ダイヤモンドの『蛍光性』とは?買取査定に影響はあるのか【かんてい局 新潟上越店】
【 かんてい局 新潟上越店 】
本日は柏崎市からお越しのお客様から、1カラットのダイヤモンドが付いたネックレスをお買取りさせていただきました!
なかなか見かけない1カラットクラスの大きなダイヤモンド。
グレーディング評価(4C)もとても良いものだったのですが、今回はそこからちょっと視点を変えてダイヤモンドの蛍光性についてお話させていただきます。
今回の記事はダイヤモンドのご売却を考え中で、手元に鑑定書がある方。もしくは”蛍光性”という言葉を始めて聞いた!という方の参考になれば嬉しいです!
※買取金額はお品物の状態・付属品・市場相場などにより日々変動いたします。目安としてお考えください。
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お品物の詳細
品名:大粒ダイヤモンド付きネックレス
品位:Pt850(ネックレス)、Pt900(トップ台座)
ダイヤの形状:ラウンドブリリアンカット
カラット:1.110ct
カラー:D
クラリティー:VVS1
カット:EXCELLENT
プラチナ製の細身のチェーンと台座が付いていますが、やはりこちらのネックレスはダイヤモンドが主役のアイテムになります。
パッと見では1カラット超えのサイズに目を惹かれますが、一緒にお持ちいただいた鑑定書を確認すると4Cすべてが素晴らしい評価のダイヤモンドであることが分かりました!
実際に実物を専用のルーペで確認してみると、確かに目立つインクルージョン(内容物)やクラック(亀裂)が無く、色もついているようには見えません。経年や使用によるスレ傷・劣化もない、素晴らしいダイヤモンドですね。
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査定ポイント
査定時にポイントとなったのは、
①鑑定書があること
②鑑定書に記載されているダイヤモンドのグレード(4C)
③鑑定書に記載されている蛍光性のランク
④現段階でのダイヤモンドの状態
主にこの4点になります。
『鑑定書』とはダイヤモンドが付いている製品、もしくはルース(カットが済んでいる裸石)に付属される、対象のダイヤモンドの品質の評価が記載されているものです。
専門の機関で鑑定(グレーディング)された結果が一覧でまとめられていて、「グレーディングレポート」とも呼ばれています。
ちなみに鑑定書は天然のダイヤモンドにのみ付属されるもので、人工の合成ダイヤモンドには付属してなかった……のですが、最近では鑑定機関によっては合成ダイヤモンドにも簡略化したものが付属されることがあるようです。
また名前がよく似たもので『鑑別書』というものがあります。
鑑別書は全ての宝石を対象に「宝石の種類・大きさや形状・産地」などが記載・証明されていますが、品質評価はされていません。そのためダイヤモンドの鑑定書とは全くの別物になります。
①ダイヤモンドの蛍光性とは
ダイヤモンドの4Cはとても有名なのでご存知の方も多いかと思われますが、蛍光性についてはそれほど知らない方が多いかもしれません。
実はダイヤモンドの中にはブラックライトを当てると発光するものがあります。
これは自然界でダイヤモンドが形成されていく中で、本来の構成物質である炭素以外に酸素や窒素などの他の物質が混じることがあり、それがブラックライトの紫外線に反応して光るのです。
人の手に触れることなく出来上がっていくものなので、発光の強さは均一にはならず、ものによって強く光るもの、逆に全く光らないもの。青く光るもの、オレンジに光るものなど様々な状態のものがあります。
この発光の強さや色の特徴を示したものが”蛍光性”です。
鑑定書の項目には『蛍光性』や『FLUORESCENCE(フローレッセンス)』という言葉で書かれています。
蛍光性のランクは発光の弱いものから、
NONE(なし) → FAINT(弱い) → MEDIUM(中程度) → STRONG(強い) → VERY STRONG(とても強い)
という順番で5段階評価されます。
そしてここに発色の付き方が加わると『MEDIUM BULE(中程度の青色)』や『STRONG BLUISH WHITE(強く青みがかった白色)』といった表記になります。
では、今回お買取りしたダイヤモンドの鑑定書を確認して見ましょう!
蛍光性の項目に書かれていたのは『WEAK BULE(ウィークブルー)』という評価。
なんと、先ほどの5段階評価の中にはなかったランクで書かれています!
実はこの『WEAK BULE』という表記は昔の書き方で、古い鑑定書で見かけるものになります。
『WEAK BULE』は今の『FAINT』前後に相当するランクで、文字通り弱く発光するダイヤモンドに付けられていた言葉のようです。
これにより、今回お持ちいただいたダイヤモンドは弱い蛍光性を持つダイヤモンドであるということが分かりました。
なお同じく古い表記で『INERT(イナート)』というものもありますが、こちらは今の『NONE』前後に相当し、殆ど蛍光性が無いことを示しています。
②蛍光性があるとどんな風に光るのか?
鑑定書の評価が分かったので、実際にダイヤモンドにブラックライトを当ててみます。
単体で見ると発光具合が分かりにくいかもしれないので、同じ環境下で違うダイヤ付きアクセサリーにもブラックライトを当ててみましょう。
まずは本命の今回お買取りした1カラットのダイヤモンド。
うーん、薄~く青く光っているように見えますが、肉眼で見てもあまりよく分かりません…
では続けて他のアクセサリーにも当ててみます。
こちらはとても分かりやすい結果となりました!
2つのリングはどちらもダイヤモンドのみが据えられているものなのですが、複数あるダイヤモンドの中に強く発光しているものとそれほど光っていないものが混在していました!
強く発光しているものはまるでライブなどで使用するペンライトのようですね。
こうして比べると1カラットのダイヤモンドは鑑定書のとおり、強い蛍光性をもっていないことが分かりました。
太陽光や普通の室内照明の下ではみんな同じように見えるダイヤモンドにも、それぞれにこんな隠れた個性があるんですね。
③買取りの視点での評価
ダイヤモンドを使用したアクセサリーなどには、この蛍光性をウリにしたものがたくさんあります。
特別な環境下でのみ光り輝くその姿はとても神秘的ですし、蛍光性の無いものとあるものを組み合わせてデザイン性を高めているものも素敵です。
ですが、実はダイヤモンドの蛍光性は買取査定の時には特別プラスポイントにはなりません…!
本来蛍光性とはダイヤモンドのグレーディングに大きな影響を与えるものではないと仰る方もいらっしゃるのですが、それでも買取業者によっては強い蛍光性があるものにはあまり良い評価をつけないというところもあるのです。「蛍光性があるから大きなマイナスポイントになる」というよりは、「蛍光性があるからプラスポイントになる、ということが無い」といった感じですね。
例外としては、強い蛍光性を持つものの中に『OILY(オイリー)』と呼ばれる白く濁ったような見た目のものがあります。
『OILY』はダイヤモンドの魅力である輝きが濁りによって十分に発揮できなくなるため、外観的美しさに欠けてしまい、結果的にマイナス評価に繋がる可能性があります。
とはいえ、そもそもダイヤモンドの査定で重要になるのは蛍光性よりも『4C』です。
その重量を示すCARAT(カラット)、色合いを示すCOLOR(カラー)、透明度を示すCLARITY(クラリティ)、そして職人の手によって仕上げられた輝きを示すCUT(カット)。
この4点の評価が総じて高いものであれば、多少の蛍光性は買取価格に大きな影響を与えることはないでしょう。
スタッフコメント
今回はダイヤモンドの蛍光性についてご紹介させていただきました。
『4C』をはじめ、ダイヤモンドの世界はとても奥が深いです。
単にサイズが大きければそれだけで素晴らしい!というわけではないんですね。
かんてい局上越店ではダイヤモンド付きのアクセサリーを高価買取しています!
今回ご紹介しました1カラットのダイヤモンドネックレスは900,000円でお買取りさせていただきました!!
こちらは鑑定書もしっかり付属していましたが、遺品でアクセサリー本体しかない。探しても鑑定書が見つからなかったというようなものでも、無料でお査定いたします!
もちろん!お買取り金額はいつでも上越市内で一番の高価買取を目指して攻めていきますので、ダイヤモンドをご売却はかんてい局上越店にお任せください!
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