目次

 

• シリアルナンバーについて
• シリアルシールの場所と特徴
• シリアルナンバーから推察される製造年
• ギャランティカードの特徴
• ブティックシールとリペアシールについて
• ブティックシールとリペアシールのイニシャル（販売店）
• シリアルシールとギャランティカードの廃止について
• 高価買取を目指す為に気を付けていただきたいこと
• まとめ

⇩お気軽にご質問下さい

シリアルナンバーについて

シャネルのバッグや財布にはシリアルナンバーが印字されているシールが付いていて、付属のギャランティカードにも同じ番号が記載されています。

シリアルナンバーは数字のみで構成されていて、7桁であれば最初の数字、8桁は先頭から2ケタの数字でおおよその製造年が分かるようになっています。

シリアルシールの場所と特徴

シリアルシールは年代によって変化しています。

例えば、シリアルナンバーが表示されているシールの上に透明のシールで覆う2重の構造（中には3重も）となっていたり、切り目が入っていて一旦剥がしてしまうとバラバラなって貼り換えが出来ないようになっていたり、と年代によって進化しています。

シリアルの場所はモデルによって違い、見つけづらい場合もありますが、肉眼で容易に確認出来る大きさになります。

また衣類系やアクセサリーなどにはシリアルシールとギャランティカードの付属はありません。

ブラックライト

シリアルシールはブラックライトを当てるとのそのシールの端が反応するようになっていてこれも偽造防止の1つとなっています。

 

シリアルナンバーから推察される製造年

シリアルナンバーから分かる製造年は、シャネルが公式で発表したことは無く、当店のような質屋や買取店などの情報を元におおそよ推察されるものになります。

商品によっては多少前後している事も確認されていますので、あくまで参考程度にしていただければ幸いです。

イメージ	製造年	桁数	シリアルナンバー	備考
	1985～ 1993年	7桁	0******～ 2******
	1994～ 1999年	7桁	2******～ 5******	4番台～ （1997年～） Gカード 〇シール付
	2000年	7桁	5******～ 6******
	2001年	7桁	6******～ 7******
	2002年	7桁	7******～
	2003年	7桁	8******～	Gカード ブラックライトに光る
	2004年	7桁	8******～ 9******
	2005年	7桁/8桁	9******～ 10******
	2006年	8桁	10******
	2007年	8桁	11******
	2008年	8桁	11******～ 12******
	2009年	8桁	12******～ 13******
	2010年	8桁	13******～ 14******
	2011年	8桁	14******～ 15******
	2012年	8桁	15******～ 16******
	2013年	8桁	16******～ 18******
	2014年	8桁	18******～ 20******
	2015年	8桁	20******～ 22******
	2016年	8桁	22******～ 24******	ブティックシール廃止
	2017年	8桁	24******～ 26******
	2018年	8桁	26******～ 27******
	2019年	8桁	27******～ 29******
	2020年	8桁	29******～ 30******
	2021年	8桁	30******～ 31******	バッグのランダムシリアル開始
	2022年	8桁	31******～

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ギャランティカードの特徴

右上のココマーク

シリアルナンバーが印字されている面の右上ココマークが描かれています。

4番台より古いギャランティカードにはついていません。

 

⇩マーク無し（写真は2番台）

ブラックライト

ギャランティカードにブラックライトを当てると、カードが発光します。

発光する場所（行）には法則性があって

シリアル番号が7桁であれば最初の数字

8桁なら先頭から2つ目迄の数字(⇓17)の数が発光する列になります。

発光（⑧～）	ギャランティカードの説明文
1　⑫　㉓	We certify the authenticity of this item and confirm
2　⑬　㉔	that it has been subjected to the most exacting quality
3　⑭　㉕	control. Its high quality is a symbol of the fine reputation
4　⑮　㉖	of the Trademark.
5　⑯　㉗	Wir bestätigen, dass es sich um einen Artikel handelt,
6　⑰　㉘	der während seiner Herstellung strengsten Kontrollen
7　⑱　㉙	unterworfen war, und dessen erstklassige Qualität
⑧　⑲　㉚	dem hohen Ansehen unserer Marke entspricht.
⑨　⑳　㉛	この製品は厳しい管理のもとに製造されたシャネル
⑩　㉑　㉜	社の商品であることを証明いたします。
⑪　㉒	このブランド・マークは最高級品質の象徴です。

※1～7番まではギャランティカードは光る加工はされていません。

ブティックシールとリペアシールについて

シャネルの製品にはシリアルシール以外に画像のようなゴールドのシールが貼ってあるものがあります。

これは国内正規店で購入された商品に貼られていて、通称『ブティックシール』と呼ばれています。

それとは別に色違いでシルバーカラーのシールも存在しますが、それは国内正規店でお直しをした際に貼られる『リペアシール』になります。

ブティックシールとリペアシールは、2016年6月以降に廃止となったため現在の商品などでは見受けられません。

⇩ブティックシール

⇩リペアシール

ブティックシールとリペアシールのイニシャル（販売店）

シールに記載されているイニシャルかでどこの店舗か分かるようになっています。

都道府県	イニシャル	店名
北海道	M.I	札幌丸井今井
宮城県	S.D	仙台三越
新潟県	I.N	伊勢丹新潟
千葉県	C.S	千葉そごう
東京都	G.G	銀座店
	G.Z	銀座並木通り店
	I.P	帝国ホテルインペリアルプラザ店
	I.S	伊勢丹新宿店
	M.T	日本橋三越店
	N.T	日本橋タカシマヤ
	O.C	小田急表参道店
	O.S	小田急百貨店新宿店
	S.I	西武池袋本店
	S.S	西武渋谷店
	S.T	新宿タカシマヤ
	T.T	玉川高島屋S.C
神奈川県	Y.S	横浜そごう
	Y.T	横浜タカシマヤ
愛知県	M.N	松坂屋名古屋店
	N.T	JR名古屋高島屋
	M.K	名古屋三越
大阪府	H.P	ヒルトンプラザブティック
	S.B	心斎橋ブティック
	O.D	大阪心斎橋大丸
	O.H	大阪阪急ブティック
	O.T	大阪高島屋
	O.R	大阪リーガルロイヤルホテル　（2009年11月閉店）
兵庫県	K.D	神戸大丸
京都府	D.K	大丸京都店
	K.T	京都高島屋
岡山県	S.B	岡山天満屋
広島県	H.F	広島福屋
愛媛県	I.Y	いよてつ高島屋
福岡県	H.D	博多大丸
	K.I	小倉井筒屋　（2009年7月閉店）
熊本県	K.R	熊本鶴屋百貨店　（2010年2月閉店）
沖縄	O.G	DFSギャラリア・沖縄

シリアルシールとギャランティカードの廃止について

現在シャネルではシリアルシールとギャランティカードの無いバッグが存在します。

その代わりメタルプレートにアルファベットと数字がランダムでレーザーで刻印されるようになりました。

これはロレックスのシリアルと同じように製造年式が特定できない仕様になったことになります。

2022年7月時点ではお財布には金具プレートの仕様は確認されず、今まで通り『シリアルシール』と『ギャランティーカード』が付いています。

高価買取を目指す為に気を付けていただきたいこと

上記でも述べた通り今後はシリアルからの製造年の推察は難しくなります。

そこで購入日が分かる『手書きの販売証明書』や『購入時のレシート（原本）』有無がプラス査定に繋がります。

購入日が分かるだけでなく、ランダムのシリアルナンバーに表示が変わったことを知らない方にとっては購入場所が分かる付属品は安心感につながります。

商品購入した際は一緒に保管をお勧めいたします。

 

⇩『手書きの販売証明書』

『手書きの販売証明書』には購入年月日やシリアル番号、購入場所が記載されています。

 

⇩レシート

赤枠：店名

青枠：購入日

黄色枠：商品名

緑枠：型番

紫枠：シリアル

水色枠：定価（税抜き）

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回はシャネルのシリアルやギャランティカードについてご説明いたしました。

近年様々な高級ブランドのシリアル（製造番号）の表示が変わったり、RFID(ICチップ)の導入が進んでいてその多くは偽ブランド(コピー品)対策となっています。

偽ブランドも年々模倣するスピードが早く、いたちごっことなる事が考えらえられますのでブランド側の進化は今後も続いていくかと思います。

また新たな情報などがありましたらご説明していきたいと思います。

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