かんてい局通信

Kantei Tsushin

質屋と買取専門店始めやすいのはどちらなのか?業態ごとに説明します

こんにちは、FTC株式会社の古田です。

今回は私たちが展開している『質屋』と『買取専門店』どちらが儲かるのか、についてお話しさせていただきます。

新しく事業を始めたり、独立を考えるにあたって重要なポイントになる「利益・収入」の参考になればと思います。

 

この記事では

・どちらの業態がどれくらい儲けられるのか

・業態によって利益に差が出る理由

について解説し、

・始めやすい業種はどちらなのか

についてもお話ししていきますので、新規事業や独立を考えている方はぜひ参考にしてください。

 

質屋と買取専門店どちらが儲かるのか

まず結論から言います。

儲かるのは質屋です。

まずはコチラをご覧ください。

この3つのグラフは弊社直営店「質屋かんてい局茜部店」と「買取専門かんてい局大垣店」の2022年1~12月の「売上」「買取」「原価粗利」の3つを比較したグラフです。

表にも書いてありますが、青い線が茜部店、オレンジ色の線が大垣店の数値になります。

それぞれ見比べてみると、青色の線は大きく上下していた時期があり、オレンジ色の線は1年を通して安定していることがわかります。

どちらも弊社の直営店であり、もちろんノウハウも全く同じです。

にもかかわらず、どうしてこの差が生まれるのか、その理由を今から解説していきます。

 

質屋と買取専門店では何が違うのか

ではなぜこんな差が生まれるのか、質屋と買取専門店では何が違うのかを説明していきます。

質屋と買取専門店の利益構成が違う

質屋の利益構成は

①お店やネットで売った商品の利益

②業者販売で出た利益

③質預かりの利息収入

この3つで構成されています。

 

対して買取専門店は、

①お店やネットで売った商品の利益

②業者販売で出た利益

の2つで構成されています。

 

茜部店の場合、1ヶ月の利息収入が400~500万ほどありますので、大きな差がついてしまいます。

 

高額商品の持ち込み量が違う

これが2つ目の理由です。

2つの業態のイメージを考えてみると、

買取専門店・・・商品を買い取ってもらうところ

質屋・・・お金を借りるところ

といったところでしょうか。

 

このイメージをもとにどちらがより高額品が持ち込まれやすいかを考えてみます。

質屋で多くお金を借りるにはそれ相応の金銭価値のあるものを預けなければなりません。

もちろん大金を必要とする人ばかりではありませんが、やはり必要とされる人も多くいらっしゃいます。

そのため質屋の方が高額品を持ち込まれる確率が高いといえます。

私自身が質屋かんてい局、買取専門かんてい局両方に所属していたこともあるので、実体験していることですが、ロレックスを例に考えると1ヶ月間でロレックスを見る回数は圧倒的に質屋にいた時の方が多かったです。

買取専門店の場合は、高額な商品も持ち込まれますが、どちらかというと処分ニーズが多く、低単価な商品が多く持ち込まれます。

そのため買取点数でいえば質屋も買取専門店もそこまで差はありません。

しかし低単価であるために利益が伸ばしにくくなってしまうのです。

高額品は買取単価も上がりますが、その分利益単価も大きいため、利益を伸ばしやすくなります。

換金先が違う

利益を出すためには買取した商品を換金しなければなりません。

それは質屋も買取専門店も変わらないのですが、主だった換金先と言いますか、換金先の比重が異なります。

【質屋の場合】

①店頭・WEB販売(売先→一般顧客)

②セリ場換金(売先→業者)

③業者換金(売先→業者)

 

【買取専門店の場合】

①セリ場換金(売先→業者)

②業者換金(売先→業者)

③店頭・WEB販売(売先→一般顧客)

 

どちらも換金先の種類としては変わりません。

質屋の場合はお店の半分ほどを使い、本格的な売り場を作成しています。

買取専門店でも私たちは売り場を設けていますが、やはり規模的な面であったり、売り場のアピール力といった面では質屋に及ばず、一般顧客へ販売できる頻度は少なくなってしまいます。

始めやすいのはどちらなのか?

では始めやすいのはどちらなのか。

直営店と営業部どちらにも所属していた私の意見をお話しします。

始めやすいのは買取専門店です。

初期費用の面では買取専門店の方が質屋よりも少なく始められます。

買取専門店の場合は運転資金を除いて約1300万円。

質屋の場合は運転資金を除いて約1億円、規模によっては約2億が必要になります。

どちらも大金であることに変わりませんが、まだ個人資産と公庫の融資などで始められます。

 

続いて商品知識。

これに関しては、個人的な意見になるのでもしかしたら賛否あるかもしれません。

まず求められる知識量に関しては質屋も買取専門店も大差ありません。

買取専門店も質屋も頻度の差はあれ高額品は持ち込まれるので、覚えなければならないことはたくさんあります。

知識のアップデートは常に必要で、それをわかりやすくお客様に伝えるアウトプットの方法も常に新しくしていかなければなりません。

これからリユース事業に手を出そうという法人様や、脱サラ・独立を考えている方には買取専門店をお勧めします。

最後に

やはり儲かるのは質屋です。

現に質屋から始めて多くの営業利益を出している加盟店様もいらっしゃいます。

 

質屋をやりたい!と思っていただけている方もいらっしゃるかもしれませんが、まず買取専門店で接客などに慣れていただき、あとから質のシステムを後付けする形でランクアップできますので、まずは買取専門店からスタートさせることも検討していただけたらと思います。

 

費用を用意できる方であれば質屋をお勧めしますが、質屋も利益が出て軌道に乗るまでには時間を要します。

それまでは入ってくるお金よりも出ていくお金の方が多くなりますので、それに耐えられるだけの資金力が必要です。

 

出店形式についてもご相談に乗らせていただきますので、ぜひ一度オンライン説明会にご参加ください。

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