お品物の詳細

メーカー：徳力本店
品位：K24（純金）
重さ：100g
買取金額：920,000円

今回お買取りした純金プレートは日本でも有名な「徳力本店」さんのものでした。

表面に徳力本店さんのマークと、品位を示す「GOLD」「999.9」の刻印がしっかり入っていたのでひと目で純金製のものだということが分かりました。

重さは100gで薄い板のような形状をしています。

店頭買取りの流れ

金製品のお買取りでは、まず査定員がK18やK24といった品位を示す刻印を確認します。

品位が分かったら、続いて専用の機械を使ってこの製品が本当に刻印と同じ素材・品位なのかを検査します。

検査の結果、無事刻印のとおりの製品だということが判明したら、当日の相場で査定金額を決定し、ご了承いただければお買取り成立！という流れになります。

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純金製品の特徴

金製品にも純金製のものやK18製、K10製のものなどいろんな種類があります。

ちなみにこの「K18」や「K10」というのは金の含有量を表しています。含有量というのはどれくらい金を含んでいるのか、という意味です。

最も含有量の多い（金の純度100%）を「K24」として、そこから純度が91%、83%、75%と一段階ずつ下がっていくごとに刻印も「K22」、「K20」、「K18」と数字が小さくなっていきます。一番純度の低い刻印は「K9」で、全体のおよそ37%しか金が含まれていません。残りの63%は銀や銅といった他の金属が混ぜられているのです。

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なんで他の金属を混ぜるの？

製品をなぜ金だけで作らないのか疑問に思われる方もいらっしゃると思いますが、これは金が「とても柔らかい」からです。

インゴットなどの大きくて厚い塊だと分かりにくいのですが、今回お買取りしたような薄いプレート程度であれば女性やお子様でも曲げることができます。

これがただのプレートなら「すごい手で曲がる！面白い！」となるだけなのですが、アクセサリーなどの製品となるとそうはいきません。

ちょっと力を入れただけでリングやピアスなどが変形してしまったら…とっても嫌ですよね。そのためアクセサリーなどに使用される金には強度を持たせるために金よりも硬い他の金属が混ぜられているのです。

偽物ってあるの？

実は純金の製品と刻印されているものの中には、たまに偽物があります。

一般的に流通していて身近なものですと、底に「24KGP」や「24KGF」と刻印されている金杯があります。

GPとは「Gold Plated」の略で金メッキを意味します。同じようにGFとは「Gold Filled」の略で金張りを意味します。どちらも金属の表面に薄ーく金を張った、というようなものになりますので、偽物とまでは言えないのですが金としての価値はかなり低いものになります。

ですが、金メッキ製の金杯はちゃんとGPやGFといった表記があるのでまだ親切です。

世の中には「K18」の刻印しかないのにK18製ではなく、実際には普通の金属の表面を金色に塗っているだけ…というものも残念ながら存在しています。こういったものはハッキリと偽物だ！といえるものになります。

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本物かを確かめる方法は？

手元にあるものが本物の金でできているかを確かめる方法はいくつかあります。
一番確実なのは、当店のような貴金属買取り店に持ち込んでプロの鑑定士に確認してもらうことです。

貴金属買取り店には通常、金属類の種類を確認するための専用の器材などがあります。それらを用いて鑑定することで品物が本物の金であるかだけではなく、K18製なのかそれともK10製なのかといった詳しい品位まで判明させることができる可能性が高いです。

ただし、どの買取り店でも基本的に『お買取りを前提としたお査定』として品物を見ることがほとんどです。「売る予定は全くないけど面白そうだから持って行ってみよ～」という感覚で大量に持ち込むと他店様のご迷惑になる可能性がありますので、ご注意いただきますようお願いいたします。

ちなみにかんてい局上越店では貴金属かもしれないお品物の鑑定は、いつでも無料で承っております。品数が多い場合はお預かりして一点一点確認させていただきますので、お気軽にお声掛けください！

お店まで行くのが難しい場合は、品物を手に取って少し曲げてみるというのもいいかもしれません。

これはデザインが重要なアクセサリー類では難しいですが、今回のような板状のものであれば比較的試しやすいかと思われます。

先ほどの写真のように簡単に曲がれば金でできている可能性が高いです。逆に純度の高い「K24」や、それに近い数字が刻印されているのに物凄く硬くてなかなか曲がらない場合は違う金属がメインとなっている可能性が高い、ということになります。

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