高い精度と優れた機能を持ち、そしてシンプルながらも美しいデザインの時計で、創業以来長年にわたり自社で一貫して生産し続ける、時計マニアにもファンの多いジャガールクルト。

本日は「レベルソ デュオ ナイト&デイ」が入荷しましたのでご紹介致します。

ジャガー・ルクルトとは

出典：https://www.jaeger-lecoultre.com/jp/jp/home-page.html

1833年に発明家でもあり、時計職人でもあったアントワーヌ・ルクルトがスイスのル・サンティエという村に時計製造のアトリエを開いたのが始まりとされています。

当時は時計メーカーではなく部品供給メーカーで、世界三大高級時計ブランドのヴァシュロン・コンスタンタン、パテック・フィリップ、オーデマ・ピゲをはじめとした高級ブランドが自社の時計に搭載するムーブメントの製造を依頼するほどでした。

部品供給メーカーとしての期間1920年に時計メーカーとして参入して、1931年にインドのイギリス人将校がポロ競技中に文字盤を保護するためにケースを反転させたいという要望に応える形で誕生し、発表したのがルクルトの傑作である「レベルソ」です。

レベルソ デュオ

ラテン語で「回転させる」という意味を持つ“レベルソ”。

1930年頃、貴族の間で盛んだったポロ競技で運動中の衝撃からガラスとダイヤルを保護する目的で考案された時計です。

ケースそのものを180度回転するという構造は、当時革新的な技術として多くの注目を集めました。

1940年代に入ってプラスチック(樹脂)風防が登場するまで、腕時計に使用されていたガラスは非常に脆く、扱いには注意が必要なものでした。

レベルソ デュオ ナイト&デイ

レベルソの基本モデルは、反転する裏面は“何もない金属の面”ですが、その裏面にも時計を組み込み「両面時計」にしたモデルとなります。

デュオのムーブメントは２つの歯車が両面の時計を駆動するのではなく、ひとつの歯車で両面時計を駆動しています。

機能性

通常は両面の時計は同じ時刻を刻みます。しかし、側面にあるボタンを押すと、裏面の時刻だけ別の時刻に変更できる点が特徴があり、GMT機能として使える時計なのです。

ナイト＆デイこの機能は、昼夜（デイ・ナイト）の区別を視覚的に示し、旅行者にとって便利な「第二時間帯（ホームタイム）」の時刻が、昼なのか夜なのかを一目で確認できるようにするもので、裏面と表面の文字盤カラーが異なる点も、面白い要素です。