《元祖コンパクトカメラ》ローライ35をご紹介します|ドイツのカメラメーカーが生んだ名機|その歴史について
店舗名 | 金沢バイパス店 |
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買取価格 |
当時のカメラ界を震撼させた、ドイツのカメラメーカーの名機!
今回ご紹介させて頂くのは当時の世界最小のフルサイズ機である、
元祖コンパクトカメラ ローライ35
というフィルムカメラです。
ローライ社についてや、ローライ35の仕様についてお話しさせて頂きますので、
興味がある方は是非参考にして頂けると嬉しいです。
目次
元祖コンパクトカメラ「ローライ35」
ドイツの名門カメラメーカーが生んだ、Rollei 『 ローライ 35 』は 元祖コンパクトフィルムカメラです。
写真では伝わりにくいですが、このカメラめちゃくちゃ小さいです
横幅:約97㎜ 高さ:約60㎜ 奥行:約32㎜
と本当にコンパクトな手のひらサイズのカメラです。
Rollei 『 ローライ 35 』は1967年頃から製造・販売されたカメラで、
西ドイツ製とシンガポール製の物が存在します。
今回査定させて頂いた『ローライ35』はシンガポール製でしたので、
1971年以降にシンガポールにて製造・販売されたカメラです。
1967年~1974年に作られた西ドイツ国内で生産されたものの方が、
シンガポール製の『ローライ35』よりも人気が高いそうです!
しかし今回のシンガポール製の『ローライ35』も非常に人気の高い希少なカメラです!
買取査定に関しては、残念ながら通電確認は行うことが出来ませんでした。
また汚れや傷もあり当店では、「 動作未確認のジャンク品扱い 」としてのお買取となりました。
お客様曰く「現状だと買取を断るお店もあった」そうです!
希少性・人気・状態などを考慮した上で8,000円でお買取させて頂きました。
お客様にも大変喜んで頂くことが出来ました (^^♪
40年以上前に製造されたカメラが今でも8,000円の価値があるってすごい事です。
皆さんのお家にも使っていないフィルムカメラやデジタルカメラは眠っていませんか?
一度探してみるのも良いかもしれません。
ローライ社(Rollei GmbH)について
せっかく希少なカメラをお売り頂いたので、ローライについて調べてみました\(^o^)/
ローライは( Rollei GmbH )はドイツが誇るドイツベルリンのカメラメーカーです
創業者は「パウル・フランケ」と「ラインホルト・ハイデッケ」の2人で、
フランケ&ハイデッケ( Franke & Heidecke GmbH )としてブラウンシュヴァイクに創業。
二眼レフカメラの元祖となったローライフレックスシリーズが有名でもあります。
今回のお買取りさせて頂いた『ローライ35』の制作者は、ハインツ・バァースケ(写真参照)という人で、ドイツのカメラ設計者です。
元祖高級コンパクトカメラ『ローライ』はハインツ・バァースケ氏の代表作でもあります。
初期の『ローライ35』は、
・シャッターが伝説のメーカーであるコンパ―製
・露出計がドイツの一流メーカーゴッセン製
・レンズがCarl Zeiss製
という豪華な部品を限界まで小型化し、ボディに組み込んだ精密なカメラです。
生産開始から最初の8,000台までには、ボディ背面下部に「Rollei-COMOUR-GOSSEN-ZEISS」の刻印がなされていたようです。
生産は1966-1971年の間はドイツで行われていましたが、その後シンガポールに移ります。
今でもやはりドイツ製に人気があるようです。
今回の『ローライ35』はシンガポール製でシリアル番号は『6213840』でした。
余談にはなりますがローライ35はシリアル番号『3000201』から生産されたそうです。
なので今回の買い取りの『ローライ35』は、
3,213,639番目に製造されたシンガポール製のカメラという事がわかりました。
また【ローライ35】は今回買取したローライ35のオリジナル以外に、
『 S・T・SE・TE・B・C・クラッシック』と沢山の種類がありますよ。
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ローライ35 仕様について
レンズ |
Tessar 40mm F3.5 S-Xenar 40mm F3.5(一部) |
シャッター | B、1/2秒〜1/500秒 |
露出計 | CdS受光素子・針式 |
電池 | MR-9水銀電池 |
ボディ色 | クローム、ブラック |
製造国 | ドイツ、シンガポール |
製造年 |
1967〜1974年 1971年〜シンガポールで製造 |
カメラの歴史「誕生秘話」
当初の写真は「絵」だったってことを 皆さんはご存知でしたか!?
カメラの歴史は紀元前の『カメラ・オブスキュラ』と呼ばれた、壁に開いたひとつの穴から始まりました。
カメラはラテン語で『部屋』を意味し、オブキュラは『暗い』を意味します。
【カメラ】がラテン語だったことにも驚きです。
四角い部屋の壁に小さな穴をひとつ開け、この穴から入った光が反対側の壁に届くとミラーのように外の景色が写ります。
こうして絵画に投影された外の景色を模写して絵にするというのが最初の写真だったそうです。
今では想像もつかない方法ですね!
時代が進むと部屋に穴を開けて模写するというやり方から、見立てた小さな箱を使った方法に進化しました。
穴の代わりに箱にはすりガラスのレンズが取り付けられ、箱の中に入ってきた光をレンズに映し、
そこに映った景色を紙に映し取るというもので、現在の一眼レフカメラの原型ともいわれる仕組みだそうです。
1826年にはフランスのニエプス兄弟がカメラ・オブスキュラを改良し、
道路舗装材の材料として使われるアスファルトを使用した撮影に成功しました。
レンズを通した光の熱で板に塗ったアスファルトを硬化させ、投影した景色を写真として定着させるという手法でしたが、
この方法にはなんと「8時間」もかかったと言われています。
その後1839年には、フランスのルイ・ダゲールが銀メッキした銅板を感光材料として使う、
『ダゲレオタイプ』という技術を開発しました。
この技術により8時間以上かかってしまっていた露出時間は30分ほどに短縮されたそうです。
また、この技術によって自動で撮影することが可能にもなりました。
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フィルムの誕生
ダゲレオタイプが登場し多くの片が写真撮影できるようになりました。
しかし、ダゲレオタイプは現在の写真とは違い、フィルムに相当する銀盤そのものが写真になるので焼き増しが出来ませんでした。
その後1841年にイギリスのウイリアム・ヘンリー・タルボットによって、撮影フィルムであるネガが開発され、
撮影時にネガを作って後で写真をつくるというネガポジ法が作られました。
この技術は現在の銀塩写真にも用いられています。
この技術によって露光時間は2~3分と大幅に短縮されたそうですよ。
ロールフィルムの誕生
1888年になると現代でもよく見かけられるロール型のフィルムが登場しました。
アメリカのイーストマン社からコダックという名前のカメラが発売され、
100枚撮りのフィルムとカメラがセットになったコダックは大流行しました。
このカメラが現在の使い捨てカメラの原型といわれており、
写真術を全く知らなくてもシャッターを押すだけ誰でも写真を撮ることができ、
画像の焼き付けや現像等の作業は全て会社側が行うというものです。
私はコダックを日本のメーカーだと思っていたのですが、
アメリカのイーストマン社だったんですね(汗)
さらに1925年にはドイツのエルンスト・ライツ社が、
画像サイズ24×36ミリのバーフォレーション付きのフィルムを使用した小型カメラ、
『ライカA型カメラ』を発売しました。
これは現在でも絶大な人気をもつライカ(Leica)の先祖となるカメラです。
現在でもライカは非常に高い人気を保ち続けています。
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二眼レフカメラの誕生
ライカA型カメラが発売されて以降、
ツァイス・イコン社が画像サイズ6×9㎝のロールフィルムを使用するスプリングカメラを製造しました。
このカメラは内蔵されたバネの力でカメラの上蓋が開き、蛇腹が展開されるカメラです。
その後の1928年にはドイツのフランケ&ハイデッケ社が画面サイズ6×6㎝の二眼レフカメラを販売し、
これがニ眼レフカメラの原点となりました。
デジタル一眼レフカメラの誕生
1950年に世界で初となるペンタプリズム式一眼レフカメラコンタックSが発売されてからは、
一眼レフカメラが主流となる時代になりました。
日本企業も続々とカメラ業界に参入し、日本光学(後のニコン)が発売した『F』が世界中で大流行したことで日本のカメラの人気が高まっていきました。
そして一眼レフカメラがデジタルカメラとして生まれ変わったのは1980年代になってからだそうです。
デジタルカメラが普及したことで撮影した画像をその場で確認できたり、
電子メールで送信したり、自宅のプリンタで印刷が出来るようになったりと、
カメラの存在が一気に身近なものになり便利で欠かせないアイテムになりました。
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まとめ
ご覧頂き誠に有難うございます。
いかがでしたか?まだまだ奥の深そ~うなカメラのお話でした。
カメラといっても沢山の種類、歴史、そして開発者の努力の賜物なんですね。
一度お家を探してみてください。もしかしたらお宝カメラがあるかもしれません。
かんてい局金沢バイパス店では、使わなくなったカメラ・ゲーム・楽器・電化製品・携帯電話や、
お酒・時計・バッグ・宝石・工具・骨董品などなど何でもお買取りしています。
まずは査定にお気軽にお越しください。
皆様のご来店心よりお待ちしております\(^o^)/
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