HERMÈSの歴史【伝統と革新(1980年代〜現在】
こんにちは、かんてい局南高江店です。
今回がラストのエルメスの歴史についてです。
バーキン誕生のドラマ
1984年、飛行機の中での偶然の出会いから、女優ジェーン・バーキンと当時の社長
ジャン=ルイ・デュマによって生まれたのが、あの有名なバーキン・バッグです。
彼女が「使いやすくて上品なバッグが欲しい」と話したことがきっかけで、エルメスの職人が手作りで仕上げたバッグをプレゼント。
そこから商品化され、今や“世界で最も手に入りにくいバッグ”と呼ばれる存在になりました。
クラフトマンシップの象徴として
バーキンやケリーをはじめとするエルメスの製品は、
すべて1人の職人が最初から最後まで手掛けるという徹底した品質管理のもとで作られています。
完成までに数十時間を要し、縫い目の一つひとつに職人の技と誇りが込められています。
「大量生産ではなく、本物の価値を届ける」エルメスが今も変わらず大切にしている哲学です。
モダンな進化と新たな挑戦
近年のエルメスは、伝統を守りながらも新しい試みにも積極的です。カジュアルラインの「エルメス・アヴァロン」や、
現代的なスニーカー、スマートウォッチとのコラボ(Apple Watch Hermès)など、時代に合わせたアイテムを展開しています。
それでも決して「流行だけ」を追わないのがエルメス。どんな製品も「長く愛されること」を前提にデザインされています。
