ルイ・ヴィトンの旅行バッグと聞いてキーポルやスピーディを思い浮かべる方が多いですよね？

キーポルとスピーディは形が似ている為、『どこが違うの？』と疑問を抱く方も少なくないバッグです。

今回はルイ・ヴィトンのバッグの中でも定番で人気なボストンバッグキーポルとスピーディについて紹介していきます。

是非最後までご覧ください。

由来

キーポルの由来

キーポルは1924年に発表されたボストンバッグで、スーツケースに折りたたんで収納できるボストンバッグとして発表されました。

当初はその軽さと容量の大きさからフランス語で、全て収納する という意味の“Tientout”と呼ばれていました。

後に現在の名前である英語の “Keepall”（全て収納する意味）となったようです。

スピーディの由来

1924年にキーポルを発売した後1930年代にキーポルを日常使いできるように、コンパクトサイズに改良されたバッグが発売されました。

その改良されたバッグはエクスプレスという名で登場し、そのエクスプレスがスピーディの原型となっています。

スピーディは、当時では一般的になりつつあった自動車での移動に対応できるよう車の助手席に置けるバッグとして誕生しました。

また、バッグの名前の由来としては世の中の移動手段がより速くなったことから1930年当初に、“express” (フランス語ですばやい)という名前で発売されましたが、のちに”Speedy”に改名されました。

違いと特徴

キーポルとスピーディは形状が良く似ている為、何が違うのか分からないという方が多いバッグと言われています。

簡単に説明しますと、旅行用のボストンバッグとして開発されたキーポルをもとにタウンユース用として作られたのがスピーディです。

キーポルの特徴

キーポルはスーツケースに折りたたんで収納できるよう、柔らかい素材を使用しているのが特徴です。

また、丸みを帯びたレザーハンドルには、ハンドルを固定するためのポワニエやネームタグがついているなど、長距離の移動や空港でバッグを預ける際に役立つ機能が備わっています。

1930年には、ショルダーストラップ付きのバンドリエールが発表されました。

このショルダーストラップはもちろん取り外し可能なので、シーンに応じて持ち方を変えられる特徴があります。

キーポルが発表された当時は自動車での移動が普及したころで、創業当時のルイ・ヴィトンは旅行鞄専門店にてトランクケースを主に販売していました。

トランクケースと別に持ち歩ける、手軽に運べるバッグとしてキーポルが発表されたのです。

スピーディの特徴

スピーディの最大の特徴は実用性の高さです。

旅行用のボストンバッグであるキーポルをもとに作られているため、高い収納力を誇ります。

キーポルと比べると小型なので日常使いしやすいのはもちろん、小型でありながら十分な高さとマチが確保されているため多くの荷物を収納することが可能です。

加えて、ファスナーの開閉も容易で多くの荷物を収納していてもスムーズに取り出すことができます。

デザインもシンプルで、ポケットが内側に一つあるだけで外側にはポケットが一切施されていません。

スッキリとした印象のデザインとなっているので、年齢や性別、ファッションスタイルなどを問わず幅広い方が使うことができる特徴もあります。

サイズ展開

キーポルとスピーディは4つのサイズが展開されています。

※在庫を切らしているサイズが複数ある為画像が無い部分があります。

キーポルのサイズ展開

キーポル45

幅45.0cm×高さ27.0cm×マチ20.0cm

キーポルの中で最も小さいサイズです。幅は45cmあるので、一番小さいと言っても小旅行や遠くへのお出かけの荷物程度なら余裕を持って収納できます。

1〜2泊程度の旅行用にピッタリのサイズ感なので旅行はいつも1〜2泊程度という人であれば、キーポル45がおすすめです。

キーポル50

横50.0cm×高さ29.0cm×マチ22.0cm

大容量の荷物が収納できるサイズ感です。

洋服やコスメアイテムなどの必需品はもちろん、旅行先で購入したお土産なども収納できます。

キーポル55

LV N414141 ダミエ・エベヌ キーポルバンドリエール55 

￥229,800(税込み)【楽天出品中】

横55.0cm×高さ31.0cm×マチ24.0cm

2〜3泊の旅行ならキーポル55がおすすめです。

幅50cmの収納スペースはかさばる冬服なども余裕を持って収納できます。

小さなスーツケースよりも多くの荷物を収納できるので、急な出張や旅行でもこれ1つあれば十分に対応可能です。

キーポル60

LV M41422 モノグラム キーポル60 

￥62,810(税込み)【楽天出品中】

横60.0cm×高さ33.0cm×マチ26.0cm

キーポルの中でも最も大きいサイズです。

キーポル60なら、3〜4泊分の荷物は十分に収納できるでしょう。

たとえ旅行先でお土産をたくさん買いすぎたとしても、全てキーポルに収納することができます。

スピーディのサイズ展開

スピーディ25

LV M41109 モノグラム スピーディ25

￥54,800(税込み)

横25cm×高さ19cm×マチ15cm

スピーディ25は、1965年、大女優オードリー・ヘップバーンの希望で誕生したサイズといわれており、大きすぎず小さすぎないちょうどよい大きさで、スピーディのなかでも人気のあるサイズです。

コンパクトでありながら、財布や携帯、メイクアイテムといった必需品を入れてもゆとりがあり、日常使いで荷物を探しやすく取り出しやすい、使い勝手のよいサイズです。

スピーディ30

LV M41527 ラマージュ スピーディ30

￥298,000(税込み)【楽天出品中】

横30cm×高さ21cm×マチ17cm

スピーディといえばスピーディ30と思い浮かべる程の定番サイズです。

B5サイズのノートや500mlのペットボトルを横に入れてもちょうどいいサイズとなっています。

財布や携帯などの必需品に加え何かと荷物が増えがちな人も、このサイズならゆとりを持って収納できます。コレクションしていれば、さまざまなシーンで活躍します。

スピーディ35

LV M41524 モノグラム スピーディ35 

￥98,010(税込み)【楽天出品中】

横35cm×高さ23cm×マチ18cm

スピーディ35は、しっかりとした存在感があるサイズになっています。

A4サイズがすっぽり入るため、資料などを入れてビジネスバッグとしても活躍します。南京錠が付いているので防犯面でも安心です。

書類以外にお弁当も入れられるゆとりがあり、1泊程度の旅行なら十分間に合うサイズ感となっています。

スピーディ40

横40cm×高さ25cm×マチ19cm

スピーディのなかで一番大きなサイズがスピーディ40、旅行用ボストンバッグのキーポルよりも少しコンパクトなサイズ感です。

大きすぎて日常使いが難しそうな印象がありますが、ビジネスや旅行をはじめ、ジムやスポーツなどの趣味を楽しむ人におすすめのサイズになっています。

新旧

キーポルの新旧の違いとして挙げれる部分が少なかった為キーポルとバンドリエールについてを先にご紹介していきます。

キーポルとバンドリエール

キーポルとバンドリエールの違いは、ショルダーストラップの有無です。

バンドリエールを持って旅行をする際は、ストラップを付けて肩からかけることで両手が空き、移動が楽になります。

徒歩移動の際や、駅やホームを移動することが多い新幹線を使った旅行向きのバッグです。

また、バンドリエールは、スポーツバッグとして使う方も多く見られる傾向にある為、ジムやヨガに行くときなど、スポーツユースに活用するのもおすすめです。

キーポルとバンドリエールは横の部分も違います。

バンドリエールはショルダーを付けるための金具がありますが、キーポルにはブランドロゴが印字されたヌメ革になっています。

また、キーポルは1924年に発売開始したので、1930年に発売されたバンドリーエルの方が後から誕生しています。

旅行における長時間の移動にも耐え、また疲れにくいように設計されていることなどが、生産終了をする商品もある中、販売され続けている根強い人気の秘訣と言えますね。

スピーディの新旧

※当店には現在 新型のスピーディが無い為すべて旧型での紹介になります。

内側のポケット

新型はファスナー付になりますが旧型はオープンタイプになっているそうです。

ファスナーポケットになっていれば外を走った際に小物類がポケットの外にこぼれる心配がなくて使用しやすいですね！

内側のポケット生地

新型は内側と同じキャンバス地になっています。

旧型はオープンポケットの中がキャンバスの上にコーティングされている為光沢があるがある素材になります。

ハンドルの付け方とステッチの縫い方

新型はビスの上にステッチが縫われていますが旧型はビスより下に縫われており、この仕様変更は旧モデルの弱点ともいえるビス外れに対応した仕様変更と言われています。

ハンドルの付け根は外見で分かるポイントなので、是非チェックしてみてください。

内ポケットのコーティングもベタツキの原因になりやすい部分でしたが、新型からは無くなり、ハンドルステッチの範囲が広がった事でより頑丈になり、長くご愛用出来るデザインに進化しました。

スピーディのサイズ展開やバリエーションの多さもさる事ながら、こうした時代に合わせた変化が長く愛される秘訣なのかもしれませんね。

最後に

今回はルイ・ヴィトンのキーポルとスピーディの由来・違いと特徴・サイズ展開・新旧の違いについてご紹介させていただきました。

それぞれの違いなどが、この記事を通して皆様に伝われば幸いです。

ルイ・ヴィトン創業当時のトランク作りから続くテーマの旅に沿って、キーポル・スピーディと共に、新たな旅に出かけてみませんか？

伝統を大切にしつつ、時代に合わせて変化し続けてきたルイ・ヴィトンのアイテムをライフスタイルに合わせて是非楽しんでみてください。

今回はブランドバッグのご紹介でしたが、当店には様々なブランド財布、ジュエリー＆アクセサリー、腕時計、お酒、電動工具を販売しております。

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