております。

当店でお買取させて頂くブランド品の中でも最も多いのがルイヴィトンです。

本日もルイヴィトン製品をお買取させて頂いたのですが、その中に珍しい刻印の物がありました。

 

【MALLTIER（マルティエ）】

 

という刻印が入った物です。

ほとんどのルイヴィトン製品にはマルティエなどという刻印はありません。

そのため、普段見かけない「MALLTIER」という刻印を目にした時、まずは「え！？偽物！？」と思うのが妥当ではないでしょうか。

実際にフリマアプリなどで中古購入したルイヴィトン製品が家に届き、見知らぬマルティエ刻印を見て偽物ではないのか不安な方も多いと思います。

今回は、気になるマルティエ刻印とは何か、偽物ではないのかお教えしますので是非参考にして頂けると嬉しいです。

 

 

マルティエ刻印は偽物なの？

バッグやお財布など多くのルイヴィトン製品にはこのような刻印があります。

LOUIS VUITTONの下にPARIS、その下にmade in Franceなどの製造国が刻印されています。

おそらく皆様の使っているバッグやお財布のどこかにもこの刻印があるでしょう。

しかし、今回ご紹介するのはコチラ

LOUIS VUITTONの下に【MALLTIER】という刻印があります。

初めて見たという方や中古で購入した方は「まさか偽物！？」と不安になりますよね。

でもご安心ください！マルティエ刻印は偽物ではございません。

 

マルティエの意味とは？

マルティエの意味はフランス語で「カバン職人」という意味です。

ブランドの創設者であるルイ・ヴィトン氏は、フランスのマルティエ（カバン職人）だったため、当初ブランドの正式名称もルイ・ヴィトン マルティエという名前だったのです。

余談ですが偽物を作るとすれば、あえて珍しいマルティエ刻印ではなく、通常の刻印を真似すると考えるほうが納得できます。

これだけで判断はできませんが、マルティエ刻印があれば偽物の可能性はむしろ低くなるかもしれませんね。

 

いつ頃製造されていたのか

マルティエ刻印があったのは、90年代前後のごく短い期間だけです。

そのため、マルティエ刻印が市場に出回っている数は比較的少なく、実は希少な存在だと言えます。

 

高く売れるのか

マルティエ刻印は希少な存在のため、一部にはマルティエ刻印の商品を集めているコレクターもいるようですが、残念ながらそれが高く売れるといったプレミア価値は付いていません。

また、製造されていたのも80年～90年と古いという事もあり、状態が良い物が少ないという事もあまり高値が付いていない原因なのかもしれませんね。

マルティエ刻印は通常の物と同様の価値となるため、特別高く売れるという事はありません。

 

ルイヴィトンは何年持つのか

マルティエ刻印があるルイヴィトン製品はおよそ30年以上前の商品という事になります。

驚きなのはまだまだ現役で使える物が存在する事です。

ルイヴィトン製品は縫製の技術も高く、商品1点1点に対するクオリティーが高いブランドです。

そのため大切に使用すれば10年、20年使えるという事になります。

ただし、間違ったメンテナンスをしたり、保管場所が悪いと劣化を早めてしまうため、数年で使えなくなるという事もあります。

まずはルイヴィトン製品に多いヌメ革についてご紹介します。

こちらのバッグでは持ち手やショルダーストラップがヌメ革です。

ヌメ革は使い込むほどに味が出てきますが、汗や雨染みなどが目立ちやすいです。

革は変化を楽しむものですので、変化させずに購入時の状態を保ち続ける事は不可能です。

しかし、劣化させないためには日々のメンテナンスが重要です。

ホコリなどの汚れであれば軽くブラッシングをして取り除いて下さい。

あとは基本的には乾いた柔らかい布で拭くようにして下さい。

やりがちな失敗例としては、雨やシミが付いたからといってドライヤーの温風で乾かすという行為です。

これをすることによって革はヒビ割れを起こす可能性もあるので絶対にNGです。

続いてモノグラム地についてですが、こちらも乾いた布で拭く程度が一番です。

少し汚れるたびに拭いてあげる事で長持ちします。

最後は保管についてですが、暖房器具のそばや直射日光により色褪せる危険性がありますので、保管する際は購入時の保存袋にいれて、風通しの良い乾燥した場所で保管して下さい。

そのような場所がなければ、たまに風通しの良い場所へ移す事を忘れないで下さい。

しっかりとメンテナンスをすれば10年でも20年でも使い続ける事ができます。

 

まとめ

マルティエ刻印は偽物ではなく、ルイヴィトンの正式名称が「ルイ・ヴィトン マルティエ」だった事から刻印されています。

カバン職人としての誇りを表していたのかもしれません。

中古で購入した方が初めて見ると偽物かも！？と疑ってしまいますよね。

偽物どころか一部の期間しか製造されていない希少な物です。

最後になりましたが金沢バイパス店ではルイヴィトン製品を高価買取しています。

ご紹介したようなヴィンテージ品から新作まで喜んで査定致します。

それでは本日も皆様のお越しを心よりお待ちしております。

 

 

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