金相場の高騰が続き、多くのお客様にご来店頂いておりますが、質屋かんてい局会津若松では、お品物の刻印や重量を確認する以外に、貴金属の査定時には、他のお品物にはない査定を実施しております。

それはご持参頂いた金属の純度（K18やPT950など）を特定する検査と、金属反応の有無を確認する検査の2つです。

それではさっそくご紹介します。

比重計

この装置は当該貴金属が、刻印通りの純度なのかを確認するためのものです。手順は以下の通りです。

このK18（18金）リングを例にして確認します。

①装置のモードボタンで金・プラチナなど金種を設定します。

②貴金属を水が入った比重計の中に入れます。

③その貴金属の比重値が測定表示され、純度が判明します。

※例えばK18（18金）ならば、「Gold 18」とされれば刻印通りと分かるわけです。

上記の説明のように、お品物を水の中に入れる必要があるため、必ず検査前にお客様のご了承を頂きます。

試金石

こちらは試金石という特殊な石に、当該貴金属をほんの僅かこすりつけて貴金属か否かの反応を見るためのものです。手順は以下の通りです。

①試金石に貴金属を軽くこすりつける。

②こすった跡に微量の硝酸を垂らす。

③こすり跡が消えずに残っていれば金やプラチナの可能性が高くなります。

その他、総合的判断でそのお品物をお買取りさせて頂きます。

※水に入れるだけとは違いますので、「こする」に際してはキズが付かない程度に細心の注意を払っておりますし、見て分かるようなキズにはなりません。

※こちらもお客さもの事前了承があって実施となります。仮に了承が得られなければお買取りをお断りさせて頂く場合がございます。

現在の相場

当店のブログでも再三、金相場の高騰に関した内容をアップしております。

金製品はイエローゴールに限らずカラーゴールドゴールドであっても価値は変わらず、むしろパラジウムを合金としているホワイトゴールドに至っては同じ重量のイエローゴールドよりも買取相場は高い状態です。

また金ほどではありませんが、プラチナの買取相場もこのところ上昇を見せています。

今後の事は分かりませんが

◆コロナなどのパンデミックがもたらす不安

◆ウクライナとロシア、ガザ地区とイスラエル、ミャンマーの内戦といった戦争

◆強いドルと弱い円

といった各国それぞれの世情が、他国にも不安要素をもたらしている事が影響しているとみられています。

最後に

いかがでしたでしょうか。

確認作業により売り手であるお客様と、買い手である私ども店側の双方が、より安心してお品物を売買する事が出来ます。

世の中のあらゆる方面における技術の進歩は、時にマイナスの方向に働く事もあります。

それにより発生する諸事情を回避するためにはどうしても必要な確認作業である事をどうぞご理解頂きご了承下されば幸いです。

そして何度も繰り返しますが、これはお客様に事前にご了承を頂いての検査です。

今後も何卒ご協力の程、宜しくお願い致します。

お知らせ

期間が7/20(土)～8/25(日)27日間（火曜、水曜は定休日となっています）の開催のなっています。

早いもの勝ちのお品物が多いですのでそこはご了承ください。

また今回は販売するお品物をご紹介しましたが、2周年祭という事で買取強化もしています。

査定は無料ですので是非一度店頭にお越し下さい。

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