シャネル（CHANEL）と言えばCが対照的に組み合わされたマークと、特徴的なブラックカラーが真っ先に思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。 

ブランドにあまり興味がない方でも、このマークを見ると一目でシャネルと分かる、あの代表的なマークの事です！

シャネルは、女性の誰もが一度は憧れるハイブランドで、その中でも定番で人気ライン【マトラッセ】のチェーンショルダーバッグやチェーンウォレットといったアイテムには欠かせないマークとも言えるのではないでしょうか？

本日は、そんな誰もが知る【CHANEL（シャネル）】のブランドの特徴からココマークの誕生までをご紹介致します！

CHANEL（シャネル）とは

シャネルとは、世界中で人気のある高級ラグジュアリーブランドで、主に自立した女性に向けたコンセプトの商品を展開しており、気高く気品あるデザインが特徴のブランドです。

始まりは1910年、創業者のココ・シャネルがパリに帽子専門店をオープンしたことから、シャネルの歴史がスタートしました。 

『シャネル・モード』という帽子のアトリエを構え、当時の主流であった大きな飾りが沢山ついた豪華なものとは対照的な、シンプルでデザイン性の高い帽子を生み出し、人気を得る事が出来ました。

シャネルは創業当初から、ほかのハイブランドとは一線を画す特徴を持っていた事もあり、その斬新さとココ・シャネルのカリスマ性を武器に、洋服へと規模を拡大し大企業へと成長してきました。

 

ブランド意識の強みと特徴

品物はレディースのみ

シャネルの品物には、メンズがありません。

厳密に言うとメンズはあるのですが、あくまで「女性から男性への贈り物」という想定で販売されています。

ここまで徹底してレディースにこだわるのは、世界で初めて女性のためにデザインするという行動をおこした事が大きく関係しております。  

創業当初、ヨーロッパの女性の服のスタンダードはコルセットとバルーンスカートでしたが、これは男性の理想の服を着ているに過ぎませんでした。

これを変えるきっかけを与えたのが、シャネルの服です！

窮屈なコルセットを廃止し、機能性に優れた女性が着やすい服をデザインしました。 

シャネルにレディースしかないのは、女性のための服というコンセプトを反映しているからなのです。

黒の表現へのこだわり

シャネルは、黒に特別なこだわりを持っています。

当初は、黒い服というのは死者に向けた色という認識だったため、ファッションにおいては数少ないものでした。

それをシャネルは「モード色」として、自分のブランドに取り入れたのです！

それまで黒は男性が身に着ける色で、女性が着るのは哀悼の意を表す時のみでしたが、シャネルは【あらゆる色に勝る色は黒】として『自立した働く女性の象徴』『格式高く気品のある色』を感じられる黒を採用したのでした。

シャネルにとって黒は、女性の新しい生き方を示すための、自立の色だったのです。

今では無難な色として見てしまう色ですが、シャネルの黒がオシャレでカッコ良く見えるのは、思い入れや黒への考えが深く、品物に表れているからかもしれませんね。

 

楽天にて販売中のシャネルバッグ

CHANEL (シャネル) チェーン マトラッセ23 トリプルステッチ 

※画像をクリックすると詳細をご覧いただけます。

 

 

ココマークの誕生秘話

シャネルのCが対照的に組み合わさったマークを【ココマーク】といいます。

最初にココマークが印字されたのは、1921年に登場した代表的な香水「No.5」のパッケージでした。 

その後、ココマークは1925年に少しモデルチェンジされましたが、それ以降はこれといった変更はなく、1世紀近くにわたって同じものを採用しています！

そんなココマークの誕生秘話としては以下の2つの説が有名とされています。

 

ココ・シャネルが若かりし日の事 

名前のイニシャルである『C』の文字を書いた２枚の紙を手にしていたとき、片方の薄紙が偶然裏返り『C』の文字が反転しました。

そして、ココ・シャネルが反転した文字と通常の文字を何気なく重ねてみた結果、Cが対照的に組み合わさったシャネルのロゴマークが誕生しました。

この歴史的瞬間は、映画【ココ・シャネル】にて、ココ・シャネルのインスピレーションが沸き上がる瞬間がリアルに描かれています。 

 

ココ・シャネルが南フランスに訪れた時

香水の試作の為、ココ・シャネルが南フランスのワイナリーに訪れた時のことでした。 

ワイナリーは古城を改築した『シャトー・ド・クレマ』という場所で、壁面にはココマークと同じようなマークが記してあり、そのマークを気に入ったココ・シャネルは城主の許可を得てマークとして採用したとも言われております。 

 

ココマークはココ・シャネルによって考案されたものの、ココマークが何を意味するものなのかの起源について記録は残さなかったそうです。

現在では映画となった上記の内容が起源だという説が有力となっております。 

 

ここからは余談ですが、【逆ココマーク】も存在します。

逆ココマークとは重なり方が本来と逆の形であるのが特徴的です。

通常のココマークの重なり方は『上のCは右が上に、下のCは左が上』に重なっています。

それに対して逆ココマークは『上のCは左が上に、下のCは右が上』に重なっているという形になっています。

これはヴィンテージアイテムの中にごく僅かに存在する仕様で、ファンの間では【幻のココマーク】と呼ばれており、大変貴重な仕様となっています。

いつか、そんな幻のココマークを見て見たいものですね！

 

楽天にて販売中のシャネルバッグ

CHANEL（シャネル）ネオエグゼクティブトート

※画像をクリックすると詳細をご覧いただけます。

 

査定UPのコツ

世界中で人気があり価値を認められているシャネルは、新品で高価な金額でも購入する人が絶えず、中古品になったとしても価値が高い品物のブランドです。

査定をするなら少しでも高く売りたいですよね。そんな方の為に査定額アップのコツをご紹介致します。

 

付属品の確認

どの品物にも言える事ですが、ご購入時についてきた物が全て揃っているのが、査定の時のベストな状態になります！ 

シャネルの付属品として一般的にある物

ギャランティーカード 

 

箱/布袋

査定の前に一度探してみてからお持ち込み頂くことをオススメします！

また、上記以外にもありましたら一緒にお持ちになってみて下さい！   

 

クリーニング

査定する時に、注目するポイントは【使用感】です。

中古でハイブランドの物を買う時は『少しでも綺麗で、安い方がいい！』と思うのは誰もが同じですよね。

ですので、品物が埃まみれでお持ち込みになると、査定する際【クリーニングしたところで、どれくらいまで綺麗になるのか分からない】という事から【クリーニングしても最悪、汚れが取れなかった事】を想定しての査定になってしまう為、せっかくの価値を落としてしまう事になります。 

拭けば取れる汚れだったとしても、鑑定士がクリーニングをして査定することは、基本ありません。

理由としては、お客様の品物をクリーニングして余計に傷つけたり、色の変色が出たりした場合に責任が取れないからです。 

少しでも査定をアップする為にも、事前にお客様の手で埃や汚れを落としてからお持ち込み頂くことをおすすめ致します。   

 

簡単なクリーニング方法

バッグや財布などの革製品の場合には、水気が大敵な可能性もあります！

クリーニング際は、ティッシュや乾いた布で拭いたり、柔らかいブラシで埃ををはたいて落とす程度で大丈夫です。

ちょっとひと手間加えるだけで査定アップに繋がるかも知れませんので、ぜひ参考にしてみて下さい！

 

最後に

いかがでしたでしょうか？

本日はシャネルの歴史から、ブランドのトレードマークでもある【ココマーク】についてお話させて頂きました。少しでも参考になれば幸いです。