「金相場の高騰」が話題となってしばらく経ちましたが、現在でも日々上昇下降を繰り返しながら上向きを継続しています。

その大きな要因の一つとしては、世界的な世情不安やパンデミックによるものです。このような状況に置かれると「各国の貨幣価値」よりも信じられる「金の価値」に安定を求める結果が「金相場の高騰」となって今に繋がっているわけです。

また、金以外の貴金属（プラチナなど）はどうなのか？

今回は金やプラチナといった、お手持ちの貴金属を売りたいけれど、その仕組みはどうなっているんだろう？の疑問に対しお話してまいります。

金属の基礎知識

純度＝金やプラチナと、他金属の配合比率のことを表します。

金の場合

その純度が99．99％以上であれば純金として扱われ、K24と表記されます。いわゆる24金です。

配合する他金属の比率が高くなる、つまり金の純度が下がると、「K24」から「K22」「K20」「K18」「K14」・・・「K9」「K8」というように表記が変わっていきます。

24金から9金迄の指標があって、純度が高いほど買取額は上がります。

K24＞K22＞K20＞K18＞K14＞K10＞K9

他の金属を混ぜるわけは、「純度が高くなると柔らかくなる性質がある」ことがその理由です。

金だけではなくプラチナもそうなのですが、ジュエリーなどに使われた場合、変形しやすかったり傷がつきやすかったりするため、割り金をして硬さの補強をするという目的の為です。

※他の金属を混ぜることを「割り金」と言います。

金は一般にイエローゴールドなのですが、WG（ホワイトゴールド）・PG（ピンクゴールド）などのカラーゴールドもあります。

当然これらも「金」であり、特にホワイトゴールドは「割り金」にするパラジウムなどが、高い価値であることもあり、イエローゴールドよりも査定額が高くなります。

プラチナの場合

プラチナは「PtあるいはPT」で刻印されています。

純度が高い順は以下の通りです。

Pt999＞Pt950＞Pt900＞Pt850

Pt999は以前、Pt1000と表記されていたものと同等と考えて下さい。

何故呼称が変わったかというと、理論上100％純粋なプラチナを作ることが出来ない、言い換えれば不純物を全く含まない純金属の精製は現実的に不可能に近いから。との事です。

金属の確認方法

もっとも簡単な方法は「刻印」を確認する事です。

金もプラチナも純度を表わす刻印が表記されています。

◆「金」

24金ならば「K24」、18金なら「K18」という具合です。さらに750と表記されていたり、K18と750が併記されている場合もあります。

※ 750＝18/24 つまり24金を100として、18金は⇒24分の18＝750であるため。

また、国内で製造された製品であれば「K○○」となっていますが、まれに「○○K」と表記されたお品も見られます。

これはKの文字が後に来るので「あとK」と呼ばれています。国外産の製品に見られることがあり、この場合、金の純度にずれがある（表記通りではない）こともあります。

また、「純金」と刻印されているものもありますが、その場合は比重計という機器を使って金属の比重を確認します。これによりそれが何金なのかを知ることが出来ます。

※中には刻印があっても金ではないという事もあります。

また、金杯などによくみられる「GP」とつくものは金メッキ（ゴールドプレート）です。

メッキ製品についてはお買取りが出来ません。

◆「プラチナ」

ジュエリーとして考えると一般には、指輪＝リングに使われるものはPt999～Pt900までです。

Pt850は主にネックレスチェーンに使用されています。

プラチナも割り金の理由は金同様に「柔らかい」ことですが、もう一つの理由は黒みを帯びた色合いとなるためです。

◆「コンビ」

上記商品のように金とプラチナがそれぞれ使われているお品物もあります。いわゆる「コンビ」と呼ばれているものです。

この場合は、金属の割合が多い方・あるいはほぼ同等。という判断により査定致します。

刻印がない

刻印が入っていなくとも問題はありません。そういったお品も少なくはありません。

その場合、比重を測定する機器などがありますので、ほとんどのものはその場で確認する事が出来ます。

査定

この様に刻印を確認した上で、お品物の重量を測定します。

そして当日の金種ごとの買取相場を確認し、

金相場×重量＝査定額

査定額は買取り相場を基本とし、宝石価値や状態によってプラスアルファの上積みでご提示しております。

買取り価格の一例

※お品物の状態、付属品、相場、在庫状況により日々変動します。あくまで目安としてお考え下さい。

K18リング

お買取り価格　￥295,000-前後

K24/K18 コイントップ付K18ネックレス

お買取り価格　￥129,000-前後

PT900/PT850ダイヤモンドネックレス

お買取り価格　￥35,000-前後

K18ルビー/ダイヤモンドリング

お買取り価格　￥136,000-前後

宝石付きのジュエリー

残念ながら、宝石自体は多くの買取店では査定対象とはなっていないようです。

しかし、かんてい局会津若松店では販売も致しますので、お品物を吟味して重量から出た査定額に可能な限りプラスしております（査定対象とならない場合もございます）。

査定対象となる宝石は、ダイヤモンドとカラーストーンのうち、ルビー・サファイア・エメラルドなどです。

特にダイヤモンドは「4C」と言われる基準がポイントとなります。4Cとは「カラット（重量）」「カラー（色）」「クラリティ―（透明度）」「カット（研磨方法）」のことです。

カラーストーンは、色・透明度・大きさ・希少性などが評価ポイントです。

その他のプラス材料としては

◇ジュエリーデザイン　→　デザインには流行がありますので店頭販売を見据えた価値基準があればプラスになることもあります。

◇キズ・汚れ　→　商品化するに際して、洗浄研磨などを行います。展示可能な状態であることも重要です。

※鑑定書や鑑別書があればプラス材料になりうるので、お持ちであれば査定時にご提出下さい。

ブランドジュエリー

ハイグレードブランドの中でもトップに位置する「エルメス」「シャネル」「ルイ・ヴィトン」。

ジュエリーの扱いの多い「ティファニー」「カルティエ」「ブルガリ」など。

そしてジュエリーブランドとして有名な「ハリーウィンストン」など。

総じてブランド物であれば、金属の査定価格より高くなることが多々あります。

かんてい局会津若松店では、ブランド価値と金属としての価値双方の観点から、高額となる方をお客様にご提示させて頂いております。

状態が悪い品物

貴金属の買取額は相場と金種、重量によって決まる為、

「切れている」「変形がある」「潰れている」「片方しかない」「刻印を彫った」「壊れている」などによって査定額が下がることはありません。

しかし、かんてい局会津若松店はお買取り品の販売も行っていますので、洗浄・磨きなどの処置後に店頭・ネット販売に十分に値するお品物であれば、商品価値などをプラスさせて頂くこともありますので、状態が悪いものについては、ご期待には添えません。

最後に

いかがでしたか。

貴金属・ジュエリーを売りたいとお考えであればこの記事の内容を参考にして下されば、何が売れるか、どんなものが高くなるか、これは良さそうだなど。大まかなご判断も出来るのではないでしょうか。

ただし、買取り基準はどこでも同じというわけではありません。

お店ごと・会社ごとに査定の基準は違います。

先述のように宝石は査定から除外してしまう所もあるでしょうし、グラム当たりの金額も店によってかなり差があるようです。

これはそのお店がどの分野が強いとか（例えばブランド物の買取が強い・アパレルの買取が強いなど）、何に力を入れているとかといった特色も影響しています。

貴金属のお買取りで、質屋かんてい局会津若松店が目指すところは地域で一番であることを、確かな目と実績でその場所を目指しております。

 

ちょっとしたプレゼントコーナー略してちょいプレコーナーを設置しました！

自分へのご褒美はもちろん、友人や恋人、奥さん・旦那さんへのプレゼントにいかがですか？

ジュエリー＆アクセサリーはもちろん、ブランドボールペンや雑貨品、ベルトに財布等もございます！

ぜひ一度店頭にてご覧下さい。

現在当店で販売中の商品を楽天市場でもご購入が出来ます。

毎日新商品がぞくぞく入荷中です！

↓こちらをクリックして頂けると楽天市場で商品をご覧いただけます。↓