スタッフブログ

ROLEX ディープシーの歴史

皆さんこんにちは。かんてい局南高江店です。

今回はロレックスのディープシーについてまとめていきます。

 

深海への挑戦から生まれた時計

ロレックスの「ディープシー(DEEPSEA)」は、ダイバーズウォッチの最高峰として知られるモデル。

そのルーツは1953年、ロレックスは初の本格的ダイバーズウォッチ「サブマリーナ」を発表。
このモデルが“水中時計の時代”を切り開きました。


その後、さらに深海探査を目指して誕生したのが「シードゥエラー(Sea-Dweller)」シリーズです。

ディープシーは、そのシードゥエラーの最上位モデルとして2008年に登場しました。

ロレックスが掲げたテーマは「人間が到達できる限界の深海で動き続ける時計をつくる」。

まさに“究極のプロフェッショナルダイバーズウォッチ”として開発されたのです。

驚異の耐圧性能と技術革新

ディープシー最大の特徴は、3,900メートルという驚異的な防水性能。

これは、一般的なダイバーズウォッチ(300m防水)をはるかに超える数値です。

その秘密は、ロレックス独自の「リングロックシステム」。

高強度ステンレス、チタン合金の裏蓋、そして厚さ5mmを超えるサファイアクリスタルを組み合わせた構造により、

深海の圧力にも耐える堅牢なケースを実現しました。

また、深海からの浮上時に生じるヘリウムガスを排出する「ヘリウムエスケープバルブ」も装備。
長期間の飽和潜水にも耐えられるよう設計されています。

これらの革新技術によって、ディープシーは“ロレックス史上最も頑丈な時計”として名を刻みました。

チャレンジャー号と「ディープシー・チャレンジ」

ディープシーの名をさらに有名にしたのが、映画監督であり探検家のジェームズ・キャメロンによる挑戦です。

2012年、キャメロンはマリアナ海溝の最深部、水深10,908メートルへの単独潜航に成功。

その際、潜水艇の外部にはロレックスが特別に開発した実験時計「ディープシー・チャレンジ」が装着されていました。

この時計はなんと、水深12,000メートルまで耐えられる圧倒的な性能を誇り、世界中にロレックスの技術力を知らしめました。

そして2022年には、その実験時計をもとにした市販モデル「ディープシー・チャレンジ(Ref.126067)」が登場。

チタン合金製ケースを採用し、従来のステンレスモデルより軽量化。

まさに、ロレックスが到達した“深海の最終形”とも言えるモデルです。


今回はここまでです。

こちらのディープシーはかんてい局南高江店の店頭にて販売しております。

ご興味のある方は是非ご来店ください。